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1章
パーティー結成だぁぁぁぁ!
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1.裕次郎は、ルイーゼが意識を取り戻すまで待つことにした。イザベルから聞いた話だと、悪い奴ではなさそうだ。たぶん・・・ そう思いながら、裕次郎はうつむく。
・・・ん? なんか足元が寂しい気がする。何だろう。こう、癒し? じゃなくて温かさ? モフモフ感?
『わん! わんわん!』
裕次郎の頭の中で、豆芝の鳴き声が響き渡る。
「ああああああ!!!! 豆芝教室に忘れたあああああ!!!!」
立ち上がった裕次郎は絶叫し、辺りを見回す。しかし、『お前うるせぇよ』と言わんばかりの視線以外、何もない。
「どうしたのだ? いきなり大声を出して?」
イザベルが心配そうに裕次郎を見つめる。
「豆芝教室に忘れて来ちゃった・・・」
裕次郎は、呟くようにそう言う。あの、化け物みたいなのしかいない、二年F組に忘れてきたんだ。今頃どうなっているか分からない。食べられてるかもしれない。裕次郎は絶望した。
「何を言っている? 豆芝ならしっかり着いてきていたではないか。今も魔力を感じるぞ」
イザベルは、呆れながら首を振る。
「えっ、どこ? どこ? どこ?」
裕次郎は必死に探すが、見つからない。
「まったく。豆芝の魔力を感じればいいのだ。・・・今は医療病棟の裏にいるようだぞ。あそこは芝生のスペースがあるからな。遊んでいるのだろう」
イザベルがそう言った。裕次郎は急いで医療病棟を出ると、裏に回る。するとそこには・・・
「わん! わん!」
そこには、二つの頭、黒い毛並み、可愛らしいしっぽ。豆芝がそこにいた。
「まめしばぁぁぁぁぁ!」
「わん! わ~ん!」
『ガシィ!』
裕次郎と、豆芝はしっかりと抱き合った。そのままくるくると回りながら地面に倒れる。
「あの、その子あなたのワンちゃんですか?」
すぐ近くで女の子の声がする。イザベルが『ワンちゃん』なんて言うわけないし・・・
倒れたまま首だけで声の方を見ると、女子生徒が裕次郎の前に座っていた。
・・・あ。パンツ見えそう・・・じゃなくて!
裕次郎は慌てて起き上がる。
「えっと、豆芝と遊んでくれていたんですか?」
裕次郎はその女子生徒に尋ねる
「豆芝・・・ああその子のことですね。はい。そうです。あなたが飼い主ですか?」
その女子生徒は少し笑いながら尋ねた。
「そうです。あ、俺の名前は裕次郎=石神です。よろしく」
裕次郎はそう言いながら女子生徒を見つめる。なんか、どこかで見た気がする。髪は茶色で、肩ぐらいまで。イザベルや、ルイーゼみたいに派手じゃないが、整った、可愛い顔をしている。うん。かわいい。
「私は、二年A組、シャルロット=ウインターです。えっと、私の事、覚えていませんか?」
そのシャルロットと名乗った生徒は、少し残念そうに尋ねた。
「すいません・・・」
ダメだ。二年F組の生徒たちが強すぎて、頭から離れない。
「えっと、今朝、イザベルさんから助けていただいたんですけど・・・」
「ああ!あのときの!」
裕次郎は思い出した。あの、イザベルの剣を落としてしまって、ビビりまくっていた生徒だ。
「イザベル、ああ見えて悪い人じゃないはずだから許してあげてね」
裕次郎は続けてそう言った。
「分かりました。それで、あの、実はお願いがあるんですけど・・・」
シャルロットは、もじもじしながらそう言った。
「何ですか?」
「はい・・・私と、三人一組を組んでほしいんです!」
シャルロットは、顔を真っ赤にしながらそう言った。
・・・ん? これはもしかして、もしかする? イザベルという悪魔から、か弱い女の子を助けた俺。ああ。これはモテる。
「えっと、理由を聞いていいかな?」
裕次郎は確証が欲しかった。もし勘違いだったら恥ずかしすぎる。
「はい。実は初めて見たときに、いいなと思って、二回目の再開で、運命的というかなんというか・・・」
シャルロットは顔から湯気が出そうになるまで、赤くなっている。
・・・これ来たわ。俺の時代来ましたよ。あの魔術を教えてくれた老人、俺の事見てるかな。やったよ。
「えっと、どんなところが好きなんですか?」
裕次郎は思わずにやけながら尋ねる。
「えっと、まず、目が印象的でしたね。綺麗な目をしていたから」
「うんうん」
「それと、さわり心地です」
「うん?」
「それから毛並みもいいですよね」
「・・・」
「頭が二つあるのも個性的ですし」
・・・マジかよ。俺、毛並みもそんなに良くないし、頭も一つしかねえよ。誰かなそれは。
「裕次郎さんは、そう思いませんか?」
