10 / 51
10.冒険者デビューとパーティー結成
しおりを挟む
「それにしても、旅人とは珍しいですねぇ。今どきなかなか聞きませんよ」
「ハハ、私たちが住んでいたところにはギルドが無くてね……」
マルカと雑談をしながら森を進む。カオルはどうにか話を合わせてくれているけど、どこかでボロを出さないか心配だ。
「おっと、このゴブリンも。回収し忘れるところでした」
道の途中、マルカはそこらに転がっているゴブリンから耳を剥ぎ取っていた。
「その耳はどうするの?」
「これが討伐の証拠になるんです。ただ報告するだけならいくらでも嘘がつけますから」
「……ああそっか、ちゃんと証明しないと分からないもんね」
僕がミッションをこなすときは常にドローンや衛生で監視されていたから、ついその感覚で考えてしまっていた。この世界では任務完了の証拠をしっかり自分で提示しなきゃいけないんだ。
~~~~~
「さぁ着きましたよ! ここがアグトスの町です!」
しばらく歩くと森がだんだん開けてきて、そこには明るい町並みが広がっていた。
レンガ造りや石造り、木造の建物が立ち並び、どの方向からも賑やかな声が聞こえてくる。
「これは……時代が入り乱れているように見えるね」
「うん。でも、どれも昔って感じだよ……」
また2人でコソコソと話す。なんとなく予想はついていたけど、これはもう確定だ。
「フッフッフ……よ、喜べユウくん。どうやら君が憧れていたファンタジーの世界に来たみたいだよ?」
必死に取り繕いながらぎこちない微笑を作る崎谷博士。心なしかゴブリンに襲われたときよりも動揺しているように見える。
「いい町でしょう? それじゃ、早速報告に行きましょうか」
マルカに案内されて町を歩く。所々、入り口に看板の付いた建物があって、武器屋だとか宿屋だとか書かれているのが目についた。言葉だけではなく文字も僕たちの世界と同じものが使われているらしい。
「あれは漢字か……この世界では誰が文字を発明したのだろう」
カオルも看板に書かれた文字を見て思考に耽っている。
「そうだ。あそこのお店は魚料理がすごくおいしいんですよ。良かったら寄ってみてください!」
マルカは僕たちの様子を気にも留めず進んでいく。彼女からすれば、今の僕たちは町の活気に当てられて浮足立っている田舎者くらいにしか映らないのかもしれない。
「さてさて~、ここがギルドですよ」
町の中でも一際大きい建物の前で彼女はそう言った。例の如く看板が付けられ、『冒険者ギルド:アグトス支部』と書かれているその建物の周りでは、武器や防具を身に纏ったいかにもな人々が往来を繰り返していた。
建物の中も当然ながら冒険者で溢れ、中に入った途端、血気盛んな香りに包まれた感じがした。
だけどそんなギルドの中で一番に目を引かれたのは、どの冒険者でもなく、奥のカウンターで仁王立ちし、威風堂々とした雰囲気で睨みをきかせている大男だった。
坊主頭とそれに対比する立派な髭が、筋骨隆々とした体によく似合う。
「うわっ、見てよユウくん、あのおじさんすごく厳つい顔。なんか近寄りづらいなぁ」
僕と同じく彼を見つけたカオルが失礼な口ぶりで感想を口にする。でも近寄りにくいのは同感だ。あの人、もしかしたらここにいる中で一番強いんじゃないか。そう思うくらいに重厚感のある「気」を放っている。
にも関わらずマルカはスタスタと彼がいるカウンターへ向かい、一枚の紙と先ほど採取したゴブリンの耳が入った袋を置いた。
「よう嬢ちゃん! 初めての依頼は無事に達成できたみてえだな」
「はい! まぁ、巻き込んでしまった方々もいるのですが」
「あ? 巻き込んだ……?」
マルカがこちらを振り返り、つられて彼も僕たちを見つめる。カオルが気まずそうに手を振りながらカウンターへ歩きはじめ、僕もそれについていった。
~~~~~
「ほぉ~、そんなことが......旅人とはまた難儀なことを。まあ何はともあれ、ケガがねえならそれで良し! そんじゃ、ほら嬢ちゃん、報酬だ」
「はい、ありがとうございます」
事情を聞いた彼は僕たちのことを怪しむこともなく通常の業務に戻った。マルカが言うには彼がギルドのアグトス支部長をやっているそうで、「冒険者よりも強そうな職員」として有名らしい。
「では、この半分はあなたたちに」
中身をいくつか取り出した後、唐突にマルカは銅貨のようなものが入った袋をカオルに差し出してきた。
「え? どうして……私たちは何も関係ないんじゃ…...」
「関係ない人を巻き込んでしまったからです。それにゴブリンのうち一匹はユウ君が倒してくれたみたいだし…...これはその配分と迷惑料だと思ってください」
ガシっと手を取り、半ば無理やり袋を握らせる彼女。
「気持ちは嬉しいが、そう簡単に受け取るわけには…...私たちが襲われたのはただの偶然だし、むしろこっちがお礼をしなきゃいけないくらいなんだ」
さすがにカオルも遠慮気味だ。僕だって、ここまで案内してもらった挙げ句お金まで貰ってしまうのは気が引ける。
(けどお礼と言っても、僕たちがマルカにしてあげられることって何も無いしな)
「受け取ってもらわなきゃ気が済みません! それにここで引き下がったら私が格好つかないじゃないですか!」
「いやだから……と、というか格好つけたかったのかい⁉」
一人考える僕の前で袋が行ったり来たりする。カウンターの前で騒ぐ彼女たちは大いに目立ち、周りの人もなんだなんだと寄って来てしまった。
「姉ちゃんよ、ここは初依頼達成の冒険者様を立ててやんな。どっちにしろその金は誰かが受け取らにゃならねえんだ」
「う……分かったよ……」
しびれを切らした支部長が仲裁に入る。人だかりの中で呆れ顔のおじさんに窘められるという状況に赤面しながら、カオルは袋を収めた。
「だ、だけどこのままじゃ……」
彼女にも大人としてのプライドがあるのか、チラチラとマルカを見ながら考えあぐねている。
「はぁ、アンタも頑固だなぁ……そうだ、どうしても礼がしたいって言うなら、嬢ちゃんとパーティーを組んでやりゃいい。ちょうど仲間を探してたみたいだしな」
(ああ、その手があったか)
支部長がなかなかに良い提案をしてくれた。カオルが読みを外して予想とは全く違う世界に来てしまった以上、僕たちは完全にゼロからのスタートだ。早々に協力者を得られるのは有り難い。
「なるほど、よしそうしよう! 私たちも只の旅人のままではこの先苦労するだろうし、これからは3人で冒険者パーティーを組もう。うん、それが良い!」
聞いた瞬間、即決断だ。やっぱりこの人はちゃっかりしているなあ。
「えぇ⁉ でも、それだとお二人が危険に......いえ、一緒に来てくれるなら嬉しい......ですけど」
「遠慮しない遠慮しない! 駆け出しどうし仲良くしようじゃないか! うちにはユウくんという最高に可愛いお供もいるぞ!」
銅貨のお返し、いや仕返しと言わんばかりにゴリ押しでパーティーを結成する。可愛いお供という紹介には男として異議を唱えたい気持ちも無くはないけど、今はとにかくマルカのような親切な人と手を取り合えるのが嬉しい。
「ん? お供って……坊主、お前も冒険者になるのか? いくらなんでもお前は若すぎると思うが」
またも当然の流れだ。面倒だけど、ここはしっかり戦えることをアピールしないと。
「大丈夫です! ユウくんはすごいんですよ、こんなに小さいのに一人でゴブリンをやっつけたそうです!」
戦闘を見ていなかったはずのマルカが何故か誇らしげに答える。まあ僕が説明する手間が省けたし、自分で言うよりも彼女が証人になってくれた向こうも信じるだろう。
「へぇ、ガキのくせに大したもんだな。それじゃ姉ちゃんと坊主も登録するから、こっちに名前を書いてくれ」
渡された紙には「冒険者一覧」と銘打たれ、様々な人物の名前が書かれていた。カタカナで記されているものが多く、所々に漢字やひらがなが見える。町の風景は洋風なのに、こういうところはやけに日本式が優遇されている気がする。
(というより、たまたま日本がこっちと同じ文字を使っていただけか)
一番下にあったマルカの更に下に、僕たちの名前を書く。日本人風に書いても良かったけど、先にペンをとった彼女が「カオル=サキヤ」と書いたので、僕も習って「ユウ=サキヤ」と記した。ムッフ―と荒い鼻息の音が聞こえてもそれは気にしない。
「はいよ、これでお前らも今日から冒険者だ。せいぜい嬢ちゃんと仲良くしてやりな」
「あのあのっ! ふ、不束者ですが、よろしくお願いします!」
こうして途轍もない勢いで、僕たち3人のパーティーが誕生した。
「ハハ、私たちが住んでいたところにはギルドが無くてね……」
マルカと雑談をしながら森を進む。カオルはどうにか話を合わせてくれているけど、どこかでボロを出さないか心配だ。
「おっと、このゴブリンも。回収し忘れるところでした」
道の途中、マルカはそこらに転がっているゴブリンから耳を剥ぎ取っていた。
「その耳はどうするの?」
「これが討伐の証拠になるんです。ただ報告するだけならいくらでも嘘がつけますから」
「……ああそっか、ちゃんと証明しないと分からないもんね」
僕がミッションをこなすときは常にドローンや衛生で監視されていたから、ついその感覚で考えてしまっていた。この世界では任務完了の証拠をしっかり自分で提示しなきゃいけないんだ。
~~~~~
「さぁ着きましたよ! ここがアグトスの町です!」
しばらく歩くと森がだんだん開けてきて、そこには明るい町並みが広がっていた。
レンガ造りや石造り、木造の建物が立ち並び、どの方向からも賑やかな声が聞こえてくる。
「これは……時代が入り乱れているように見えるね」
「うん。でも、どれも昔って感じだよ……」
また2人でコソコソと話す。なんとなく予想はついていたけど、これはもう確定だ。
「フッフッフ……よ、喜べユウくん。どうやら君が憧れていたファンタジーの世界に来たみたいだよ?」
必死に取り繕いながらぎこちない微笑を作る崎谷博士。心なしかゴブリンに襲われたときよりも動揺しているように見える。
「いい町でしょう? それじゃ、早速報告に行きましょうか」
マルカに案内されて町を歩く。所々、入り口に看板の付いた建物があって、武器屋だとか宿屋だとか書かれているのが目についた。言葉だけではなく文字も僕たちの世界と同じものが使われているらしい。
「あれは漢字か……この世界では誰が文字を発明したのだろう」
カオルも看板に書かれた文字を見て思考に耽っている。
「そうだ。あそこのお店は魚料理がすごくおいしいんですよ。良かったら寄ってみてください!」
マルカは僕たちの様子を気にも留めず進んでいく。彼女からすれば、今の僕たちは町の活気に当てられて浮足立っている田舎者くらいにしか映らないのかもしれない。
「さてさて~、ここがギルドですよ」
町の中でも一際大きい建物の前で彼女はそう言った。例の如く看板が付けられ、『冒険者ギルド:アグトス支部』と書かれているその建物の周りでは、武器や防具を身に纏ったいかにもな人々が往来を繰り返していた。
建物の中も当然ながら冒険者で溢れ、中に入った途端、血気盛んな香りに包まれた感じがした。
だけどそんなギルドの中で一番に目を引かれたのは、どの冒険者でもなく、奥のカウンターで仁王立ちし、威風堂々とした雰囲気で睨みをきかせている大男だった。
坊主頭とそれに対比する立派な髭が、筋骨隆々とした体によく似合う。
「うわっ、見てよユウくん、あのおじさんすごく厳つい顔。なんか近寄りづらいなぁ」
僕と同じく彼を見つけたカオルが失礼な口ぶりで感想を口にする。でも近寄りにくいのは同感だ。あの人、もしかしたらここにいる中で一番強いんじゃないか。そう思うくらいに重厚感のある「気」を放っている。
にも関わらずマルカはスタスタと彼がいるカウンターへ向かい、一枚の紙と先ほど採取したゴブリンの耳が入った袋を置いた。
「よう嬢ちゃん! 初めての依頼は無事に達成できたみてえだな」
「はい! まぁ、巻き込んでしまった方々もいるのですが」
「あ? 巻き込んだ……?」
マルカがこちらを振り返り、つられて彼も僕たちを見つめる。カオルが気まずそうに手を振りながらカウンターへ歩きはじめ、僕もそれについていった。
~~~~~
「ほぉ~、そんなことが......旅人とはまた難儀なことを。まあ何はともあれ、ケガがねえならそれで良し! そんじゃ、ほら嬢ちゃん、報酬だ」
「はい、ありがとうございます」
事情を聞いた彼は僕たちのことを怪しむこともなく通常の業務に戻った。マルカが言うには彼がギルドのアグトス支部長をやっているそうで、「冒険者よりも強そうな職員」として有名らしい。
「では、この半分はあなたたちに」
中身をいくつか取り出した後、唐突にマルカは銅貨のようなものが入った袋をカオルに差し出してきた。
「え? どうして……私たちは何も関係ないんじゃ…...」
「関係ない人を巻き込んでしまったからです。それにゴブリンのうち一匹はユウ君が倒してくれたみたいだし…...これはその配分と迷惑料だと思ってください」
ガシっと手を取り、半ば無理やり袋を握らせる彼女。
「気持ちは嬉しいが、そう簡単に受け取るわけには…...私たちが襲われたのはただの偶然だし、むしろこっちがお礼をしなきゃいけないくらいなんだ」
さすがにカオルも遠慮気味だ。僕だって、ここまで案内してもらった挙げ句お金まで貰ってしまうのは気が引ける。
(けどお礼と言っても、僕たちがマルカにしてあげられることって何も無いしな)
「受け取ってもらわなきゃ気が済みません! それにここで引き下がったら私が格好つかないじゃないですか!」
「いやだから……と、というか格好つけたかったのかい⁉」
一人考える僕の前で袋が行ったり来たりする。カウンターの前で騒ぐ彼女たちは大いに目立ち、周りの人もなんだなんだと寄って来てしまった。
「姉ちゃんよ、ここは初依頼達成の冒険者様を立ててやんな。どっちにしろその金は誰かが受け取らにゃならねえんだ」
「う……分かったよ……」
しびれを切らした支部長が仲裁に入る。人だかりの中で呆れ顔のおじさんに窘められるという状況に赤面しながら、カオルは袋を収めた。
「だ、だけどこのままじゃ……」
彼女にも大人としてのプライドがあるのか、チラチラとマルカを見ながら考えあぐねている。
「はぁ、アンタも頑固だなぁ……そうだ、どうしても礼がしたいって言うなら、嬢ちゃんとパーティーを組んでやりゃいい。ちょうど仲間を探してたみたいだしな」
(ああ、その手があったか)
支部長がなかなかに良い提案をしてくれた。カオルが読みを外して予想とは全く違う世界に来てしまった以上、僕たちは完全にゼロからのスタートだ。早々に協力者を得られるのは有り難い。
「なるほど、よしそうしよう! 私たちも只の旅人のままではこの先苦労するだろうし、これからは3人で冒険者パーティーを組もう。うん、それが良い!」
聞いた瞬間、即決断だ。やっぱりこの人はちゃっかりしているなあ。
「えぇ⁉ でも、それだとお二人が危険に......いえ、一緒に来てくれるなら嬉しい......ですけど」
「遠慮しない遠慮しない! 駆け出しどうし仲良くしようじゃないか! うちにはユウくんという最高に可愛いお供もいるぞ!」
銅貨のお返し、いや仕返しと言わんばかりにゴリ押しでパーティーを結成する。可愛いお供という紹介には男として異議を唱えたい気持ちも無くはないけど、今はとにかくマルカのような親切な人と手を取り合えるのが嬉しい。
「ん? お供って……坊主、お前も冒険者になるのか? いくらなんでもお前は若すぎると思うが」
またも当然の流れだ。面倒だけど、ここはしっかり戦えることをアピールしないと。
「大丈夫です! ユウくんはすごいんですよ、こんなに小さいのに一人でゴブリンをやっつけたそうです!」
戦闘を見ていなかったはずのマルカが何故か誇らしげに答える。まあ僕が説明する手間が省けたし、自分で言うよりも彼女が証人になってくれた向こうも信じるだろう。
「へぇ、ガキのくせに大したもんだな。それじゃ姉ちゃんと坊主も登録するから、こっちに名前を書いてくれ」
渡された紙には「冒険者一覧」と銘打たれ、様々な人物の名前が書かれていた。カタカナで記されているものが多く、所々に漢字やひらがなが見える。町の風景は洋風なのに、こういうところはやけに日本式が優遇されている気がする。
(というより、たまたま日本がこっちと同じ文字を使っていただけか)
一番下にあったマルカの更に下に、僕たちの名前を書く。日本人風に書いても良かったけど、先にペンをとった彼女が「カオル=サキヤ」と書いたので、僕も習って「ユウ=サキヤ」と記した。ムッフ―と荒い鼻息の音が聞こえてもそれは気にしない。
「はいよ、これでお前らも今日から冒険者だ。せいぜい嬢ちゃんと仲良くしてやりな」
「あのあのっ! ふ、不束者ですが、よろしくお願いします!」
こうして途轍もない勢いで、僕たち3人のパーティーが誕生した。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
転生してまで理不尽設定で死にたくない
mitokami
ファンタジー
(とある一部の)昭和平成にありがちな御話。婚約者がいる相手を狙うparasite(パラサイト)なヒロインと、paranoid(パラノイド)に陥るライバルの設定(ドラマでは、既に婚姻済み設定もw)ってのが多く存在しました。
そんな時代、攻略対象は浮気した上に、略奪者に立ち向かった婚約者や妻との婚約や婚姻を破棄して、婚約者や妻から自分を略奪した女と幸せに成る…ってのがテッパンネタだったのですwが…、それって普通に浮気だよね?駄目じゃね?ってのを…、令和の時代、世間がやっと気付いたっぽいです…な、今日この頃……。最近の流行りネタだし、一度は私もそう言うの書いとくか!と思い。
ドラマ的設定なのはドロエロに成りそうなので、主人公がゲームの世界に入り、[ヒロイン(略奪者)を「ざまぁ」する]と言う話を物語ろうかと思いました。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【NTR18禁】幼馴染みの天才空手少女がクソガキ専用オナホに躾られるまでの全記録
河童土器ア
恋愛
小さい頃は俺が守ってやっていたのに、いつの間にかアイツに守られるようになってしまった。そんなあいつの様子がこの頃少しおかしかったのだが・・。
これは全てを知った時には手遅れだった俺の後悔の記録。
※寝取られ、リョナ等の胸糞表現があります。ご注意下さい!(>_<)
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる