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☆3 苦手なもの
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「守(まもる)、またオレにぶつけるのか?」
「あんたしだいだ!」
(そんなにブルブル震えて……)
まるで、子犬のようだと思う。
「オレは知らない」
「!」
「それに知っていたとして」
「……悪魔なんて、いなくなればいいんだ!」
オレは思う。
「なぜ、そう思う? オレは、なにもしてないのに」
「父さんが言ってた!」
「それで?」
「……悪魔がお母さんを連れていったんだって」
大きな目に、オレへの怒りが広がっている。
「死んだんだろ? お前の母さんは」
「うるさい!」
怒ってみせたって、なにも怖くない。
ただ、こぼれ落ちそうな涙を見ていると、それは光だから苦手だと……木の下に降りた。
「あんたしだいだ!」
(そんなにブルブル震えて……)
まるで、子犬のようだと思う。
「オレは知らない」
「!」
「それに知っていたとして」
「……悪魔なんて、いなくなればいいんだ!」
オレは思う。
「なぜ、そう思う? オレは、なにもしてないのに」
「父さんが言ってた!」
「それで?」
「……悪魔がお母さんを連れていったんだって」
大きな目に、オレへの怒りが広がっている。
「死んだんだろ? お前の母さんは」
「うるさい!」
怒ってみせたって、なにも怖くない。
ただ、こぼれ落ちそうな涙を見ていると、それは光だから苦手だと……木の下に降りた。
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