シャルロットはそう言いながら、裕次郎の手から離れていた豆芝を抱きかかえた。
・・・ふざけんなよ! マジでふざけんなよ! もうこれ立ち直れないよ。俺、豆芝に女の子を奪われた・・・そもそも俺が持っていたわけでもなかった・・・
裕次郎は心が折れかけていた。しかし、折れるその寸前、中学時代の記憶が甦る。
「裕次郎くん。ずっと前から好きでした! 付き合ってください!」
「えっ、ありがとう。じゃあこれからよろしくね」
「・・・バーカ、嘘だよ。これはドッキリです~本気で付き合うわけないじゃん!」
「裕次郎と付き合ってくれる女の子なんていないよ。じゃあね」
・・・そうだ。あのときに比べれば、今回の事なんて何でもない。ちょっとした勘違い。ノープロブレム。
「・・・そうだね!!すごく可愛いと思うよ!!」
裕次郎は困難を乗り越え、また一つ、強くなった。
「それじゃあ、三人一組の話は・・・」
シャルロットがそこまで言った時に、イザベルと、ルイーゼがやって来た。
「裕次郎。豆芝はいたか?で、それは誰だ」
イザベルが、シャルロットを見ながらそう言った。
2.裕次郎たちは、三人一組について、話し合う為、医療病棟の近くの喫茶店に来ていた。
「それで、貴様は裕次郎と三人一組を組みたいのだな。」
イザベルは腕を組み、シャルロットを見下ろす。
「はははい・・・そう思っています・・・クラスが違っても三人一組は組めるはずです・・・」
シャルロットは、豆芝を胸に抱き、びびりまくりながらそう答える。
「そうだ!いい考えが浮かんだわ! まず裕次郎が、私の三人一組に入りなさい。シャルロット・・・でしたっけ? 貴方も来なさい。これで三人。問題ないはずよ」
ルイーゼは、イザベルを横目で見ながらニヤニヤしている。
「裕次郎、お前は本当にそれでいいのだな?本当だな?」
イザベルが裕次郎を睨んでくる。怖い。
「大体、イザベルは、三人一組組めないでしょう?」
ルイーゼが相変わらずニヤニヤしながら、そう言った。
「なに!どういう事だ!」
イザベルが狼狽えた。
「イザベル、貴方許可証を校長先生に貰っていたわよね?」
「・・・ああ」
「それを貰ったイザベルは、町のクエストは受けることは出来ない、つまり、町でのクエストを受注することが出きる三人一組を組むことは出来ないの。」
「・・・校長に確認してくる」
イザベルはそう言うと全力で走り去っていった。
「さあ、これで邪魔物はいなくなったわ。この三人で三人一組を組みましょう」
ルイーゼは、裕次郎と、シャルロットに手を差しのべながら、そう言った。
「・・・分かりました。よろしくお願いします」
シャルロットはそう言うと、豆芝を左手で抱きかかえながら、右手で握手をした。
「そうですね・・・イザベルとは組むことが出来ないらしいし、しょうがないですよね」
裕次郎はそう言うと、ルイーゼの手を握ろうとしたその時。
『ドガァァァァァン!!』
物凄い轟音が響き渡った。音がする方に目をやると、校舎から垂直に火柱が立っている。
裕次郎は、教室でこれに似たものを前にも見た気がしたが、知らないふりをした。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
誰も話そうとしない。流石のイザベルも規則を曲げることは出来ないだろう。その時、裕次郎はイザベルの言葉を思い出していた。
『私も制服を着せられそうになったが、騎士道を見せつけると、特別に免除されたのだ』
・・・『騎士道』ってなんだろうか?何か、とてつもなくヤバイものの気がしてきた。そんな事を裕次郎が考えていると、イザベルが走って戻ってきた。
「すまん。みんな待たせたな。校長には話をつけてきた」
イザベルは嬉しそうにそう言うと、許可証を見せた。みんなで覗きこみ、確認する。
『一、この許可証を持つものは、単独での裏庭侵入を許可する』
『二、この許可証を(イザベルさんの三人一組加入を認める。バイオン校長)クエストを紹介してはならない』
『三、この許可証を(四人一組も認める。バイオン校長)クエストを紹介した者は厳罰する』
その許可証には、明らかに上から手書きで書いたと思われる文字が追加してあった。裕次郎は震える声で、イザベルに質問する。
「・・・何をしたんですか?」
「なにもしていないぞ。ただ、『騎士道』を見せつけただけだ」
イザベルは、胸を張ってそう言った。裕次郎はそれ以上、怖くて聞けなかった。
「よし!それではこの四人で頑張るとしよう!よろしく頼む」
イザベルはそう言うと、まだ手を繋いでいなかった裕次郎と、ルイーゼの間に入り手を握った。
・・・ん? なんか足元が寂しい気がする。何だろう。こう、癒し? じゃなくて温かさ? モフモフ感?
