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第八章「導く声の正体」
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「魔女なんかに負けないで!みんなで力を合わせてここにきたこと、思い出してください!」
「…ルミエール姫!目を覚ませ!いつまでも寝てんじゃねぇよ!」
わたしのとなりで、ソルも同じように叫ぶ。
「なんとムダなことをする。姫は壊れたまま、二度と元には戻らない」
魔女が勝ち誇ったように笑うけど、そんなこと関係ない。
体はボロボロで、気を抜いたら立っていられなくなりそうだった。それでもわたしたちは、諦めたりしない。
「王妃さまを助けるんでしょ!?ここで負けたら、生きて帰るって約束も守れませんよ!」
「いつもの憎まれ口はどうした!?ほら言い返して見せろよ!」
ルミエール姫の体は、ピクリとも動かないまま。
「る、ルミエール姫…」
かすかにラランの声が聞こえる。
「姫…頼むよ…っ」
ソララの声も、今にも消えそうなほどに小さい。
それでも必死に、二人とも呼びかけようとしてる。
「ルミエール姫!!」
わたしは、今までで一番大声で叫ぶ。ノドが焼けるように熱くても、そんなこと関係ない。
「大丈夫だから!!あなたなら絶対、できるから!!絶対絶対、大丈夫!!」
できそこないなんかじゃない。
ルミエール姫なら、きっと……
「…め、い……」
ダランと垂れていたルミエール姫の指が、ほんの少しだけ動いてた気がする。
「ルミエール姫っ!」
「だい…じょうぶ……わた…は…わたくしなら……っ」
パアアァァッ!
その瞬間、目の眩むほどのまばゆい光が辺りを包み込む。
それはすごくあったかくて、なぜだか泣いてしまいそうになった。
「…ルミエール姫!目を覚ませ!いつまでも寝てんじゃねぇよ!」
わたしのとなりで、ソルも同じように叫ぶ。
「なんとムダなことをする。姫は壊れたまま、二度と元には戻らない」
魔女が勝ち誇ったように笑うけど、そんなこと関係ない。
体はボロボロで、気を抜いたら立っていられなくなりそうだった。それでもわたしたちは、諦めたりしない。
「王妃さまを助けるんでしょ!?ここで負けたら、生きて帰るって約束も守れませんよ!」
「いつもの憎まれ口はどうした!?ほら言い返して見せろよ!」
ルミエール姫の体は、ピクリとも動かないまま。
「る、ルミエール姫…」
かすかにラランの声が聞こえる。
「姫…頼むよ…っ」
ソララの声も、今にも消えそうなほどに小さい。
それでも必死に、二人とも呼びかけようとしてる。
「ルミエール姫!!」
わたしは、今までで一番大声で叫ぶ。ノドが焼けるように熱くても、そんなこと関係ない。
「大丈夫だから!!あなたなら絶対、できるから!!絶対絶対、大丈夫!!」
できそこないなんかじゃない。
ルミエール姫なら、きっと……
「…め、い……」
ダランと垂れていたルミエール姫の指が、ほんの少しだけ動いてた気がする。
「ルミエール姫っ!」
「だい…じょうぶ……わた…は…わたくしなら……っ」
パアアァァッ!
その瞬間、目の眩むほどのまばゆい光が辺りを包み込む。
それはすごくあったかくて、なぜだか泣いてしまいそうになった。
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