5 / 6
⑤
しおりを挟む
八月
せっかくの日曜日の休日をアパートでダラダラと過ごしていた。
昼過ぎになりようやく昼食を買いにコンビニへ向かった。
店から出ると浴衣姿の親子が歩いているのを見かけてようやく気がついた。
今日は学生時代によく行った地元の夏祭りの日。就職していつの頃からか行かなくなっていた。
彼女がいるときは行った記憶もあるが一人で行く気にはなれずに段々と祭り自体をすっかり忘れていた。
屋台飯も食べたいし久しぶりに今夜行ってみるか。
二十時
屋台の匂いと人の話し声、祭り独特の雰囲気に飲まれながら人混みに流されてたこ焼きや焼きそばを買って隅の方にあるベンチで楽しそうに歩いている家族や恋人を眺めながら食べていた。
すると十五分後に花火を上げるという場内放送があった。
打ち上げ花火なんて学生時代はあまり集中して見たことが無かったから今回はいい場所からしっかり見ようとなぜか張り切ってみた。
花火が上がり始めるまであと五分もないのにまだいい場所が見つからずに歩いていた。
どこも場所を取られてしまっていてゆっくり見れそうな場所はなかった。
ならばと思い祭り会場である神社の裏にある小さな山に入った。
暗い中歩いていると花火が上がる音とそれに合わせて人々の「おお!」という声も聞こえてきた。
少し焦りながら探していると開けた場所にでた。
しかも真正面に花火が上がるのが見えた。
そこからは何も遮るものもなくただ真っ直ぐ花火を見ていた。
せっかくの日曜日の休日をアパートでダラダラと過ごしていた。
昼過ぎになりようやく昼食を買いにコンビニへ向かった。
店から出ると浴衣姿の親子が歩いているのを見かけてようやく気がついた。
今日は学生時代によく行った地元の夏祭りの日。就職していつの頃からか行かなくなっていた。
彼女がいるときは行った記憶もあるが一人で行く気にはなれずに段々と祭り自体をすっかり忘れていた。
屋台飯も食べたいし久しぶりに今夜行ってみるか。
二十時
屋台の匂いと人の話し声、祭り独特の雰囲気に飲まれながら人混みに流されてたこ焼きや焼きそばを買って隅の方にあるベンチで楽しそうに歩いている家族や恋人を眺めながら食べていた。
すると十五分後に花火を上げるという場内放送があった。
打ち上げ花火なんて学生時代はあまり集中して見たことが無かったから今回はいい場所からしっかり見ようとなぜか張り切ってみた。
花火が上がり始めるまであと五分もないのにまだいい場所が見つからずに歩いていた。
どこも場所を取られてしまっていてゆっくり見れそうな場所はなかった。
ならばと思い祭り会場である神社の裏にある小さな山に入った。
暗い中歩いていると花火が上がる音とそれに合わせて人々の「おお!」という声も聞こえてきた。
少し焦りながら探していると開けた場所にでた。
しかも真正面に花火が上がるのが見えた。
そこからは何も遮るものもなくただ真っ直ぐ花火を見ていた。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

好きな人がいるならちゃんと言ってよ
しがと
恋愛
高校1年生から好きだった彼に毎日のようにアピールして、2年の夏にようやく交際を始めることができた。それなのに、彼は私ではない女性が好きみたいで……。 彼目線と彼女目線の両方で話が進みます。*全4話
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる