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にこにこの來唯ちゃん
がんばるもん!
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睡眠薬が効いてきた頃を見計らい、私は静かにドアを開ける。三人は椅子に座ったまま気持ち良さそうに眠っていた。
私はすでに興奮していた。久々に若い体を弄くりまわせる。柄にもなく浮き足立っていた。
「ぱぱ~もうはいってもいい?」
來唯がドアの影から顔だけを出し、そう言った。
「ああ。確かこれがいいんだったな。名前は葵だったか」
私は眠っている人間を指差した。
「うん! それ!」
來唯はぴょんぴょんと跳ねた。私は笑いながら來唯の分を担ぎ上げ、部屋を出た。後の二人が逃げ出さないよう、しっかりと鍵をしめる。
「ぱぱ! さいしょにくゆいがさすからね! ね!」
來唯はポケットから五寸釘を取り出した。早く刺したくてたまらない。そんな表情をしていた。
「まてまて慌てるな。まずは舞台作りからだ。頑張るんだぞ」
「うん!」
來唯は手を挙げながら頷いた。私達は準備を終えていた拷問部屋へと向かった。
「ぱぱ~うまくいかないよぉ~」
來唯が半泣きで私を見てきた。
「しようがないわね。私が手伝ってあげる」
五望が、床に置かれている葵の側に駆け寄った。
「だから言ったじゃない。服を脱がせる時は切れば良いの。どうせもう着れないでしょ?」
五望はそう言いながら、葵の服を鋏で切り始めた。
私はその光景を椅子に座りながら見ていた。
來唯は最初、手で服を脱がそうと悪戦苦闘していた。気を失っている人間の体は重たい。まだ力の弱い來唯ではうまく脱がせる事は出来るはずもない。
五望はそんな來唯を見かねて手伝い始めたのだ。
五望は手際よく服を切っていく。葵は直ぐに下着だけにされ、その下着も切り取られていった。
「......ふむ」
私は、一糸纏わぬ姿になった葵を見物する。
予想通り、まだまだ未熟な肉体だった。乳房といえる膨らみはそこにまだ無く、乳首だけがぷっくりと膨らんでいた。陰毛は未だ生える気配すら見えない。高校生でここまで未発達な体も珍しかった。体に関してはまだ子供寄りといえるだろう。
「それじゃあ、しばっていくよ!」
來唯は手を、五望は足を持ち、板の上に乗せた。ちょうど葵よりも一回り大きい木の板だ。板裏の四隅にはロープが取り付けられており、途中で一本に纏められ滑車に繋がっていた。
二人は木の板に葵を乗せた後、それぞれの固定場所に手足を縄で縛っていく。大の字に縛り付けられた葵は何も知らずに眠っていた。
「ど・こ・に・し・よ・う・か・な~」
來唯は葵の体を指差し始めた。
「ここ! おちんちん! いい?」
來唯はいたずらっ子特有の笑いを浮かべ、私を見た。
「......下品ね」
五望が呆れた表情を見せた。
私は苦笑しながらも頷く。この年頃はこんなものだろう。しようがない。
そう思いながら考える。もし私なら......
私なら、手足をそれぞれ板に打ち付け、縛っている縄を解くだろう。そのままぶら下げ、自重で釘が抜けるまで待つ。もちろん下には釘を並べる。
一本抜ければバランスを崩し、後の三本も直ぐに抜けるだろう。その時の表情が見たい。絶望と苦痛に歪んでいることだろう。そして釘の山に落ちていく――。
「じゃあいくよ!」
來唯は左手で釘を持ち、ぴたりと陰部の中心に当てる。そして右手に持っていた金槌を振り上げ、にっこりと笑った後、勢い良く釘の頭に降り下ろした。
私はすでに興奮していた。久々に若い体を弄くりまわせる。柄にもなく浮き足立っていた。
「ぱぱ~もうはいってもいい?」
來唯がドアの影から顔だけを出し、そう言った。
「ああ。確かこれがいいんだったな。名前は葵だったか」
私は眠っている人間を指差した。
「うん! それ!」
來唯はぴょんぴょんと跳ねた。私は笑いながら來唯の分を担ぎ上げ、部屋を出た。後の二人が逃げ出さないよう、しっかりと鍵をしめる。
「ぱぱ! さいしょにくゆいがさすからね! ね!」
來唯はポケットから五寸釘を取り出した。早く刺したくてたまらない。そんな表情をしていた。
「まてまて慌てるな。まずは舞台作りからだ。頑張るんだぞ」
「うん!」
來唯は手を挙げながら頷いた。私達は準備を終えていた拷問部屋へと向かった。
「ぱぱ~うまくいかないよぉ~」
來唯が半泣きで私を見てきた。
「しようがないわね。私が手伝ってあげる」
五望が、床に置かれている葵の側に駆け寄った。
「だから言ったじゃない。服を脱がせる時は切れば良いの。どうせもう着れないでしょ?」
五望はそう言いながら、葵の服を鋏で切り始めた。
私はその光景を椅子に座りながら見ていた。
來唯は最初、手で服を脱がそうと悪戦苦闘していた。気を失っている人間の体は重たい。まだ力の弱い來唯ではうまく脱がせる事は出来るはずもない。
五望はそんな來唯を見かねて手伝い始めたのだ。
五望は手際よく服を切っていく。葵は直ぐに下着だけにされ、その下着も切り取られていった。
「......ふむ」
私は、一糸纏わぬ姿になった葵を見物する。
予想通り、まだまだ未熟な肉体だった。乳房といえる膨らみはそこにまだ無く、乳首だけがぷっくりと膨らんでいた。陰毛は未だ生える気配すら見えない。高校生でここまで未発達な体も珍しかった。体に関してはまだ子供寄りといえるだろう。
「それじゃあ、しばっていくよ!」
來唯は手を、五望は足を持ち、板の上に乗せた。ちょうど葵よりも一回り大きい木の板だ。板裏の四隅にはロープが取り付けられており、途中で一本に纏められ滑車に繋がっていた。
二人は木の板に葵を乗せた後、それぞれの固定場所に手足を縄で縛っていく。大の字に縛り付けられた葵は何も知らずに眠っていた。
「ど・こ・に・し・よ・う・か・な~」
來唯は葵の体を指差し始めた。
「ここ! おちんちん! いい?」
來唯はいたずらっ子特有の笑いを浮かべ、私を見た。
「......下品ね」
五望が呆れた表情を見せた。
私は苦笑しながらも頷く。この年頃はこんなものだろう。しようがない。
そう思いながら考える。もし私なら......
私なら、手足をそれぞれ板に打ち付け、縛っている縄を解くだろう。そのままぶら下げ、自重で釘が抜けるまで待つ。もちろん下には釘を並べる。
一本抜ければバランスを崩し、後の三本も直ぐに抜けるだろう。その時の表情が見たい。絶望と苦痛に歪んでいることだろう。そして釘の山に落ちていく――。
「じゃあいくよ!」
來唯は左手で釘を持ち、ぴたりと陰部の中心に当てる。そして右手に持っていた金槌を振り上げ、にっこりと笑った後、勢い良く釘の頭に降り下ろした。
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