18 / 42
第一章
第十七話 美星のやるべき事(三)
しおりを挟む
文官選任侍女の業務は一般的な侍女と同じだが、指示系統が若干異なる。
一般侍女は女官が直属の上司となり指示をもらうが、文官選任侍女は文官から直接指示が降りることがありこれが優先される。ただし上司は女官のため、上司が二人存在するようなことだった。
文官選任侍女が担当するのは吏部と戸部、礼部だ。兵部と刑部、工部はほぼ武官のため力仕事が多く、配属されるのは侍女ではなく軍へ入隊希望の男児だった。
現在文官選任侍女は数名いて、彼女達が美星の新たな同僚になった。
「おはよう、桜綾」
「おっはよー!」
執務室で席を並べるのは桜綾という兎獣人の少女だった。
まだ十七歳だが、気立てが良く礼儀作法も完璧にこなし学もあるという。非常に優秀だが獣人優位のきらいがあり、全種族平等を掲げる宮廷では難ありとされたらしい。
だが先代皇派が残る宮廷内では程好い緩衝材になるようで、先代皇派獣人が多い吏部で活躍している。
本来特定の部署を受け持つわけではないが『桜綾は吏部』というのは暗黙の了解だった。
だが今はまた新たな暗黙の了解が出来ていた。
「備品補充行こうか。美星は戸部ね」
「ええ。じゃあ先に礼部へ行ってしまいましょう」
『美星は戸部』。これが新たな暗黙の了解だ。
これは別に美星の能力が買われたからではなく、護栄に食い掛り浩然とも面識があると知られていたからだった。
理由はまったく気に入らないが、それでも一歩前進したのだと謙虚に受け止めることにした。
礼部の執務室に入り備品棚に補充をしていくと、桜綾は引き出しめいっぱいに方眼紙を入れようとしている。
「あ、方眼紙は戸部の方を多めにしましょう。ここは引き出しの三分の一くらいでいいわよ」
「何で? 足りなくならない?」
「礼部は外交でお客様に出す書類が多いから質の良い紙をたくさん使うの。細かい計算なんてしないから方眼紙はいらないわ」
「へー。美星ってよく見てるわよね」
「単に経験の差よ。それに補充個数を決めちゃえばいいだけだし」
「あ、それがいい。そういう誰でもできる運用にしてくれると助かるよ」
「ああ……」
(そうか。私の経験が侍女の業務になれば品質管理は常時一律に保たれる。運用を作るってそういうことだわ)
「凄いね。私なんて言われた通りに補充するので精一杯だわ」
「そう難しく考えなくていいのよ。礼部は書簡をたくさん作るから書簡用の紙をたくさん置く。欲しい物を必要分用意するだけよ」
「ふうん。じゃあ按摩師呼んだ方が良いかしら」
「按摩師?」
急に話が飛んで美星は首を傾げたが、桜綾は職員の方を指差した。
「みんな肩ごきごきやってる。按摩師欲しいよきっと」
「ああ、本当だわ。よく気付いたわね」
「私も家事で肩凝るし。でもそんなお金ないかな」
「どうかしら。提案してみるのはありだと思うわ。定例で報告してみましょうよ。必要なら戸部が予算くれて、そうなれば護栄様からお声がかかるかもしれないわよ」
「……ちょっといいね」
「ええ。私たちにもできる事があるわ」
護栄や浩然のように大きなことはできない。それは悔しい。
けれど、既に桜綾もきらきらと目を輝かせている。小さな事を続ければ国のためになるのだということに。
(そううまくはかないだろうけど。でも『実力を示す』ってそういうことだわ)
そうして二人で補充を続けていたが、礼部を出て少しした時に事件は起きた。
「きゃあ!」
桜綾の持っていた備品が全て床に散らばった。
何故なら桜綾が忽然と消えてしまったからだ。
「桜綾!? え!? 何!?」
何も無くただ歩いていただけだったが、そこには桜綾の服しか残っていなかった。
思わずへたり込むと、よく見ればもぞもぞと服の中で何かが蠢いている。
恐る恐る服を捲ると、そこにいたのは――
「……うさぎ?」
兎はぴょんと飛び跳ね美星の膝に乗った。
「桜綾よね? 獣化したの?」
獣人の獣化を目の当たりにすることはあまりない。
人間との共生は人間の姿が基準となる。それに獣の姿から人間になると肌かのため、よほど親しい間柄でなければ目のまでで獣化することなどあり得ないのだ。
「もしかして具合悪かったの? 執務室戻りましょうか。自分で歩ける? 抱いた方が良い?」
獣の姿になると会話はできない。桜綾はぴょんっと美星の肩に飛び乗った。このまま行けということだろう。
「落ちないでね」
美星は散らばった備品と桜綾の服を拾い執務室へ戻った。
桜綾を更衣室へ連れて行き、服を渡して部屋を出る。すると数分もすれば桜綾は戻って来た。
「ごめんごめん。吃驚させたね」
「いいのよ。それより具合悪いなら休んでていいわよ」
「ううん。獣人て疲れたり気を抜くと獣化しちゃうのよ」
「え? そうなの?」
「そ。結構困るのよね。服脱げちゃうでしょ?」
「そうよね。外だったらどうしようもないわ」
「この制服もほんと不便。獣化しようと思ったら丁寧に脱いでからじゃないといけないし。私は兎だからいいけど、身体の大きな獣人はもっと大変よ。服が破けるし、破けなかったら絞めつけられて苦しいらしいわ」
「え、それ危ないじゃない。首が締まりでもしたらどうするの」
「死ぬかもしれないわ。怖いわよね」
美星は初めて獣人の現状を知った。
羽を出せない規定服は有翼人差別の象徴のように感じたが、獣化に対応していないというのは獣人差別に感じるのではないだろうか。
(そういえば浩然様が蛍宮は人間が基準になってるって言ってたわね)
有翼人が迫害されていたことは事実だが、よく考えれば獣人は人間の高度な技術に圧倒され始めている。
もし蛍宮在住の人間が獣人に勝る技術を手に入れていた場合、殺される可能性だってある。となれば多少人間を優遇してでも共生を図る必要があっただろう。
ふと浩然の言葉が思い出された。
『そんな程度を知らないなんて視野が狭い証拠』
獣人優位であるはずが人間社会が基準になっている理由があり、浩然はそれを知っているのだろう。
ここにきてまた一つ浩然との格の違いを感じた。
(……ううん。私には私の仕事がある。比べるのはよそう)
美星はぷんぷんと首を振ると、桜綾の首に傷があるのが見えた。
「首の裏怪我してるわ。変なとこ打ったのね」
「どうだろ。獣化した時の怪我ってどこに出るか分からないから」
「え、そうなの? どういうこと? 首を怪我したんじゃないってこと?」
「そうそう。獣の手の怪我が人間になると背中に出たり。身体の大きさ変わるせいだと思うけど」
「……そんなことあるのね。全然知らなかったわ」
「獣人特有だからね。だから獣で大きな怪我したら治るまで人間になれないのよ。手を切っただけなのに目が切れたとか。獣人武官の方がお休み多いのは怪我して人間になれなくなってるのよ」
美星には初めて聞く話だった。聞いたことがあるのは『獣人武官は優遇されているから休みが多い』というものだ。
(優遇じゃなくて必要な制度なんだわ)
響玄は人間だから獣人と暮らしたことはない。有翼人の生態は謎だと言われるが、美星にとっては獣人の生態も謎だった。
思っていたよりも知らない事が多くて考えさせられる。
(怪我人が出た時の運用を確認した方がいいわ。種族ごとで違うなら用意する物も違――あ、そういえば慶真様どうなさったかしら。怪我をしてらしたわ)
自分の事ばかりですっかり忘れていたが、慶真はかなりの怪我をしていた。
鷹の姿だったからもしかすれば未だに何か苦労しているかもしれない。
(帰りにあそこ行ってみよう)
一般侍女は女官が直属の上司となり指示をもらうが、文官選任侍女は文官から直接指示が降りることがありこれが優先される。ただし上司は女官のため、上司が二人存在するようなことだった。
文官選任侍女が担当するのは吏部と戸部、礼部だ。兵部と刑部、工部はほぼ武官のため力仕事が多く、配属されるのは侍女ではなく軍へ入隊希望の男児だった。
現在文官選任侍女は数名いて、彼女達が美星の新たな同僚になった。
「おはよう、桜綾」
「おっはよー!」
執務室で席を並べるのは桜綾という兎獣人の少女だった。
まだ十七歳だが、気立てが良く礼儀作法も完璧にこなし学もあるという。非常に優秀だが獣人優位のきらいがあり、全種族平等を掲げる宮廷では難ありとされたらしい。
だが先代皇派が残る宮廷内では程好い緩衝材になるようで、先代皇派獣人が多い吏部で活躍している。
本来特定の部署を受け持つわけではないが『桜綾は吏部』というのは暗黙の了解だった。
だが今はまた新たな暗黙の了解が出来ていた。
「備品補充行こうか。美星は戸部ね」
「ええ。じゃあ先に礼部へ行ってしまいましょう」
『美星は戸部』。これが新たな暗黙の了解だ。
これは別に美星の能力が買われたからではなく、護栄に食い掛り浩然とも面識があると知られていたからだった。
理由はまったく気に入らないが、それでも一歩前進したのだと謙虚に受け止めることにした。
礼部の執務室に入り備品棚に補充をしていくと、桜綾は引き出しめいっぱいに方眼紙を入れようとしている。
「あ、方眼紙は戸部の方を多めにしましょう。ここは引き出しの三分の一くらいでいいわよ」
「何で? 足りなくならない?」
「礼部は外交でお客様に出す書類が多いから質の良い紙をたくさん使うの。細かい計算なんてしないから方眼紙はいらないわ」
「へー。美星ってよく見てるわよね」
「単に経験の差よ。それに補充個数を決めちゃえばいいだけだし」
「あ、それがいい。そういう誰でもできる運用にしてくれると助かるよ」
「ああ……」
(そうか。私の経験が侍女の業務になれば品質管理は常時一律に保たれる。運用を作るってそういうことだわ)
「凄いね。私なんて言われた通りに補充するので精一杯だわ」
「そう難しく考えなくていいのよ。礼部は書簡をたくさん作るから書簡用の紙をたくさん置く。欲しい物を必要分用意するだけよ」
「ふうん。じゃあ按摩師呼んだ方が良いかしら」
「按摩師?」
急に話が飛んで美星は首を傾げたが、桜綾は職員の方を指差した。
「みんな肩ごきごきやってる。按摩師欲しいよきっと」
「ああ、本当だわ。よく気付いたわね」
「私も家事で肩凝るし。でもそんなお金ないかな」
「どうかしら。提案してみるのはありだと思うわ。定例で報告してみましょうよ。必要なら戸部が予算くれて、そうなれば護栄様からお声がかかるかもしれないわよ」
「……ちょっといいね」
「ええ。私たちにもできる事があるわ」
護栄や浩然のように大きなことはできない。それは悔しい。
けれど、既に桜綾もきらきらと目を輝かせている。小さな事を続ければ国のためになるのだということに。
(そううまくはかないだろうけど。でも『実力を示す』ってそういうことだわ)
そうして二人で補充を続けていたが、礼部を出て少しした時に事件は起きた。
「きゃあ!」
桜綾の持っていた備品が全て床に散らばった。
何故なら桜綾が忽然と消えてしまったからだ。
「桜綾!? え!? 何!?」
何も無くただ歩いていただけだったが、そこには桜綾の服しか残っていなかった。
思わずへたり込むと、よく見ればもぞもぞと服の中で何かが蠢いている。
恐る恐る服を捲ると、そこにいたのは――
「……うさぎ?」
兎はぴょんと飛び跳ね美星の膝に乗った。
「桜綾よね? 獣化したの?」
獣人の獣化を目の当たりにすることはあまりない。
人間との共生は人間の姿が基準となる。それに獣の姿から人間になると肌かのため、よほど親しい間柄でなければ目のまでで獣化することなどあり得ないのだ。
「もしかして具合悪かったの? 執務室戻りましょうか。自分で歩ける? 抱いた方が良い?」
