46 / 121
魔獣討伐
しおりを挟む
翌朝、空が白み始める頃には食事を済ませ、壊滅した開拓村へ出発をする。
探知をフルで使用しているけど、目的の開拓村に近ずくにつれ小動物の気配も無くなり、探知には何も引っかからなくなる。
「カトレア…」
「言いたい事は分かってるから言わなくてもいいわ、私の探知にも小動物すら引っかからないんだから…」
カトレアはそれだけ言うと、ルイーズさんと何か話した後で、先頭をカトレア、真ん中に自分、その後ろにルイーズさんという配置になるようにして歩を進める。
カトレアもルイーズさんも異常を感じ取ってるのか?
それともすでに魔獣の痕跡でも見つけて臨戦態勢なのか?
そう思っても口に出せず、配置通りに歩き続けると、柵が壊され、家が傾いたり崩れている開拓村が見えて来た。
村に到着し、傾きかけた門をくぐり中に入ると、人が住んでいたであろう痕跡はあるものの、家の壁には乾いた血が付着し、道には物が散乱している状態だった。
「まずは、村の中を確認し魔獣が何なのか確認しましょう。 とりあえず探知は私が受け持つけど、カツヒコもルイーズも探知を怠らないでね」
カトレアはそう言うと、各自バラバラになって魔獣の手がかりを見つける為に村の中を捜索する。
昼間に襲われたのか、一部の家は燃えているし、無事な家も中に入ると壁や床に血の跡、そして破かれた服の一部らしき物が残っている。
獣の足跡もあるが、足跡を見ただけではどんな獣なのか分からない為、そこら中にある足跡とは違う獣の足跡を探すように村の中を見て周る。
それにしても死体が1つも無いうえ、獣の死骸すらない。
入り口の辺りに獣の毛らしいものが引っ掛かっていたけど、それ以外は同じような獣の足跡しか見つからない。
引っ掛かっていた獣の毛を回収し探索を続け村の中心の広場まで来るとそこには、カトレアとルイーズさんが既に居てなにやら話し合っていた。
「カツヒコ、やっと戻って来たのね、捜索って言ってもそんなに念入りにする訳じゃなく、どんな魔獣や獣なのか痕跡を見つけるだけで良いのよ。 どうせ家の中まで入ったりして細かく調べようとしたんでしょ?」
「まあ、そう言うもんだと思ったから…。 それでこれが家の入り口に引っ掛かっていた動物の毛」
そう言ってカトレアとルイーズさんに毛を見せると、2人は毛を確認し村を襲ったのはウェアウルフだと確定した。
とは言え目撃情報には白くバカでかい魔獣が居たとの事だったが、それらしい足跡を誰も見つけられなかったらしい。
「う~ん、これは長丁場になるかぁ~?」
ルイーズさんはそう言って広場に近く、比較的損傷の少ない家を拠点として数日ここで魔獣が来るのを待つ構えのようで、カトレアもそれに賛同している。
「井戸も確認したけど水は大丈夫だったわ、それに畑も荒されて無いから野菜なんかは困らないけど探知に小動物も引っ掛からないから肉は持参した物を食べるしかなさそうね」
「いや、勝手に畑の作物取って食べてもいいの?」
「カツヒコ、あなた何を言ってるの? 今ここは誰も居ない場所なのよ? どうせそのままにしてたら熟して腐るだけなんだから食べたって問題ないでしょ。 食料を現地調達して手持ちの食料を節約するのは基本よ!!」
カトレアとルイーズさんはそう言うと、村の外にある畑に向かい、野菜を取り始めた。
まあ確かに、管理する人というか所有者が居ない畑だし貰っても怒られ無いんだろうけど、村育ちだから他人の畑の作物を勝手に貰うのは気が引ける。
その夜、畑から取って来た野菜と、アイテムBOXに入れていた肉で鍋を作り3人で食べ、交代で夜間の見張りをする。
自分は見張りの時、遙遠くで狼の遠吠えのようなものが聞こえた気がしたがそれも1回きりで後は虫が鳴く音だけが聞こえている。
何事も無く朝を迎え朝食を食べていると、カトレアとルイーズさんは若干深刻そうな顔をしている感じがした。
「何か心配事でもあるの?」