『わん! わんわん!』
裕次郎の頭の中で、豆芝の鳴き声が響き渡る。
「ああああああ!!!! 豆芝教室に忘れたあああああ!!!!」
立ち上がった裕次郎は絶叫し、辺りを見回す。しかし、『お前うるせぇよ』と言わんばかりの視線以外、何もない。
「どうしたのだ? いきなり大声を出して?」
イザベルが心配そうに裕次郎を見つめる。
「豆芝教室に忘れて来ちゃった・・・」
裕次郎は、呟くようにそう言う。あの、化け物みたいなのしかいない、二年F組に忘れてきたんだ。今頃どうなっているか分からない。食べられてるかもしれない。裕次郎は絶望した。
「何を言っている? 豆芝ならしっかり着いてきていたではないか。今も魔力を感じるぞ」
イザベルは、呆れながら首を振る。
「えっ、どこ? どこ? どこ?」
裕次郎は必死に探すが、見つからない。
「まったく。豆芝の魔力を感じればいいのだ。・・・今は医療病棟の裏にいるようだぞ。あそこは芝生のスペースがあるからな。遊んでいるのだろう」
イザベルがそう言った。裕次郎は急いで医療病棟を出ると、裏に回る。するとそこには・・・
「わん! わん!」
そこには、二つの頭、黒い毛並み、可愛らしいしっぽ。豆芝がそこにいた。
「まめしばぁぁぁぁぁ!」
「わん! わ~ん!」
『ガシィ!』
裕次郎と、豆芝はしっかりと抱き合った。そのままくるくると回りながら地面に倒れる。
「あの、その子あなたのワンちゃんですか?」
すぐ近くで女の子の声がする。イザベルが『ワンちゃん』なんて言うわけないし・・・
倒れたまま首だけで声の方を見ると、女子生徒が裕次郎の前に座っていた。
・・・あ。パンツ見えそう・・・じゃなくて!
裕次郎は慌てて起き上がる。
「えっと、豆芝と遊んでくれていたんですか?」
裕次郎はその女子生徒に尋ねる
「豆芝・・・ああその子のことですね。はい。そうです。あなたが飼い主ですか?」
その女子生徒は少し笑いながら尋ねた。
「そうです。あ、俺の名前は裕次郎=石神です。よろしく」
裕次郎はそう言いながら女子生徒を見つめる。なんか、どこかで見た気がする。髪は茶色で、肩ぐらいまで。イザベルや、ルイーゼみたいに派手じゃないが、整った、可愛い顔をしている。うん。かわいい。
「私は、二年A組、シャルロット=ウインターです。えっと、私の事、覚えていませんか?」
そのシャルロットと名乗った生徒は、少し残念そうに尋ねた。
「すいません・・・」
ダメだ。二年F組の生徒たちが強すぎて、頭から離れない。
「えっと、今朝、イザベルさんから助けていただいたんですけど・・・」
「ああ!あのときの!」
裕次郎は思い出した。あの、イザベルの剣を落としてしまって、ビビりまくっていた生徒だ。
「イザベル、ああ見えて悪い人じゃないはずだから許してあげてね」
裕次郎は続けてそう言った。
「分かりました。それで、あの、実はお願いがあるんですけど・・・」
シャルロットは、もじもじしながらそう言った。
「何ですか?」
「はい・・・私と、三人一組を組んでほしいんです!」
シャルロットは、顔を真っ赤にしながらそう言った。
・・・ん? これはもしかして、もしかする? イザベルという悪魔から、か弱い女の子を助けた俺。ああ。これはモテる。
「えっと、理由を聞いていいかな?」
裕次郎は確証が欲しかった。もし勘違いだったら恥ずかしすぎる。
「はい。実は初めて見たときに、いいなと思って、二回目の再開で、運命的というかなんというか・・・」
シャルロットは顔から湯気が出そうになるまで、赤くなっている。
・・・これ来たわ。俺の時代来ましたよ。あの魔術を教えてくれた老人、俺の事見てるかな。やったよ。
「えっと、どんなところが好きなんですか?」
裕次郎は思わずにやけながら尋ねる。
「えっと、まず、目が印象的でしたね。綺麗な目をしていたから」
「うんうん」
「それと、さわり心地です」
「うん?」
「それから毛並みもいいですよね」
「・・・」
「頭が二つあるのも個性的ですし」
・・・マジかよ。俺、毛並みもそんなに良くないし、頭も一つしかねえよ。誰かなそれは。
「裕次郎さんは、そう思いませんか?」
シャルロットはそう言いながら、裕次郎の手から離れていた豆芝を抱きかかえた。
・・・ふざけんなよ! マジでふざけんなよ! もうこれ立ち直れないよ。俺、豆芝に女の子を奪われた・・・そもそも俺が持っていたわけでもなかった・・・
