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第2章 交わる過去
私の新しい場所 〜Story of 史理亜奈瑠〜
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ややあって、私はゆっくり目覚める。
部室の電球の光が白く強く光っていた。窓の外は真っ暗。
もう夜なのだろう。
そして私の左右には、心配そうな顔の先生と氣持さんがいた。
「……っ、奈瑠ちゃん!ごめんね、無茶させすぎちゃった……」
目を開けるや否や、氣持さんが涙目で私に抱きつく。
「その、すまんな……つい調子に乗っちゃった」
先生も気不味そうに俯き、頬を掻く。
私はその時、ただ抱きつかれている感覚と心配の眼差しだけをひたすらに感じていた。
何年ぶりだろう?こんな気持ち。
友達がいない学校ではもちろん、仕事で忙しく親との触れ合いが少なかった家庭でも、こんな気持ちが芽生えることはほぼ無かった。
自然と涙が流れ落ちる。
「わぁー!ごごごごめん!泣かないでぇ~」
「!ほんとすまん!何でも償いするから、な?」
あたふたしながら声を掛けてくれる二人。
私は涙を拭い、少し笑いながら告げた。
「ごめんなさい!大丈夫です……これは、嬉し涙だから。こんなふうに、誰かに寄り添ってもらえること、今までなくて……今日、本当に楽しかったです……!」
私の笑顔で二人はホッとした顔を見せる。
それから私は続けた。
「償いって言うなら……これからは、お手柔らかにお願いします、ね……?」
ーーそれで今に至る、ていうことなの……!まだ、慣れてる人とか状況じゃなきゃ、ちょっと緊張しちゃうけど……」
僕に語り終わった奈瑠先輩は、とても生き生きした目をしていた。
本当に、ここは彼女にとって素敵な場所なのだろう。
ふと、自分の股間に目を向ける。
あんな話を聞いたせいで、もう、限界ギリギリの硬さまで来ていた。
「あの、先輩。もう大丈夫、ですか?」
「ぁは……おちんぽヤンチャだね……!もちろん、回復しました!」
静かに微笑む奈瑠先輩。
彼女もまた、艶やかな液を湛える自身の股に手を添えていた。
僕は先輩を敷物の上に仰向けに寝かせ、ぐっと近づく。
いよいよ、奈瑠先輩とのはじめてだ。
これまで彼女への挿入は、全て菊門でやってきたから。
「先輩……もうっ……!」
彼女の女陰……マンコを味わいたい。
そんな昂る僕の口元に、先輩は人差し指を添えて告げた。
「私のココは……例えば、ジャムパンみたいに、飽きずに一生食べてくれる人になら、あげるよ……」
「先輩……それって……!」
彼女は目を背け、顔を耳まで紅潮させる。
一目でわかる。
恥ずかしがっているのだ。
その可愛さに心がときめき、僕は静かに頷いた。
彼女はそれを確認すると微笑み、僕の唇にそっとキスをする。
そして僕らは、ゆっくりと、溶け合うように一つになった。
部室の電球の光が白く強く光っていた。窓の外は真っ暗。
もう夜なのだろう。
そして私の左右には、心配そうな顔の先生と氣持さんがいた。
「……っ、奈瑠ちゃん!ごめんね、無茶させすぎちゃった……」
目を開けるや否や、氣持さんが涙目で私に抱きつく。
「その、すまんな……つい調子に乗っちゃった」
先生も気不味そうに俯き、頬を掻く。
私はその時、ただ抱きつかれている感覚と心配の眼差しだけをひたすらに感じていた。
何年ぶりだろう?こんな気持ち。
友達がいない学校ではもちろん、仕事で忙しく親との触れ合いが少なかった家庭でも、こんな気持ちが芽生えることはほぼ無かった。
自然と涙が流れ落ちる。
「わぁー!ごごごごめん!泣かないでぇ~」
「!ほんとすまん!何でも償いするから、な?」
あたふたしながら声を掛けてくれる二人。
私は涙を拭い、少し笑いながら告げた。
「ごめんなさい!大丈夫です……これは、嬉し涙だから。こんなふうに、誰かに寄り添ってもらえること、今までなくて……今日、本当に楽しかったです……!」
私の笑顔で二人はホッとした顔を見せる。
それから私は続けた。
「償いって言うなら……これからは、お手柔らかにお願いします、ね……?」
ーーそれで今に至る、ていうことなの……!まだ、慣れてる人とか状況じゃなきゃ、ちょっと緊張しちゃうけど……」
僕に語り終わった奈瑠先輩は、とても生き生きした目をしていた。
本当に、ここは彼女にとって素敵な場所なのだろう。
ふと、自分の股間に目を向ける。
あんな話を聞いたせいで、もう、限界ギリギリの硬さまで来ていた。
「あの、先輩。もう大丈夫、ですか?」
「ぁは……おちんぽヤンチャだね……!もちろん、回復しました!」
静かに微笑む奈瑠先輩。
彼女もまた、艶やかな液を湛える自身の股に手を添えていた。
僕は先輩を敷物の上に仰向けに寝かせ、ぐっと近づく。
いよいよ、奈瑠先輩とのはじめてだ。
これまで彼女への挿入は、全て菊門でやってきたから。
「先輩……もうっ……!」
彼女の女陰……マンコを味わいたい。
そんな昂る僕の口元に、先輩は人差し指を添えて告げた。
「私のココは……例えば、ジャムパンみたいに、飽きずに一生食べてくれる人になら、あげるよ……」
「先輩……それって……!」
彼女は目を背け、顔を耳まで紅潮させる。
一目でわかる。
恥ずかしがっているのだ。
その可愛さに心がときめき、僕は静かに頷いた。
彼女はそれを確認すると微笑み、僕の唇にそっとキスをする。
そして僕らは、ゆっくりと、溶け合うように一つになった。
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