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戦勝報告

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魔法弾を受けたゾルスですが、大剣を盾にし魔砲弾を凌ぎ切りそのままオークの中心集団に突撃をしていきます。

魔法使いはどちらかと言うと接近戦は不得手な感じがありますがオークメイジも同じようでゾルスに突入を許すと魔法攻撃も止まり後続のゴブリン達に蹂躙され打ち取られていきます。

突入をしたゾルスは一際大きなオークと対峙していますが、棍棒を振るうオークの攻撃を避けながら様子を伺っている感じです。

恐らくゾルス的にはあのオークは格下なんだろうな。

そんな事を思っているとゾルスの大剣が棍棒を真っ二つに切り裂き、直後オークの頭上から大剣を振り下ろし真っ二つに切り裂きます。

オークの上位種を倒したゾルスが雄たけびを上げると乱戦の中にいるゴブリンも喊声を上げ、反対にオーク達は逃げ道を探しゴブリン達に背を向けて壊走を始めます。

とは言えゴブリン達も目の前の獲物を逃す気は無いようで後ろから槍で突きさし、剣で切り裂きと逃げ惑うオークを確実に仕留めていきます。

暫く一方的な殺戮が繰り広げられた後、オークの姿が戦場から消えてゴブリンのみになります。
ゾルス達が各部隊に召集をかけ部隊が集結しだしたので、ラルに乗ってゾルス達の所に向かいます。

「マサト様、我々の戦いは如何でございましたでしょうか?」
「うん、かなり良かったけど、被害はどのくらい出てるの?その辺も集計してから報告をお願い、あとオークの上位種を倒したゴブリンとかが居たらそのゴブリンには褒美を上げないと。だからその辺も調べて報告をお願い」

そう言うとゾルス達は各部隊の被害状況や手柄をあげたゴブリンが居ないかの確認を始めます。

それにしても今回2000近くいたオーク、上位種以外は全部肉体が残らず霧散したところを見ると、今回の魔力の活発化で生まれたオークをこの世界に元々居たオークが配下にして率いていたって事だよな・・。

戦術とか無くただ突っ込むだけのオークだからよかったけど、これが戦術とか戦法を考えて挑んで来る魔物だったらこうまで簡単にいかないよね・・。

暫くすると、ゾルスとバルタ、ロゼフがやってきて報告をしてくれます。

「マサト様、死亡したゴブリンは134匹、重症で今後戦闘は難しいゴブリンは67匹、他負傷をしているゴブリンはおりますが、回復すればすぐに戦線に復帰できる状態です。」

「じゃあ実質の損失は約200だね、とは言え重症のゴブリン達には砦で別の仕事を与えて生活が出来るように手配をしてあげて」

「かしこまりました。それと、上位種と思われるオーク、とは言え肉体が霧散せずに肉体が残ったオークを打ち取った物がこちらの4匹になります。」

そう言ってゾルス達に紹介された4匹は、普通のゴブリン3匹にホブゴブリン1匹です。
とりあえず褒美としてアイテムボックス入っていたオーガの魔石をそれぞれに1個ずつと錬成術で短剣を製作しそれぞれに与えます。

自分が使役をしている訳では無いんですが、ゴブリン達はうやうやしく魔石と短剣を受け取ると大事そうに抱え込みゾルス達の後ろに下がります。

「とりあえず、忘れ物が無いか確認をしたうえで砦に戻るから準備をして」
そう言って帰還の準備を指示すると同時に手柄を立てたゴブリン達には魔石はすぐに口に運び摂取してしまいます。

3匹いたゴブリンは全部ホブゴブリンに進化しましたよ・・・。
進化間際で強くなってたのかな?

そう思いながら帰還の準備の整ったゴブリン達から砦への帰還を開始します。

ゴブリンが次々にゲートをくぐって二ホン砦に戻っていきますが、今回戦死したゴブリンをも丁重に運んでいきます。
「ロゼフ、今回死んだゴブリンは砦の近くにお墓を立ててあげるの?」
「いえ、皆で食べます」

「食べるの?ていうか仲間だよね?そこまで食料困窮してるの?」
「いえ、食料は豊富です。先のスケルトンとの戦いの後、一部のゴブリンから提案があり、戦士として命を落とした者の勇猛さや忠誠心を皆で共有して自らの体に取り込む事で戦士としての結束を高め力を引き継ぐ為です」

「そうなんだ・・・ところで食べたらゴブリン強くなるの?」
「いえ、戦死したゴブリンの肉を食べても強くはなりませんが、死んだゴブリンの力を受け継ぐという意思の表れ・・・。まあ気分的なものですな・・・」

そう言ってロゼフも食べ物は沢山あるんだから、そんな無駄な事をという表情をしている所を見ると、恐らくゾルスかバルタ辺りが提案をしたゴブリンに感化されて許可したんでしょうね・・。

「まあそれでゴブリン達がやる気出して今後も頑張ろうって気になるんだったらいいんじゃない?」
そんな事を話していると、今度は打ち取ったオークの中で肉体があった死体を運んでいきます。

うん、オークの肉も食べるのね?
まあいいけど今日は砦に行かずプレモーネに帰ろう・・・。
ゴブリンやオークの肉を食べさせられたら嫌だもん!

そう思いながらゴブリン達を砦に戻した後、ゾルス達にはゴブリン軍団を労うように伝えプレモーネに戻り領主館に向かいます。

「グランバルさん、オーク片付きましたよ」
「もう片付いたのか?それでどんな感じだったんだ?」

グランバルさんにはオーク約2000匹に対してゴブリン軍団を約3000匹をぶつけた事を説明します。
「2000対3000か、だがたかがゴブリンが3000居たところでオーク2000には敵わないだろう。お前の眷属が暴れてそれを部下のゴブリンが殺していったという感じか?」
「いえいえ、完全にガチでやり合ってましたよ、ゾルスがオークの上位種を倒しましたがそれ以外はゴブリンの集団戦のまえにオークが崩れた感じですね」

そんな言葉にグランバルさんは驚きながら戦いの様子を詳しく聞いてきますので一応詳細を説明します。
「ゴブリンが自分達で戦術を考えて戦うか・・・。マサト、そのゴブリン達は本当に人間を襲ってこないんだよな?」
「まあ砦には食料が豊富にありますし、何よりゾルス達に人間と争うなと厳命するように言ってますし、人間から襲い掛からなければ大丈夫ですよ」

「それならいいんだがな・・・。それにしてもオークと対等にやり合えるゴブリンか・・・」
「そうですね、てゆうか最近気づいたんですけど、なんか二ホン砦のゴブリンってゴブリンらしくないんですよね・・・」

「いや、オークと対等にやり合って文化的に生活するゴブリンって事態でらしくないぞ?」
「まあその辺は置いといて、普通ゴブリンって痩せてて腹が飛び出るような感じで、何ていうか餓鬼って感じじゃないですか?それが砦にいるゴブリンって肉付き良いし、腹筋が割れているのも居るんですよ?自分だってろくに割れてないのに・・・」

「まあ食料が豊富って事とマサトが土木工事に駆り出したりしてるからガタイが良くなったんだろうな。それとマサトの腹がろくに割れていないのは運動不足だろ、レベルに頼り過ぎて自分の体を鍛えていないからだ」

うん、ぐうの音も出ませんね。
確かに筋トレとかしてませんが、夜通しで魔物狩りとかしてるんですよ?

「それと、オークですが肉体があったのは10数匹であとは倒したら肉体が霧散して魔石のみになりました。恐らく魔力の活発化によって生まれたオークを元からこの世界に居たオークが支配下に置いたという感じでしょうか。それにオークメイジも何匹か居ましたね」
「そうか、群れの殆どが魔力で生み出されたオークか・・・」

そう言うとグランバルさんは少し考えてから地図を覗き込みます。
「マサト、次に同じ規模のオークが現れたら同様に討伐できるか?」
「まあ可能ですね。ただ次の次、またその次となるとゴブリンの損害も莫迦にならないので分かりませんが」

そんな言葉にグランバルさんもうなずき同意をします。
「それが問題だ、人間の兵士もゴブリンも補充速度の違いはあれど、連戦となれば消耗する、今後同様の大量発生が連発したらいつか疲弊して村や町に被害が出るだろう、それを防ぐ方法を考えないとな」

「そうですね、ゴブリンが大量発生したんならゾルス達の同族支配で従わせればいいだけなんで楽ですが、それ以外だと消耗しますね」
「ゴブリンの大量発生にそれを支配し従わせるゴブリン・・あまり考えたくないな・・。だがそれ以外の魔物のの大量発生が頻発した場合はどうする?」

「う~ん、籠城ですかね?特に村なんかは地下に避難場所を作って、一年、いや半年は籠れるようにしておいて、魔物が村から減った頃を見計らい順次救出していく感じでしょうか?」

そう言うとグランバルさんは難しい顔をしながら考え込んでしまいます。
うん、半年も地下に籠るって現実的じゃないよね。
それに食料も半年分ってどれだけの量になるか。

そう思いながらもグランバルさんに自宅に戻る旨を伝え領主を後にします。

自宅に戻り、転移魔法で採石場にゲートを開きカウア達を迎えに行くと既に魔石の回収を終えて、魔物ごとに死骸を積み上げていました。
「マサト様、作業は完了しておりますが、多くが肉体を持たず倒された魔物の数と死骸の数に差異が出ております。」
「まあそうだよね。それで大体どの位が肉体を持たない魔物だった?」

「大体2/3程でしょうか。かなりの数が魔力の活発化で生まれた魔物のようでございます」
うん、森の一部でこれだから森全体でどれだけ魔物が生まれているんだか・・・。

そう思いながらカウア達を労い影に戻って貰った後、アイテムボックスに魔石と魔物の死骸を収納しプレモーネに戻ります。

今日のオークもそうだし、採石場の魔物もそうだけど、どんだけ魔物増えているんだよ・・・。
これで更に魔物同士で争って上位化したり強化されたりしたらそれこそ厄介じゃんか。

ネレースは本当に人間が滅んでもいいと思ってるのか?
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