裕次郎は心が折れかけていた。しかし、折れるその寸前、中学時代の記憶が甦る。
「裕次郎くん。ずっと前から好きでした! 付き合ってください!」
「えっ、ありがとう。じゃあこれからよろしくね」
「・・・バーカ、嘘だよ。これはドッキリです~本気で付き合うわけないじゃん!」
「裕次郎と付き合ってくれる女の子なんていないよ。じゃあね」
・・・そうだ。あのときに比べれば、今回の事なんて何でもない。ちょっとした勘違い。ノープロブレム。
「・・・そうだね!!すごく可愛いと思うよ!!」
裕次郎は困難を乗り越え、また一つ、強くなった。
「それじゃあ、三人一組の話は・・・」
シャルロットがそこまで言った時に、イザベルと、ルイーゼがやって来た。
「裕次郎。豆芝はいたか?で、それは誰だ」
イザベルが、シャルロットを見ながらそう言った。
2.裕次郎たちは、三人一組について、話し合う為、医療病棟の近くの喫茶店に来ていた。
「それで、貴様は裕次郎と三人一組を組みたいのだな。」
イザベルは腕を組み、シャルロットを見下ろす。
「はははい・・・そう思っています・・・クラスが違っても三人一組は組めるはずです・・・」
シャルロットは、豆芝を胸に抱き、びびりまくりながらそう答える。
「そうだ!いい考えが浮かんだわ! まず裕次郎が、私の三人一組に入りなさい。シャルロット・・・でしたっけ? 貴方も来なさい。これで三人。問題ないはずよ」
ルイーゼは、イザベルを横目で見ながらニヤニヤしている。
「裕次郎、お前は本当にそれでいいのだな?本当だな?」
イザベルが裕次郎を睨んでくる。怖い。
「大体、イザベルは、三人一組組めないでしょう?」
ルイーゼが相変わらずニヤニヤしながら、そう言った。
「なに!どういう事だ!」
イザベルが狼狽えた。
「イザベル、貴方許可証を校長先生に貰っていたわよね?」
「・・・ああ」
「それを貰ったイザベルは、町のクエストは受けることは出来ない、つまり、町でのクエストを受注することが出きる三人一組を組むことは出来ないの。」
「・・・校長に確認してくる」
イザベルはそう言うと全力で走り去っていった。
「さあ、これで邪魔物はいなくなったわ。この三人で三人一組を組みましょう」
ルイーゼは、裕次郎と、シャルロットに手を差しのべながら、そう言った。
「・・・分かりました。よろしくお願いします」
シャルロットはそう言うと、豆芝を左手で抱きかかえながら、右手で握手をした。
「そうですね・・・イザベルとは組むことが出来ないらしいし、しょうがないですよね」
裕次郎はそう言うと、ルイーゼの手を握ろうとしたその時。
『ドガァァァァァン!!』
物凄い轟音が響き渡った。音がする方に目をやると、校舎から垂直に火柱が立っている。
裕次郎は、教室でこれに似たものを前にも見た気がしたが、知らないふりをした。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
誰も話そうとしない。流石のイザベルも規則を曲げることは出来ないだろう。その時、裕次郎はイザベルの言葉を思い出していた。
『私も制服を着せられそうになったが、騎士道を見せつけると、特別に免除されたのだ』
・・・『騎士道』ってなんだろうか?何か、とてつもなくヤバイものの気がしてきた。そんな事を裕次郎が考えていると、イザベルが走って戻ってきた。
「すまん。みんな待たせたな。校長には話をつけてきた」
イザベルは嬉しそうにそう言うと、許可証を見せた。みんなで覗きこみ、確認する。
『一、この許可証を持つものは、単独での裏庭侵入を許可する』
『二、この許可証を(イザベルさんの三人一組加入を認める。バイオン校長)クエストを紹介してはならない』
『三、この許可証を(四人一組も認める。バイオン校長)クエストを紹介した者は厳罰する』
その許可証には、明らかに上から手書きで書いたと思われる文字が追加してあった。裕次郎は震える声で、イザベルに質問する。
「・・・何をしたんですか?」
「なにもしていないぞ。ただ、『騎士道』を見せつけただけだ」
イザベルは、胸を張ってそう言った。裕次郎はそれ以上、怖くて聞けなかった。
「よし!それではこの四人で頑張るとしよう!よろしく頼む」
イザベルはそう言うと、まだ手を繋いでいなかった裕次郎と、ルイーゼの間に入り手を握った。
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