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守護する者
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転移されてから2日、カトレアが示した方角に進むも、魔物1匹、獣1匹すら探知に引っ掛からない。
地形把握で周囲の状態を確認したらどうやら周囲を高い岩山に囲まれた場所に居るようだけどここまで何も居ない場所と言うのは初めてだ。
空気は薄くないけど、たまに生えている木は背丈が低いので恐らくそれなりに標高がある場所だとは思うけど、この辺で一番高い岩山の上まで登らないと周囲を見渡せないのが痛い。
登ればいいじゃん、と思ったけどその山までの距離も相当あるからだ。
試しに今いる場所にある山に登ったら、その先に同じぐらいの山が連なり、その奥に一際高い山があり、その山まで行くだけで数日はかかりそうだった。
ホント、酔っ払いに転移魔法陣を見せたのが間違いだった。
その後、更に2日程同じような景色の場所を進んでいると、岩山には囲まれているものの、かなり開けた場所に出た。
出たのは良いんだけど、見るからに危険そうな雰囲気の場所だ。
何故なら、そこら中に大型生物の骨らしきものが散らばり、見るからに墓場、または何かの餌場と言えそうな感じだからだ。
「カトレア、ここは見るからに危険じゃない? 見るからに…」
「静かに!! 何か来るわよ!!!!」
カトレアに声をかけた瞬間、カトレアが何かの気配を察知したのか、珍しく真っ先に剣を抜き構えた。
と言うかドリューンさんも大槌と大楯を構えてる。
ルイーズさんもカトレアの声で素早く構えはしたものの、何が向かって来ているのかは分かっていない様子だ。
そういう自分もリーズも何が向かって来ているのかわかっていないので、神経を集中させて構えるも相手が何処から来るのかも分からない為、凄く神経を使う。
全員が戦闘態勢をとってから恐らく1~2分程度のはずが凄く長い時間に感じ額に滲んだ汗が滴りだした直後、空が一瞬暗くなり、慌てて空を見上げると何匹もの竜が上空を旋回していた。
「まさか竜の縄張りだったとはね…、1匹ならともかく見た限り2~30匹は居るとなるとかなりキツイわね」
「俺が15、カトレアが15、後の3人で弱ったのにトドメを刺せば何とかなるだろ」
「ドリューンあなた、簡単そうに言うけど、向こうが私達2人だけど相手にしてくれるはずないでしょ。 この数で一斉に来られたら生き残れるのは私とあなたぐらいよ」
「ならどうする? 逃げるか?」
「逃げれればね。 私達は逃げれても他の3人は確実に食い殺されるわよ」
ドリューンの提案にため息交じりに答えながら油断なく剣を構えるカトレアがこの場をどう切り抜けようかと思案をしている顔をしている。
「この場に何をしに来た!」
突然の声、それも腹の底に響くような、それでいて澄み渡ったような聞こえたと思った瞬間、上空を旋回する竜の中からひと際大きな竜が地面に降り立ち、こちらをにらみつけている。
でかいな…。
見た感じ、10メートルぐらいの高さはありそう。
しかも光沢があり鮮やかな鱗はかなり固そうで剣で斬りつけても傷つけられるかどうか…。
初めて見る竜種、しかも大型で人の言葉を話している姿をみて、自分も、ルイーズさんも、リーズも完全に硬直してしまっている。
「私たちは迷宮で手に入れた転移魔方陣を手違いで起動させてしまっただけで竜の縄張りで何かしようと言うわけではないわ」
「その言葉、何を証拠に信じろと?」
「証拠はないわ、実際転移魔方陣が書かれた紙は手元にないし、私たちはここがどこで、どうやったら元の場所に帰れるかを知りたいの。 争う気は無いし、帰り道さえ教えてもらえ得れば大人しく帰るわ」
「我らの領域へ勝手に足を踏み入れ、帰り道を教えてくれだと? よもやタダで帰れるとは思っておるのか?」
一際大きな竜が睨みつけるも、カトレアは特に気後れした感じも見せず、堂々と竜と対話している。
ただ残念なのは、さっきから争う気は無いから帰り道を教えろ、ダダで帰れると思って居るのか? の繰り返しで話が進展していない…。
普通だったらカトレアと話している竜が上空を旋回する竜に命令をすれば既に戦闘となっているはずなのに、話が堂々巡りするだけで未だ戦闘になっていない。
あの竜はもしかして頭悪い? いや頭悪いんだったら有無を言わさず攻撃してくるはずだから何かあるんだろうけど予測が付かない。
ただ今言える事は、まだ竜に遭遇してから大して時間は立っていないのに、自分もルイーズさんもリーズも、いつ戦闘になってもいいように構えてはいるものの既に長時間戦った後のように汗が滝のように流れ精神力が大幅に削られているのが分かる。
「我ら竜族を前に涼し顔をしているお前達2人は何者だ? 竜を討ちに来たのではないという事は分かったが…、いやそれよりお前は人間か?」
やっとループ状態で進展しなかった会話が進展したと思ったら、今度はカトレアに対し何かを感じ取ったのか、突然話を変えた。
「人間よ、少し数奇な運命に翻弄されはしたけど、今はどう見ても人間でしょ!」
「数奇な運命か…、どのような数奇な運命でその内に魔を宿している?」
「説明するとなると時間がかかるわ、話を聞きたいなら周りを飛んでる竜たちを帰らせてもらえる? 後ろの3人が限界だから」
「まあよいだろう、内に魔が宿っている理由に納得が出来なければお前を含め命は無いと思え!」
そう言うと、竜は空に向かって大きな咆哮をあげる。
咆哮を聞いた旋回する竜達はそのまま何処かへ飛び去って行く。
「あなた達、もう警戒を解いても大丈夫よ」
カトレアが振り向いてそう言うと、既に精神的に限界だった自分達がその場にへたり込む。
カトレアの中にある魔ってどう考えてもノーライフキングだった時の名残だよな…。
長い話になるって言うけど、要点をかいつまんで話せばすぐに説明終わるんじゃない?
って、自分の生い立ちから話始めた!!!
しかもあの竜はそこから聞くのかよ!!
全く持って竜の考えがよく分からない。
好戦的なのか、好奇心旺盛なのか…。
まあとりあえずは戦闘にならなくてよかった。
地形把握で周囲の状態を確認したらどうやら周囲を高い岩山に囲まれた場所に居るようだけどここまで何も居ない場所と言うのは初めてだ。
空気は薄くないけど、たまに生えている木は背丈が低いので恐らくそれなりに標高がある場所だとは思うけど、この辺で一番高い岩山の上まで登らないと周囲を見渡せないのが痛い。
登ればいいじゃん、と思ったけどその山までの距離も相当あるからだ。
試しに今いる場所にある山に登ったら、その先に同じぐらいの山が連なり、その奥に一際高い山があり、その山まで行くだけで数日はかかりそうだった。
ホント、酔っ払いに転移魔法陣を見せたのが間違いだった。
その後、更に2日程同じような景色の場所を進んでいると、岩山には囲まれているものの、かなり開けた場所に出た。
出たのは良いんだけど、見るからに危険そうな雰囲気の場所だ。
何故なら、そこら中に大型生物の骨らしきものが散らばり、見るからに墓場、または何かの餌場と言えそうな感じだからだ。
「カトレア、ここは見るからに危険じゃない? 見るからに…」
「静かに!! 何か来るわよ!!!!」
カトレアに声をかけた瞬間、カトレアが何かの気配を察知したのか、珍しく真っ先に剣を抜き構えた。
と言うかドリューンさんも大槌と大楯を構えてる。
ルイーズさんもカトレアの声で素早く構えはしたものの、何が向かって来ているのかは分かっていない様子だ。
そういう自分もリーズも何が向かって来ているのかわかっていないので、神経を集中させて構えるも相手が何処から来るのかも分からない為、凄く神経を使う。
全員が戦闘態勢をとってから恐らく1~2分程度のはずが凄く長い時間に感じ額に滲んだ汗が滴りだした直後、空が一瞬暗くなり、慌てて空を見上げると何匹もの竜が上空を旋回していた。