獣の姿になると会話はできない。桜綾はぴょんっと美星の肩に飛び乗った。このまま行けということだろう。
「落ちないでね」
美星は散らばった備品と桜綾の服を拾い執務室へ戻った。
桜綾を更衣室へ連れて行き、服を渡して部屋を出る。すると数分もすれば桜綾は戻って来た。
「ごめんごめん。吃驚させたね」
「いいのよ。それより具合悪いなら休んでていいわよ」
「ううん。獣人て疲れたり気を抜くと獣化しちゃうのよ」
「え? そうなの?」
「そ。結構困るのよね。服脱げちゃうでしょ?」
「そうよね。外だったらどうしようもないわ」
「この制服もほんと不便。獣化しようと思ったら丁寧に脱いでからじゃないといけないし。私は兎だからいいけど、身体の大きな獣人はもっと大変よ。服が破けるし、破けなかったら絞めつけられて苦しいらしいわ」
「え、それ危ないじゃない。首が締まりでもしたらどうするの」
「死ぬかもしれないわ。怖いわよね」
美星は初めて獣人の現状を知った。
羽を出せない規定服は有翼人差別の象徴のように感じたが、獣化に対応していないというのは獣人差別に感じるのではないだろうか。
(そういえば浩然様が蛍宮は人間が基準になってるって言ってたわね)
有翼人が迫害されていたことは事実だが、よく考えれば獣人は人間の高度な技術に圧倒され始めている。
もし蛍宮在住の人間が獣人に勝る技術を手に入れていた場合、殺される可能性だってある。となれば多少人間を優遇してでも共生を図る必要があっただろう。
ふと浩然の言葉が思い出された。
『そんな程度を知らないなんて視野が狭い証拠』
獣人優位であるはずが人間社会が基準になっている理由があり、浩然はそれを知っているのだろう。
ここにきてまた一つ浩然との格の違いを感じた。
(……ううん。私には私の仕事がある。比べるのはよそう)
美星はぷんぷんと首を振ると、桜綾の首に傷があるのが見えた。
「首の裏怪我してるわ。変なとこ打ったのね」
「どうだろ。獣化した時の怪我ってどこに出るか分からないから」
「え、そうなの? どういうこと? 首を怪我したんじゃないってこと?」
「そうそう。獣の手の怪我が人間になると背中に出たり。身体の大きさ変わるせいだと思うけど」
「……そんなことあるのね。全然知らなかったわ」
「獣人特有だからね。だから獣で大きな怪我したら治るまで人間になれないのよ。手を切っただけなのに目が切れたとか。獣人武官の方がお休み多いのは怪我して人間になれなくなってるのよ」
美星には初めて聞く話だった。聞いたことがあるのは『獣人武官は優遇されているから休みが多い』というものだ。
(優遇じゃなくて必要な制度なんだわ)
響玄は人間だから獣人と暮らしたことはない。有翼人の生態は謎だと言われるが、美星にとっては獣人の生態も謎だった。
思っていたよりも知らない事が多くて考えさせられる。
(怪我人が出た時の運用を確認した方がいいわ。種族ごとで違うなら用意する物も違――あ、そういえば慶真様どうなさったかしら。怪我をしてらしたわ)
自分の事ばかりですっかり忘れていたが、慶真はかなりの怪我をしていた。
鷹の姿だったからもしかすれば未だに何か苦労しているかもしれない。
(帰りにあそこ行ってみよう)
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
人と獣の境界線
蒼衣ユイ/広瀬由衣
BL
世界には人と獣人、有翼人が存在する。
ある時、鳥獣人の軍事利用を目論む犯罪者が「羽付き狩り」を始めた。
羽付き狩りの標的となった薄珂は、有翼人の弟・立珂を連れて獣人の隠れ里へ逃げ込む。
そこで兎獣人の天藍に出会い惹かれるが、立珂は天藍から貰った服で『有翼人の生活を快適にするお洒落』の開発に目覚める。
兄弟の成長が三つの種族に大きな革命をもたらそうとしていた。
三つの種族を巡るファンタジーBL!
【第一章】
人間に命を狙われた薄珂と立珂は獣人の隠れ里へ逃げ込んだ。
そこで出会った天藍に惹かれ変化する日常に戸惑うが、そんな時、立珂は天藍がくれる美しい商品でお洒落に目覚た。
初めて見る立珂のはしゃぎぶりと眩しい笑顔にその将来を考え始める。
薄珂は三種族平等の国『蛍宮』へ移住を考え始めるが、決断を揺らがす出来事が待ち受けていた。
【第二章】
天藍に招かれ蛍宮宮廷で暮らし始めた薄珂と立珂。
二人は有翼人専用のお洒落を追求し続け、それは有翼人の新たな娯楽になることが期待された。
しかし慣れない宮廷生活と厳しい規律が立珂を蝕んでいく。有翼人には独自の生態があり、異種族との共生の難しさに直面する。
天藍は手を尽くし守ってくれるが、薄珂は最愛の弟を守るための大きな決断を迫られる。
【第三章】
宮廷を離れ二人きりで生活を始めた薄珂と立珂。
薄珂は師・響玄の元で商売を学び、打ち立てた利益は天藍のみならず宰相護栄も舌を巻いた。
立珂のお洒落は留まることなく輝きを増し続け、その価値は多くの有翼人へ広まり求められるようになる。
順風満帆な日々を送ったが穏やかな日々は続かなかった。その試練を経て薄珂は再び選択を迫られた。
【第四章】
ついに『有翼人専門店りっかのおみせ』が始まった!
薄珂が経営をし立珂が商品を作る。これにより生産される立珂のお洒落な服は全有翼人の心を掴んだ。
天藍は兄弟の活動を精神的にも金銭的にも支援してくれて、ついに国一番の劇団をも魅了した。
その広報力で立珂のお洒落は各地に拡散され、種族全体に根付いていく。
薄珂と立珂のお洒落なお仕事物語!
【第五章】
目が覚めたら立珂が十歳頃の姿になっていた!
初めて経験する有翼人特有の成長期に戸惑いながらも、響玄や美星に支えられ幸せな成長を送っていく。
ある日、天藍から「有翼人狩り」で虐殺された人々への慰霊品作りを頼まれる。
立珂のお洒落は有翼人迫害を過去にする一歩になり、その名は世界へ広まろうとしていた。
亡き父の禍根で政治の場に立たされるが、それでも薄珂は立珂の幸せだけを掴み取りにいく。
絵 Dimoon様(Twitter @Dim_Dim0)
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
この度、青帝陛下の番になりまして
四馬㋟
恋愛
蓬莱国(ほうらいこく)を治める青帝(せいてい)は人ならざるもの、人の形をした神獣――青龍である。ゆえに不老不死で、お世継ぎを作る必要もない。それなのに私は青帝の妻にされ、后となった。望まれない后だった私は、民の反乱に乗して後宮から逃げ出そうとしたものの、夫に捕まり、殺されてしまう。と思ったら時が遡り、夫に出会う前の、四年前の自分に戻っていた。今度は間違えない、と決意した矢先、再び番(つがい)として宮城に連れ戻されてしまう。けれど状況は以前と変わっていて……。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる