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買取と昇格
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魔獣討伐の依頼を達成しキャールの街に戻って来てから10日が経った。
とは言え街に戻った翌日は休息という事で自由行動だったが、その翌日からは、カトレアに今のうちに少しでも技術を向上させる為と言われ、午前中はキャールの街周辺で薬草採取、午後はそのまま剣や魔法の修行、夕方になったらギルドに薬草を買い取って貰い、宿で夕食を摂ったら剣の素振りを500回と言う地獄のメニューを課せられた。
本当なら数日休んで次の依頼を探すと言うのが普通だったのに、今回はレイムダリーアの買取査定と墳墓のダンジョンの調査結果が10日後ぐらいに分かるという事で、ギルドの幹部に暫くの間キャールの街でのんびりするか街の外にでるなら近隣での採取や狩りなどをするように言われた為だった。
それを聞いたカトレアが嬉々とした表情を浮かべていたので、ゆっくりと休めると思ったのもつかの間、その嬉々とした表情は自分を徹底的に鍛える時間が出来た事に対してだったんだと身に染みて思い知った。
その間、ルイーズさんはと言うと、ふらりと森に行き狩りをし、夕方には酒場で夜まで飲み明かすといった生活を送っていたようで、朝ギルドで顔を合わすと大体二日酔いと言った表情をしていた。
それでいて、夕方にはオークやオーガ、ビッグホーンボアなどを狩って来るので鍛錬自体は怠っていないんだろうなと思う。
Bランクともなると見えない所で努力をしているのかな?
そんな日々を過ごしていると、レイムダリーアの買取査定と墳墓のダンジョンの調査が完了したとの事で支部長に呼ばれ応接室に通される。
「ルイーズにカトレア、そしてカツヒコ、今回の討伐依頼、改めて礼を言う。 恐らくCランクやDランクの冒険者パーティーぐらいじゃ全滅して被害が拡大していたところだ」
そう言ってソファーに深々と腰を下ろし、支部長が報告書を見る。
いや、支部長ってダイルンさんあんた支部長だったんかい!!
レイムダリーアを確認しに来た時、確かにダイルンさんも居たけど、本を片手にレイムダリーアを調べていた眼鏡かけた明らかにインテリな人が支部長じゃなかったんかよ!!
ルイーズさんに小声で聞いたら、あれは副支部長だと説明された。
いやいや、支部長より副支部長の方が仕事できそうな感じだったんだけど…。
「それでレイムダリーアだが、王都の支部で調べたところ、本物と断定された。 とは言え本来あんな所に生息している魔獣じゃないから王都のギルドで開拓村周辺の生態調査をおこなう事が決まったところだ。 それで買取価格だが、王都のギルドの記録でも200年近く買取をした記録が無く適正価格が分からないと言うのが本音だが、毛皮の質、爪や牙などの素材、研究材料としての骨や肉、総合的に査定して金貨200枚で買取をさせてもらうつもりだ」
「金貨200枚ですか? 3人で割るときりが悪いんで210枚とかにして貰えません?」
頭の中で計算し、200枚を3等分すると中途半端になるので買取の査定に金貨10枚上乗せを要求してみた。
「わかった、金貨210枚で買い取らせてもらう」
「えらくすんなり…」
多少なりと考えてから回答されると思っていたのに、すんなり了承されて困惑の表情を浮かべている自分に支部長であるダイルンさんは笑いながら、交渉術が出来ていないと指摘する。
「カツヒコ、本来なら滅多に手に入らないような獲物を仕留めた際は、相手が提示した金額の1.5倍から2倍は吹っ掛けろ! そこから交渉して落としどころを探るのが交渉だ! 提示された金額を鵜呑みにするようじゃ足元見られるぞ!!」
「えっ? てことは本来ならもっと高額で買い取ってくれる予定だったの?」
「ああ、王都にあるギルドからは金貨300枚までなら出すと言われている。 カツヒコが金貨210枚で了承してくれたからこっちの支部は金貨90枚の利益だ」
「え~~~!!! ずるい、それって横領ってやつじゃないんですか?」
そう言って抗議をすると、黙って聞いていたカトレアとルイーズさんが呆れたような顔で自分を見る。
「カツヒコ、レイムダリーアはあなたが一人で倒したからこれも経験と思って黙っていたけど、もう少しお金には貪欲になりなさい」
カトレアには勉強だと思って金貨210枚で諦めろと言われてしまった。
そしてルイーズさんは今にも噴き出しそうな顔をして小刻みに震えている。
いや、最初に交渉とか教えといてよ!!
自分は15年この世界で生きているけど、田舎者なうえ、前世の知識が役に立たないこういう事には詳しくないんだし!!
カトレアに抗議の視線を向けていると、ダイルンさんは咳ばらいをし、墳墓のダンジョンについて話始める。
「カツヒコとカトレアが言っていた墳墓のダンジョンの調査結果だが、結論から言うとアンデッド系が居る迷宮型ダンジョンだった。 とは言え調査出来たのは25階層まで、それ以上は調査に出したパティーの実力では調査の継続は難しいとの事で帰還をしてきた。 カツヒコとカトレアの言う通り、ハズレダンジョンではなく正真正銘危険なダンジョンだ。 宝箱からも魔道具なども発見されているから今後多くの冒険者が攻略を目指すだろうな」
「まあ、裏付けが取れたって事で、それはそれでよかったですが、これに関する報酬は?」
「そうだな、100階層までの地図の買取含めて金貨50枚、これは交渉不可だ! すまんな」
「じゃあそれでいいです」
そう言って机に置かれた金貨260枚を受け取り応接室を後にしようとするとダイルンさんに呼び止められる。
「カツヒコ、カトレア、お前達2人は今回の功績を加味してCランク昇格だ、それとルイーズはAランク昇格が決まった」
「はぁ? あたしが? 討伐依頼は受けたけど、レイムダリーアを倒したのはカツヒコだぞ? 私はウェアウルフを狩っただけで昇格なのか?」
「まあキャールのギルド支部としてもパティーで達成した以上、Aランクに推薦をしない訳に行かないからな」
「はぁ~、まったく、ギルド支部の見栄の張り合いには付き合いたくは無いんだけどね…」
そう言ってルイーズさんはめんどくさそうな顔をしながら、職員に冒険者証を預け、酒場にむかった。
自分とカトレアも、職員に冒険者証を預けギルドに併設された酒場に向かいルイーズさんと共に食事を摂る。
「それにしてもあたしがAランクとはね~」
愚痴っぽい口調でジョッキに入った酒を飲み干すルイーズさんにカトレアはさも当然と言った感じの顔をしている。
「まあどの時代もギルド支部同士の見栄の張り合いはあるものよ。 それにルイーズはAランクでも問題ないでしょ」
「そうかぁ? カトレアの時代の冒険者はあたし程度はゴロゴロいたんだろ?」
「そうね、ゴロゴロと言うかルイーズぐらいの実力が無い人は冒険者だなんて胸を張って言えないような感じだったわ」
「かぁ~、厳しいね~、それが今じゃあたし程度の実力でAランクかよ! どんだけ冒険者の質が落ちたんだか…」
「それは私も不思議に思っているのよね…。 いくら時が経ったと言ってもここまで質が落ちてるなんて思ってなかったわ」
カトレアはそう言うと、パスタを口に運び、それは後々調べてみるけどと言っていた。
そうこうしていると、ギルド職員さんが新しい冒険者証を持ってきたので受け取ってから、明日以降の方針を質問をする。
「そうね、ハチミツ採取に行くわよ」
「ハチミツ採取? いや、そんなの冒険者のすること?」
明らかに不満そうな顔をしてる自分にカトレアは意味ありげに笑い、依頼の書かれた紙を差し出す。
「ストーンキラービーのハチミツ採取?」
「そう、私の時にもあった依頼だけど、要は岩場に巣を作るストーンキラービーのハチミツを採取する依頼。 とは言え、量も樽に満タンで1樽金貨20枚」
「いや、ハチミツを樽に一杯ってどれだけ効率悪い依頼なの? 蜂の巣何十個から採取をするつもり?」
「一つの巣からよ!」
カトレアの言葉に驚いているとルイーズさんがストーンキラービーに関して説明をしてくれた。
とは言え街に戻った翌日は休息という事で自由行動だったが、その翌日からは、カトレアに今のうちに少しでも技術を向上させる為と言われ、午前中はキャールの街周辺で薬草採取、午後はそのまま剣や魔法の修行、夕方になったらギルドに薬草を買い取って貰い、宿で夕食を摂ったら剣の素振りを500回と言う地獄のメニューを課せられた。
本当なら数日休んで次の依頼を探すと言うのが普通だったのに、今回はレイムダリーアの買取査定と墳墓のダンジョンの調査結果が10日後ぐらいに分かるという事で、ギルドの幹部に暫くの間キャールの街でのんびりするか街の外にでるなら近隣での採取や狩りなどをするように言われた為だった。
それを聞いたカトレアが嬉々とした表情を浮かべていたので、ゆっくりと休めると思ったのもつかの間、その嬉々とした表情は自分を徹底的に鍛える時間が出来た事に対してだったんだと身に染みて思い知った。
その間、ルイーズさんはと言うと、ふらりと森に行き狩りをし、夕方には酒場で夜まで飲み明かすといった生活を送っていたようで、朝ギルドで顔を合わすと大体二日酔いと言った表情をしていた。
それでいて、夕方にはオークやオーガ、ビッグホーンボアなどを狩って来るので鍛錬自体は怠っていないんだろうなと思う。
Bランクともなると見えない所で努力をしているのかな?
そんな日々を過ごしていると、レイムダリーアの買取査定と墳墓のダンジョンの調査が完了したとの事で支部長に呼ばれ応接室に通される。
「ルイーズにカトレア、そしてカツヒコ、今回の討伐依頼、改めて礼を言う。 恐らくCランクやDランクの冒険者パーティーぐらいじゃ全滅して被害が拡大していたところだ」
そう言ってソファーに深々と腰を下ろし、支部長が報告書を見る。
いや、支部長ってダイルンさんあんた支部長だったんかい!!
レイムダリーアを確認しに来た時、確かにダイルンさんも居たけど、本を片手にレイムダリーアを調べていた眼鏡かけた明らかにインテリな人が支部長じゃなかったんかよ!!
ルイーズさんに小声で聞いたら、あれは副支部長だと説明された。
いやいや、支部長より副支部長の方が仕事できそうな感じだったんだけど…。
「それでレイムダリーアだが、王都の支部で調べたところ、本物と断定された。 とは言え本来あんな所に生息している魔獣じゃないから王都のギルドで開拓村周辺の生態調査をおこなう事が決まったところだ。 それで買取価格だが、王都のギルドの記録でも200年近く買取をした記録が無く適正価格が分からないと言うのが本音だが、毛皮の質、爪や牙などの素材、研究材料としての骨や肉、総合的に査定して金貨200枚で買取をさせてもらうつもりだ」
「金貨200枚ですか? 3人で割るときりが悪いんで210枚とかにして貰えません?」
頭の中で計算し、200枚を3等分すると中途半端になるので買取の査定に金貨10枚上乗せを要求してみた。
「わかった、金貨210枚で買い取らせてもらう」
「えらくすんなり…」
多少なりと考えてから回答されると思っていたのに、すんなり了承されて困惑の表情を浮かべている自分に支部長であるダイルンさんは笑いながら、交渉術が出来ていないと指摘する。
「カツヒコ、本来なら滅多に手に入らないような獲物を仕留めた際は、相手が提示した金額の1.5倍から2倍は吹っ掛けろ! そこから交渉して落としどころを探るのが交渉だ! 提示された金額を鵜呑みにするようじゃ足元見られるぞ!!」
「えっ? てことは本来ならもっと高額で買い取ってくれる予定だったの?」
「ああ、王都にあるギルドからは金貨300枚までなら出すと言われている。 カツヒコが金貨210枚で了承してくれたからこっちの支部は金貨90枚の利益だ」
「え~~~!!! ずるい、それって横領ってやつじゃないんですか?」
そう言って抗議をすると、黙って聞いていたカトレアとルイーズさんが呆れたような顔で自分を見る。
「カツヒコ、レイムダリーアはあなたが一人で倒したからこれも経験と思って黙っていたけど、もう少しお金には貪欲になりなさい」
カトレアには勉強だと思って金貨210枚で諦めろと言われてしまった。
そしてルイーズさんは今にも噴き出しそうな顔をして小刻みに震えている。
いや、最初に交渉とか教えといてよ!!
自分は15年この世界で生きているけど、田舎者なうえ、前世の知識が役に立たないこういう事には詳しくないんだし!!
カトレアに抗議の視線を向けていると、ダイルンさんは咳ばらいをし、墳墓のダンジョンについて話始める。
「カツヒコとカトレアが言っていた墳墓のダンジョンの調査結果だが、結論から言うとアンデッド系が居る迷宮型ダンジョンだった。 とは言え調査出来たのは25階層まで、それ以上は調査に出したパティーの実力では調査の継続は難しいとの事で帰還をしてきた。 カツヒコとカトレアの言う通り、ハズレダンジョンではなく正真正銘危険なダンジョンだ。 宝箱からも魔道具なども発見されているから今後多くの冒険者が攻略を目指すだろうな」
「まあ、裏付けが取れたって事で、それはそれでよかったですが、これに関する報酬は?」
「そうだな、100階層までの地図の買取含めて金貨50枚、これは交渉不可だ! すまんな」
「じゃあそれでいいです」
そう言って机に置かれた金貨260枚を受け取り応接室を後にしようとするとダイルンさんに呼び止められる。
「カツヒコ、カトレア、お前達2人は今回の功績を加味してCランク昇格だ、それとルイーズはAランク昇格が決まった」
「はぁ? あたしが? 討伐依頼は受けたけど、レイムダリーアを倒したのはカツヒコだぞ? 私はウェアウルフを狩っただけで昇格なのか?」
「まあキャールのギルド支部としてもパティーで達成した以上、Aランクに推薦をしない訳に行かないからな」
「はぁ~、まったく、ギルド支部の見栄の張り合いには付き合いたくは無いんだけどね…」
そう言ってルイーズさんはめんどくさそうな顔をしながら、職員に冒険者証を預け、酒場にむかった。
自分とカトレアも、職員に冒険者証を預けギルドに併設された酒場に向かいルイーズさんと共に食事を摂る。
「それにしてもあたしがAランクとはね~」
愚痴っぽい口調でジョッキに入った酒を飲み干すルイーズさんにカトレアはさも当然と言った感じの顔をしている。
「まあどの時代もギルド支部同士の見栄の張り合いはあるものよ。 それにルイーズはAランクでも問題ないでしょ」
「そうかぁ? カトレアの時代の冒険者はあたし程度はゴロゴロいたんだろ?」
「そうね、ゴロゴロと言うかルイーズぐらいの実力が無い人は冒険者だなんて胸を張って言えないような感じだったわ」
「かぁ~、厳しいね~、それが今じゃあたし程度の実力でAランクかよ! どんだけ冒険者の質が落ちたんだか…」
「それは私も不思議に思っているのよね…。 いくら時が経ったと言ってもここまで質が落ちてるなんて思ってなかったわ」
カトレアはそう言うと、パスタを口に運び、それは後々調べてみるけどと言っていた。
そうこうしていると、ギルド職員さんが新しい冒険者証を持ってきたので受け取ってから、明日以降の方針を質問をする。
「そうね、ハチミツ採取に行くわよ」
「ハチミツ採取? いや、そんなの冒険者のすること?」
明らかに不満そうな顔をしてる自分にカトレアは意味ありげに笑い、依頼の書かれた紙を差し出す。
「ストーンキラービーのハチミツ採取?」
「そう、私の時にもあった依頼だけど、要は岩場に巣を作るストーンキラービーのハチミツを採取する依頼。 とは言え、量も樽に満タンで1樽金貨20枚」
「いや、ハチミツを樽に一杯ってどれだけ効率悪い依頼なの? 蜂の巣何十個から採取をするつもり?」
「一つの巣からよ!」
カトレアの言葉に驚いているとルイーズさんがストーンキラービーに関して説明をしてくれた。
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