2人の表情を疑問に思った自分が質問をすると、カトレアとルイーズさん考えられる最悪の想定を教えてくれた。
どうやら2人の心配は、この村とその周辺の得物を狩りつくしたと判断し、近隣の開拓村を襲撃する可能性があるとの事。
本来なら獲物をおびき寄せる為にゴブリンとかの死体を刻んだりしてばら撒いたりするらしいけどそのゴブリンすらいる気配が無いうえ、高位の魔獣がウェアウルフを率いている場合、反対に相手を警戒させてしまう可能性があるらしくやるとしたら数日様子を見てからだと言っていた。
ゴブリンの死体は無いけどオークの死体はアイテムBOXにあるから撒き餌はあるけど確かに頭の良い魔獣なら罠だと気が付く可能性も高いな…。
そして壊滅した村を拠点として2日が経過したが、カトレアの探知でもゴブリン一匹見つける事が出来なかった。
とはいえ2日間、じっとしていたのかと言うと、そう言う訳でもなく森の中に入って獣や行方不明になっている冒険者の痕跡を探したりとほぼ日中は近隣を動き回った。
これも獣や魔獣をおびき寄せる一つの方法と言うのでなぜか聞いたら、どうやら森や壊滅した村の周囲を動き回る事で獲物である人間が居ると気づかせる意味もあったらしい。
自分達自体が囮な訳ね…。
そんな事を思いながら夕食を食べていると、カトレアがオークの肉を刻んでばら撒きおびき寄せを試そうと決めたらしく、明日の方針を話し出したがその日の深夜、動きがあった。
見張りをしていたカトレアが自分とルイーズさんを叩き起こす。
「カツヒコ、ルイーズ、来たぞ! 数は約200程だ!!!」
拠点としていた家で寝ていた自分とルイーズさんにそう言うとカトレアは村の入り口の方に走っていく。
ルイーズさんもカトレアの声に飛び起きて水を一口飲むとバトルアックスを握り走り出す。
自分も遅れないように後を追うが、さすがBランク冒険者と言うべきか起こされた後の初動からして洗練されており、自分が門に着いた時には既に臨戦態勢をとっていた。
「カツヒコ、あなたは前に出ないようにしなさ!」
「えっ? 先頭で戦うんじゃないの?」
「死にたいなら前に出て戦っても良いけど、死ぬのが嫌なら私とルイーズの後ろで討ち漏らしを仕留める事ね」
普段なら見て口を出すだけのカトレアがそう言って剣を抜き、森を見つめる。
緊迫した空気の中、草木が揺れはじめ、森からウェアウルフが1頭、また1頭と現れる。
「うわぁ~、数が多い、どんだけ出て来るんだよ…」
「カツヒコ、お前目的忘れてないか? 私達の目的はウェアウルフの討伐じゃなくて白くバカでかい魔獣だぞ。 倒すのがいちばんだが、倒せないにせよ最低でも魔獣が何なのか、どの程度の大きさでどの程度の強さ、知能を持っているのかを確認し情報を持ち帰る、それが目的だ」
ルイーズさんがそう言いバトルアックスを肩に担ぎ、ウェアウルフの群れの方へ歩いて行く。
カトレアもそれに続きゆったりとした足取りでウェアウルフに向かって行き、自分はその後ろ20メートルぐらい後方を進む。
ウェアウルフの群れとの距離が約10メートルをきった時、カトレアとルイーズさん、そしてウェアウルフの群れはまるで示し合わせたかのように地を蹴り戦いに突入した。
ルイーズさんがバトルアックスで薙ぎ払う度に、真っ二つにされたウェアウルフが空を飛び、カトレアが剣を振るう度に、首と胴が離れたウェアウルフがその場に倒れ込む。
2人をすり抜けて後方にいる自分の所まで来るウェアウルフは皆無で、ほぼ二人でウェアウルフの群れを狩り続けている。
「すごい…、あの二人、お互いに示し合わせた訳でもないのにうまく連携してるどころか、お互いの死角カバーしあって戦ってる…」
目の前で繰り広げられるウェアウルフとの戦いに見入っていると、ウェアウルフが出て来た場所よりやや左側から急速で接近する反応が探知に引っ掛かる。
恐らくカトレアもルイーズさんも気が付いているだろうけど、何が起きてもいいように身体と剣を魔纏で覆い身体強化をし急速接近する反応の方を見る。
早い!!
