こうゆうっ♪

た〜こいず

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第1章 交友部

溢れる出る牡(10/28)

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「下の子、かわいそうだね……出したげよっと」

 彼女の細い左手の指が、ズボンのファスナーをゆっくりと下げてゆく。

「あ、待って……」

 僕の絞り出すような声も虚しく、抑えの効かなくなったそれは勢いよく雄々しい姿を晒した。

「うわぁ~……えっち……!」

 ズボンの穴からそそり立つモノに見入り、女生徒は悪戯っぽく笑う。

 またしても見られてしまった……
 それも今度は、知らない女性が他に二人もいるところで。

 恥ずかしくて息が詰まりそうな、
 そのはずなのに。
 僕の鼓動は、別の何かを表していた。
 これはそう、言うなれば高揚感……悦びに近い。

(でも、恥ずかしい……)

 堪らなくなり、やっとの思いで声に出す。

「……あの、もう……やめて……」

 瞬間。
 女生徒はパッと僕の服から両手を放す。

(えっ!?)

 想定以上の呆気ない快楽の終わり。
 動揺を隠せない。

「あの……」

「なぁに?嫌なんでしょ?やめてあげたよ??」

 振り返って彼女に目を向ける。
 両手を軽く上げ、やけにニヤついた顔でこちらを見ている。

「嫌がってる子に……無理には出来ないもん……!」

 またしても悪戯っぽく笑う彼女。

 ああ、なんなんだ……
 解放されたのに。
 手を止めてもらえたのに……なぜか……

「……ないで……」

「ん?どうしたのかな」

 どうしてなのか、僕は……

「……ないで、ください」

「もっとぉ……おっきな声で……?」

 この感情が抑えられない。

「やめないでください!もっと……もっとしてください!」

 悪いことなはずなのに……

 情欲が理性を淘汰し、心のままにとんでもないことを言ってしまった。

「ふふ……ふふふっ」

 女生徒はニヤけ顔で、やけに嬉しそうに笑う。

 そして僕を抱き寄せると、わざとらしく胸をグッと押し当てながら、甘い吐息と共に耳元で囁く。

「キミって……変態へんたぁ~ぃ……」

(ウッ!)

 囁きが全身に染み渡る。
 股間にみるみる熱が集まり、今日一番の力のこもりを感じた。

「あんっ……お腹に当たってるよぉ~」

 可愛げな声を出して女生徒が言う。
 身体を離してみると、僕のモノはより強く荒々しくなっていた。

「それじゃ続き、ね……?」

 女生徒はくるりと僕を元の体勢に回転させ、さっきと同じく右手を胸に、左手を股間に添えて構える。

「わぁ~!緒奈仁おなに先輩!この子は??」

「男の子……はっ……!ぉちんぽ……!」

 いつのまにか、部屋の中央にいた二人が歩み寄って来ていた。
 振り返り様に女性の裸体を間近で見てしまった。顔がすごく熱い。多分真っ赤だ。

「ふふ。新入生なんだけど、私が発掘して来た『期待の新星』。まあ見てて……?」

 女生徒は二人に告げると、左手で硬くなった竿をキュッと握りしめる。

(ああ……!)

 柔らかな、女性の手。
 他人に握られたのなんて初めてだ。

 流れる血潮が陰茎に素早く届くようだ。
 彼女は再び、耳元で囁く。

ドキドキしてる……もう、限界かな……?ちょっと早いけど……ラスト、シよっか」

 直後。

「はい、しゅこしゅこしゅこしゅこ……」

 女性は掛け声と共に、軽快にモノを扱き始める。同時に胸の二点も指先で的確に刺激し始めた。

「あ、あ、あ、あ……」

(やばいやばいっ……こんなのもたない……)

 想定外に急に来た快楽の波。
 必死に抑えようとする心の堤防を、軽く乗り越えてくる……

 気付けば前の二人もいつの間にか座り込み、僕の股間を凝視していた。
 ワクワク感や、うっとりするような表情さえ垣間見える。
 それを認めた瞬間。
 僕の中の何かが、音を立てて弾けた。

「あ、無理……」

 思わず呟く。
 腰から膝までの痙攣を感じた。
 そして。

 容量の限界を迎えた僕の情欲は、熱い液となって一気に、大胆に放出された。
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