「まさか竜の縄張りだったとはね…、1匹ならともかく見た限り2~30匹は居るとなるとかなりキツイわね」
「俺が15、カトレアが15、後の3人で弱ったのにトドメを刺せば何とかなるだろ」
「ドリューンあなた、簡単そうに言うけど、向こうが私達2人だけど相手にしてくれるはずないでしょ。 この数で一斉に来られたら生き残れるのは私とあなたぐらいよ」
「ならどうする? 逃げるか?」
「逃げれればね。 私達は逃げれても他の3人は確実に食い殺されるわよ」
ドリューンの提案にため息交じりに答えながら油断なく剣を構えるカトレアがこの場をどう切り抜けようかと思案をしている顔をしている。
「この場に何をしに来た!」
突然の声、それも腹の底に響くような、それでいて澄み渡ったような聞こえたと思った瞬間、上空を旋回する竜の中からひと際大きな竜が地面に降り立ち、こちらをにらみつけている。
でかいな…。
見た感じ、10メートルぐらいの高さはありそう。
しかも光沢があり鮮やかな鱗はかなり固そうで剣で斬りつけても傷つけられるかどうか…。
初めて見る竜種、しかも大型で人の言葉を話している姿をみて、自分も、ルイーズさんも、リーズも完全に硬直してしまっている。
「私たちは迷宮で手に入れた転移魔方陣を手違いで起動させてしまっただけで竜の縄張りで何かしようと言うわけではないわ」
「その言葉、何を証拠に信じろと?」
「証拠はないわ、実際転移魔方陣が書かれた紙は手元にないし、私たちはここがどこで、どうやったら元の場所に帰れるかを知りたいの。 争う気は無いし、帰り道さえ教えてもらえ得れば大人しく帰るわ」
「我らの領域へ勝手に足を踏み入れ、帰り道を教えてくれだと? よもやタダで帰れるとは思っておるのか?」
一際大きな竜が睨みつけるも、カトレアは特に気後れした感じも見せず、堂々と竜と対話している。
ただ残念なのは、さっきから争う気は無いから帰り道を教えろ、ダダで帰れると思って居るのか? の繰り返しで話が進展していない…。
普通だったらカトレアと話している竜が上空を旋回する竜に命令をすれば既に戦闘となっているはずなのに、話が堂々巡りするだけで未だ戦闘になっていない。
あの竜はもしかして頭悪い? いや頭悪いんだったら有無を言わさず攻撃してくるはずだから何かあるんだろうけど予測が付かない。
ただ今言える事は、まだ竜に遭遇してから大して時間は立っていないのに、自分もルイーズさんもリーズも、いつ戦闘になってもいいように構えてはいるものの既に長時間戦った後のように汗が滝のように流れ精神力が大幅に削られているのが分かる。
「我ら竜族を前に涼し顔をしているお前達2人は何者だ? 竜を討ちに来たのではないという事は分かったが…、いやそれよりお前は人間か?」
やっとループ状態で進展しなかった会話が進展したと思ったら、今度はカトレアに対し何かを感じ取ったのか、突然話を変えた。
「人間よ、少し数奇な運命に翻弄されはしたけど、今はどう見ても人間でしょ!」
「数奇な運命か…、どのような数奇な運命でその内に魔を宿している?」
「説明するとなると時間がかかるわ、話を聞きたいなら周りを飛んでる竜たちを帰らせてもらえる? 後ろの3人が限界だから」
「まあよいだろう、内に魔が宿っている理由に納得が出来なければお前を含め命は無いと思え!」
そう言うと、竜は空に向かって大きな咆哮をあげる。
咆哮を聞いた旋回する竜達はそのまま何処かへ飛び去って行く。
「あなた達、もう警戒を解いても大丈夫よ」
カトレアが振り向いてそう言うと、既に精神的に限界だった自分達がその場にへたり込む。
カトレアの中にある魔ってどう考えてもノーライフキングだった時の名残だよな…。
長い話になるって言うけど、要点をかいつまんで話せばすぐに説明終わるんじゃない?
って、自分の生い立ちから話始めた!!!
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