しかもカトレアやルイーズさんではなくて自分の方に向かって来てる?
殺気が飛んで来ている訳でもないのに、背中に嫌な汗が流れ急速に空気が重くなる。
森から飛び出してきた白くデカい魔獣はウェアウルフと戦う2人には目もくれず一気に自分へ向かって跳躍した。
マジか!! デカいくせにすごく早い!!
いや、それよりこれの相手を自分がするの?
これ相手ならウェアウルフの群れ相手にしていた方が生存率高い気がするんだけど…。
探知をフルで使用しているけど、目的の開拓村に近ずくにつれ小動物の気配も無くなり、探知には何も引っかからなくなる。
「カトレア…」
「言いたい事は分かってるから言わなくてもいいわ、私の探知にも小動物すら引っかからないんだから…」
カトレアはそれだけ言うと、ルイーズさんと何か話した後で、先頭をカトレア、真ん中に自分、その後ろにルイーズさんという配置になるようにして歩を進める。
カトレアもルイーズさんも異常を感じ取ってるのか?
それともすでに魔獣の痕跡でも見つけて臨戦態勢なのか?
そう思っても口に出せず、配置通りに歩き続けると、柵が壊され、家が傾いたり崩れている開拓村が見えて来た。
村に到着し、傾きかけた門をくぐり中に入ると、人が住んでいたであろう痕跡はあるものの、家の壁には乾いた血が付着し、道には物が散乱している状態だった。
「まずは、村の中を確認し魔獣が何なのか確認しましょう。 とりあえず探知は私が受け持つけど、カツヒコもルイーズも探知を怠らないでね」
カトレアはそう言うと、各自バラバラになって魔獣の手がかりを見つける為に村の中を捜索する。
昼間に襲われたのか、一部の家は燃えているし、無事な家も中に入ると壁や床に血の跡、そして破かれた服の一部らしき物が残っている。
獣の足跡もあるが、足跡を見ただけではどんな獣なのか分からない為、そこら中にある足跡とは違う獣の足跡を探すように村の中を見て周る。
それにしても死体が1つも無いうえ、獣の死骸すらない。
入り口の辺りに獣の毛らしいものが引っ掛かっていたけど、それ以外は同じような獣の足跡しか見つからない。
引っ掛かっていた獣の毛を回収し探索を続け村の中心の広場まで来るとそこには、カトレアとルイーズさんが既に居てなにやら話し合っていた。
「カツヒコ、やっと戻って来たのね、捜索って言ってもそんなに念入りにする訳じゃなく、どんな魔獣や獣なのか痕跡を見つけるだけで良いのよ。 どうせ家の中まで入ったりして細かく調べようとしたんでしょ?」
「まあ、そう言うもんだと思ったから…。 それでこれが家の入り口に引っ掛かっていた動物の毛」
そう言ってカトレアとルイーズさんに毛を見せると、2人は毛を確認し村を襲ったのはウェアウルフだと確定した。
とは言え目撃情報には白くバカでかい魔獣が居たとの事だったが、それらしい足跡を誰も見つけられなかったらしい。
「う~ん、これは長丁場になるかぁ~?」
ルイーズさんはそう言って広場に近く、比較的損傷の少ない家を拠点として数日ここで魔獣が来るのを待つ構えのようで、カトレアもそれに賛同している。
「井戸も確認したけど水は大丈夫だったわ、それに畑も荒されて無いから野菜なんかは困らないけど探知に小動物も引っ掛からないから肉は持参した物を食べるしかなさそうね」
「いや、勝手に畑の作物取って食べてもいいの?」
「カツヒコ、あなた何を言ってるの? 今ここは誰も居ない場所なのよ? どうせそのままにしてたら熟して腐るだけなんだから食べたって問題ないでしょ。 食料を現地調達して手持ちの食料を節約するのは基本よ!!」
カトレアとルイーズさんはそう言うと、村の外にある畑に向かい、野菜を取り始めた。
まあ確かに、管理する人というか所有者が居ない畑だし貰っても怒られ無いんだろうけど、村育ちだから他人の畑の作物を勝手に貰うのは気が引ける。
その夜、畑から取って来た野菜と、アイテムBOXに入れていた肉で鍋を作り3人で食べ、交代で夜間の見張りをする。
自分は見張りの時、遙遠くで狼の遠吠えのようなものが聞こえた気がしたがそれも1回きりで後は虫が鳴く音だけが聞こえている。
