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第八章「導く声の正体」
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「大丈夫か!?」
ソルがわたしたちのもとへ駆け寄って来る。
「大丈夫だよ、ソル」
「終わったわ」
「そうか…」
ポツリと呟いた後、ソルは思いっきり笑う。
「お前ら凄いな!」
初めて見るその表情に、わたしの心臓は無意識にトクンと音を立てた。
「ちょっと。メイはいいとしてわたくしをお前呼ばわりしないでもらえるかしら?」
「はいはい、すみませんね姫さま」
「なによその言い方は!」
さっきまで泣いてたルミエール姫が、今はキッと眉をつり上げてる。それがおかしくて、また笑ってしまった。
「みなさん、よく頑張りましたね」
透き通った声が聞こえて、わたしはそこに視線を向ける。
「あなたたちの強い思いが、わたしをここへ導いたのです」
ラランたちが、妖精女王さまと呼んでた人。さっきは必死だったから気づかなかったけど、改めて顔を見てわたしは目を見張る。
「み、光島…先生…」
声も顔も、担任の光島先生にソックリだったからだ。
わたしの言葉に、妖精女王さまは静かに微笑む。
「だから言ったでしょう?あなたは、大丈夫だと」
ーー大丈夫だから、自身をもって
それはいつも、光島先生がわたしに向けているセリフだった。
ソルがわたしたちのもとへ駆け寄って来る。
「大丈夫だよ、ソル」
「終わったわ」
「そうか…」
ポツリと呟いた後、ソルは思いっきり笑う。
「お前ら凄いな!」
初めて見るその表情に、わたしの心臓は無意識にトクンと音を立てた。
「ちょっと。メイはいいとしてわたくしをお前呼ばわりしないでもらえるかしら?」
「はいはい、すみませんね姫さま」
「なによその言い方は!」
さっきまで泣いてたルミエール姫が、今はキッと眉をつり上げてる。それがおかしくて、また笑ってしまった。
「みなさん、よく頑張りましたね」
透き通った声が聞こえて、わたしはそこに視線を向ける。
「あなたたちの強い思いが、わたしをここへ導いたのです」
ラランたちが、妖精女王さまと呼んでた人。さっきは必死だったから気づかなかったけど、改めて顔を見てわたしは目を見張る。
「み、光島…先生…」
声も顔も、担任の光島先生にソックリだったからだ。
わたしの言葉に、妖精女王さまは静かに微笑む。
「だから言ったでしょう?あなたは、大丈夫だと」
ーー大丈夫だから、自身をもって
それはいつも、光島先生がわたしに向けているセリフだった。
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