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第六章 伝える想いと伝わる想い
エターナルシャイン
しおりを挟むダイヤの髪がさらに変化し黄色から
白に変わった。身体から微振動を発し
さらなる進化を遂げていく脚、腕、胸、腹、
そして頭に鎧のようなものが構築され
ていく。
「待たせたな!その姿はまだガイア様に
作ってもらってから、試していない。
どれほどかは分からないがきっと
いい勝負が出来るよ八雲、楽しみに
してくれ!」※ダイヤ
ダイヤの姿は聖◯士戦◯の鎧を着た
みたい。
ちなみに黄金バージョン
「なかなかカッコイイぞ!ダイヤ
………準備はできたな!そろそろ
行くぞ!」※八雲
八雲は拳に力を集めて振り抜く。
拳から光のレーサーが発射され、
ダイヤはその攻撃を躱さず、
そのまま腕を交差させ突っ込んで来た。
ダイヤは関係なしに突っ込み八雲に衝突、
八雲は動きを予知し腕を掴み、そのまま
投げ飛ばす。
ダイヤは数回回転してから地面に着地
八雲は即座に動き、腕に光の刀を携え
斬りかかる。
「ガキン」刀はダイヤの髪にあたり
折れた。
八雲は一度バックステップで下がる。
「……………まさかとは思うがさっきより
硬くなってるのか?」※八雲
「そうだ!この最終形態は防御力を
急激に上昇させている。八雲!今までの
攻撃ではビクともしないから覚悟しな!」
※ダイヤ
「そっか……分かった!」
八雲はオーラを高めるとだんだんと
輝きだす。
『幻影光』
強烈な光が辺りを照らす。
光は徐々におさまり現れたのは
8人の八雲
「な!?どれが本物だ!」※ダイヤ
慌てふためくダイヤ、しかし元来考える
タイプでは無いため即座に考えるのをやめ
突進していく。
8人の八雲はそれぞれ別々の動きで
ダイヤを撹乱する。ダイヤの攻撃が
当たらないよう躱しそして
「グッ」ダイヤに小刻みに攻撃を当てる。
予知の能力を使い躱される為、触れる
ことすら出来ない。深追いるれば
別の角度から攻撃を仕掛ける。
「どうした!ぜんぜん当たってないぞ!
ダイヤ」※八雲
「へんだ!八雲の攻撃なんて全然効いて
ないんだから」※ダイヤ
「ハハハ、確かに硬い、ここまで頑丈な奴は
ダイヤしかいないと思うぞ!」※八雲
「なんだい!諦めたのか?降参するって
言うなら考えてあげても良いけど!」
※ダイヤ
「いや……降参はしない!
今度はこっちから行くから」※八雲
8人の八雲が直線に並び走る。
ダイヤは当然の如く真っすぐに八雲に
向かって走り出した。
八雲はダイヤと接触する直前に分散、
ただし8人の分散ではなく16分散に!
その状況にダイヤは動揺、動きが僅かに
鈍る。その瞬間を俺は逃さない。さっきまで
攻撃し続けていた腹部に集中的に攻撃!
「ガハー」ダイヤの口から苦痛の
声が漏れる。
ダイヤの腹部に手の先を当てる。
……………『光滅手槍(こうめつしゅうそう)』
ダイヤの腹部に光の衝撃が
数十分発数百発数千発
その超速度がダイヤを襲っていた。
「ガシッ」……俺の腕をダイヤが握り
「捕まえたよ!八雲」※ダイヤ
ダイヤはニヤリと笑う。
油断した!まさかこんな状態でも
攻撃の手を緩めないなんて、まさに肉を
切らせて骨を断つだ!
「行くよ!やくもーーー」※ダイヤ
ダイヤの高速打撃を繰り出し俺は
逃げようするがまったく離してくれる
様子はない。
俺はダイヤに殴られる。そのまま俺は
サンドバックの如く殴られ続ける。
「ヘヘッ、どうだい!そろそろ
降参したら」※ダイヤ
「…………………油断はダメだよな!」※八雲
八雲はダイヤの手をへし折った。
「精霊闘気『光』➕『ライフパワー』」
※八雲
ダイヤに殴られた傷は既に治っており
ニヤリと俺は笑い。
「ダイヤ良い攻撃だったよ!
これで終わりにしよう」
…………『エターナルシャイン』
八雲を中心に光が広がり、巨大な光の
ドームが発生周りのみんなは眩しくて
目を瞑る程に光、そして数十秒後徐々に
光がおさまっていくと、
そこには、倒れているダイヤの側に
八雲が立っていた。
「ガイア様……俺の勝ちで良いですよね!」
※八雲
「うーん、悔しいけど仕方ないな~
八雲君の勝ちだよ!」
※ガイア
ガイアはガッカリと肩を落としている。
神様が落ち込む姿はなかなか見れる
ものではないので貴重だと見ていると!
「ビシッ」と動き、
「よ~しもっと強いゴーレムを作るぞ!」
落ち込むのは秒単位だけかよ!今は既に
やる気に満ち溢れている。
「いやーやられたよ!また準備するから
今度も宜しく~」※ガイア
え~……と言いたいが神様相手には
言えない。
「さてさてと今回勝ったからね!
ただでは済まさないから
安心してくれる」※ガイア
「えーーただで帰さない
……オレどうなるの?」
やっぱり怒らせちゃった?
俺は正直ビビってしまった。
「はい!これきっと役に立つから
持っててよ!」※ガイア
「これって?」※八雲
この時ガイア様から貰ったものが
非常に重要な物だった。
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