何事も無く朝を迎え朝食を食べていると、カトレアとルイーズさんは若干深刻そうな顔をしている感じがした。
「何か心配事でもあるの?」
2人の表情を疑問に思った自分が質問をすると、カトレアとルイーズさん考えられる最悪の想定を教えてくれた。
どうやら2人の心配は、この村とその周辺の得物を狩りつくしたと判断し、近隣の開拓村を襲撃する可能性があるとの事。
本来なら獲物をおびき寄せる為にゴブリンとかの死体を刻んだりしてばら撒いたりするらしいけどそのゴブリンすらいる気配が無いうえ、高位の魔獣がウェアウルフを率いている場合、反対に相手を警戒させてしまう可能性があるらしくやるとしたら数日様子を見てからだと言っていた。
ゴブリンの死体は無いけどオークの死体はアイテムBOXにあるから撒き餌はあるけど確かに頭の良い魔獣なら罠だと気が付く可能性も高いな…。
そして壊滅した村を拠点として2日が経過したが、カトレアの探知でもゴブリン一匹見つける事が出来なかった。
とはいえ2日間、じっとしていたのかと言うと、そう言う訳でもなく森の中に入って獣や行方不明になっている冒険者の痕跡を探したりとほぼ日中は近隣を動き回った。
これも獣や魔獣をおびき寄せる一つの方法と言うのでなぜか聞いたら、どうやら森や壊滅した村の周囲を動き回る事で獲物である人間が居ると気づかせる意味もあったらしい。
自分達自体が囮な訳ね…。
そんな事を思いながら夕食を食べていると、カトレアがオークの肉を刻んでばら撒きおびき寄せを試そうと決めたらしく、明日の方針を話し出したがその日の深夜、動きがあった。
見張りをしていたカトレアが自分とルイーズさんを叩き起こす。
「カツヒコ、ルイーズ、来たぞ! 数は約200程だ!!!」
拠点としていた家で寝ていた自分とルイーズさんにそう言うとカトレアは村の入り口の方に走っていく。
ルイーズさんもカトレアの声に飛び起きて水を一口飲むとバトルアックスを握り走り出す。
自分も遅れないように後を追うが、さすがBランク冒険者と言うべきか起こされた後の初動からして洗練されており、自分が門に着いた時には既に臨戦態勢をとっていた。
「カツヒコ、あなたは前に出ないようにしなさ!」
「えっ? 先頭で戦うんじゃないの?」
「死にたいなら前に出て戦っても良いけど、死ぬのが嫌なら私とルイーズの後ろで討ち漏らしを仕留める事ね」
普段なら見て口を出すだけのカトレアがそう言って剣を抜き、森を見つめる。
緊迫した空気の中、草木が揺れはじめ、森からウェアウルフが1頭、また1頭と現れる。
「うわぁ~、数が多い、どんだけ出て来るんだよ…」
「カツヒコ、お前目的忘れてないか? 私達の目的はウェアウルフの討伐じゃなくて白くバカでかい魔獣だぞ。 倒すのがいちばんだが、倒せないにせよ最低でも魔獣が何なのか、どの程度の大きさでどの程度の強さ、知能を持っているのかを確認し情報を持ち帰る、それが目的だ」
ルイーズさんがそう言いバトルアックスを肩に担ぎ、ウェアウルフの群れの方へ歩いて行く。
カトレアもそれに続きゆったりとした足取りでウェアウルフに向かって行き、自分はその後ろ20メートルぐらい後方を進む。
ウェアウルフの群れとの距離が約10メートルをきった時、カトレアとルイーズさん、そしてウェアウルフの群れはまるで示し合わせたかのように地を蹴り戦いに突入した。
ルイーズさんがバトルアックスで薙ぎ払う度に、真っ二つにされたウェアウルフが空を飛び、カトレアが剣を振るう度に、首と胴が離れたウェアウルフがその場に倒れ込む。
2人をすり抜けて後方にいる自分の所まで来るウェアウルフは皆無で、ほぼ二人でウェアウルフの群れを狩り続けている。
「すごい…、あの二人、お互いに示し合わせた訳でもないのにうまく連携してるどころか、お互いの死角カバーしあって戦ってる…」
目の前で繰り広げられるウェアウルフとの戦いに見入っていると、ウェアウルフが出て来た場所よりやや左側から急速で接近する反応が探知に引っ掛かる。
恐らくカトレアもルイーズさんも気が付いているだろうけど、何が起きてもいいように身体と剣を魔纏で覆い身体強化をし急速接近する反応の方を見る。
早い!!
しかもカトレアやルイーズさんではなくて自分の方に向かって来てる?
殺気が飛んで来ている訳でもないのに、背中に嫌な汗が流れ急速に空気が重くなる。
森から飛び出してきた白くデカい魔獣はウェアウルフと戦う2人には目もくれず一気に自分へ向かって跳躍した。
マジか!! デカいくせにすごく早い!!
いや、それよりこれの相手を自分がするの?
これ相手ならウェアウルフの群れ相手にしていた方が生存率高い気がするんだけど…。
2
お気に入りに追加
737
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)
かわいい孫と冒険の旅に出るはずたったのに、どうやらここは乙女ゲーの世界らしいですよ
あさいゆめ
ファンタジー
勇者に選ばれた孫の転生に巻き込まれたばーちゃん。孫がばーちゃんも一緒じゃなきゃ嫌だとごねてくれたおかげで一緒に異世界へ。孫が勇者ならあたしはすっごい魔法使いにして下さいと神様にお願い。だけど生まれ変わったばーちゃんは天使のようなかわいい娘。孫にはなかなか会えない。やっと会えた孫は魔王の呪いで瀕死。どうやらこの状態から助ける事がばーちゃんの役割だったようだ。だけど、どうやらここは本当は乙女ゲーの世界らしい。
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
異世界に行ったら才能に満ち溢れていました
みずうし
ファンタジー
銀行に勤めるそこそこ頭はイイところ以外に取り柄のない23歳青山 零 は突如、自称神からの死亡宣言を受けた。そして気がついたら異世界。
異世界ではまるで別人のような体になった零だが、その体には類い稀なる才能が隠されていて....
おいでませ異世界!アラフォーのオッサンが異世界の主神の気まぐれで異世界へ。
ゴンべえ
ファンタジー
独身生活を謳歌していた井手口孝介は異世界の主神リュシーファの出来心で個人的に恥ずかしい死を遂げた。
全面的な非を認めて謝罪するリュシーファによって異世界転生したエルロンド(井手口孝介)は伯爵家の五男として生まれ変わる。
もちろん負い目を感じるリュシーファに様々な要求を通した上で。
貴族に転生した井手口孝介はエルロンドとして新たな人生を歩み、現代の知識を用いて異世界に様々な改革をもたらす!かもしれない。
思いつきで適当に書いてます。
不定期更新です。
平民として生まれた男、努力でスキルと魔法が使える様になる。〜イージーな世界に生まれ変わった。
モンド
ファンタジー
1人の男が異世界に転生した。
日本に住んでいた頃の記憶を持ったまま、男は前世でサラリーマンとして長年働いてきた経験から。
今度生まれ変われるなら、自由に旅をしながら生きてみたいと思い描いていたのだ。
そんな彼が、15歳の成人の儀式の際に過去の記憶を思い出して旅立つことにした。
特に使命や野心のない男は、好きなように生きることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる