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第六章 伝える想いと伝わる想い
ガイア様 登場②
しおりを挟む「さ~てどうするかな!」※八雲
八雲はヘルヘイムの情報が入るのを
待ちながら修業をしていた。ドリちゃんの
お陰で精霊闘気『光』が完全に開花した。
前のように暴走することもなく前を遥かに
上回る力を発揮することが出来た。
今のオレは天使に近い存在になっている。
出来ればこの力が失われる前にヘルヘイム
との闘いを終わらせたい。
「おーい!シャインからの伝令が来たワン。
どうやらヘルヘイムのメンバーを拘束
したらしいワン、一度シャインに戻った方が
良さそうワン」
ポチに跨りリーム先生が連絡のため
来てくれた。しかし
「先生いつまでそんな顔してるんですか?
そろそろ教えてくれても良いですよ!」
※八雲
「……うむ、すまんな!心配をかけたかも
しれん。ヘルヘイムのメンバーの中にに
親族がいる可能性があって恥ずかしい
話じゃが動揺しておった。」※リーム
「親族です……か!」※八雲
「そう、だから今回は悪いが我に
任してほしいのじゃ!
あのユルグと言う者、この手で
倒さねばならんのじゃ」※リーム
「そんじゃ!ユルグって奴はリーム先生に
任せますね!オレがスリーズを倒します
んで!」※八雲
「フッ……そんだな!………我に任せよ!」
リームの顔が少しだけ緩んだように
感じた。
………………▽
僕達はギルさん達に別れを伝え、
シャインを目指しルビーが飛んで向う。
しかしここで問題が発生した。
「……………ガイア様何故ここに?」※八雲
「やー面白そうなことになっていると
聞いてね。ちょっと顔を出してみたよ!」
「あ~ガイア様お疲れ様です!今日は
お仕事は宜しいのですか?」※ルビー
「うん、大丈夫、仕事ばっかりやってると
頭が凝り固まって良いアイディアが
出ないからね。インスピレーションを
刺激するようなものと触れ合うことで
より良い物が作れるってもんさ!」※ガイア
ガイア様、神々の中でも鍛冶を司る神
数々の神具を作り、その武器を使えば
世界を手に入れることが出来るとまで
言われている。
しかし驚きだ!見た目は僕とそれほど
変わらない歳の少女にしか見えないけど、
ただ格好が独特だ!どこの配管工が
来たんだと疑いたくなる。
小さな少女なんだけどな~ギャップすげー
「やー八雲君、久しぶり!こないだは
コテンパンに やられたからリベンジに
来たよ!」※ガイア
リベンジってなにこないだの件………
「そこで君に勝負を申し込む!」※ガイア
「………………なんで闘わないと
いけないんですか?」※八雲
一応確認する。
「それは………僕が悔しいからさ!」※ガイア
何を平然と言っているんだこの神様は?
「あの~出来れば闘いたくないんですけど」
※八雲
「駄目に決まっているだろ。
僕の言うことが聞けないってことか?」
一瞬で凄まじいプレッシャーがかかる。
さすが神の名は伊達じゃない。これは無闇
答えると消されるかもしれない。
「わ、わかりました。やらせて頂きます」
「フッフッフ~宜しい。ではこの先にある
高い山があるだろあそこに来てくれ。
そこで待ってるから」
そう言ってガイア様は消えた。
「突然現れたり消えたり
さすが神様だね!」※凛
「いや、さっきのはただの映像、
本物が来たわけではない」※リーム
そうあれでそれだけの威圧、
力を感じさせるから
神の力は伊達ではない。
「ルビー今からオレへ誰と闘うんだ!」
※八雲
「恐らくダイヤと推測します。
私を含めて4人のゴーレムが作られて
いますが、通常戦闘において
彼女に勝てるものはいません!」※ルビー
「へー四姉妹だったんだ!ルビー
あと一人は?」※八雲
「エメラルドです。彼女は戦闘タイプでは
ありません。主に支援に特化したタイプと
して作られましたので主にガイア様の
お世話をしています。その為、
今から行く場所に居ると予想されます」
※ルビー
「ちなみにあそこには何があるんだ?」
※八雲
「あそこにはガイア様が作った兵器が
保管されている。神殿になります。
伝説級の神具がゴロゴロと転がって
いますのであとでなにか貰おうかと
思います」※ルビー
「そんなに簡単に貰えるのか?」※八雲
「ガイア様は自由な人なので、
自分が嫌でなければ
止められることはありません」※ルビー
「そうか、自由の女神だったんだ!
ガイア様って」※八雲
「そろそろ到着します」※ルビー
………………▽
俺達は神殿へと足を踏みえれた。
そこはダンジョンみたいな洞窟風の
場所ではなく闘技場が作られており、
軽く建物を叩いてみるとめちゃくちゃ硬い、
ただの金属じゃない、ルビーに聞いてみると
色々な金属から組み合わせて作り上げた
名のない金属らしい。
ルビーはこれを神鉄と呼んでいる
とのこと。何にしてもちょっとやそっとでは
壊れないのとぶつかったらめっちゃ痛いから
気をつけよっと!
「おっ!キタキタ待ってたよ!」
デカい槌を持って現れたのはガイア様
今度は本物みたいだ!そしてその隣に
佇むのはロングヘアーで赤い髪を振り回し
両手のガントレットをガンガンと
ぶつけながら歩いてくる。
やる気が十分な女性こいつがダイヤか?
「楽しくなりそうだね!ダイヤ、
やりがいがある相手を
用意したから楽しんできなよ!」※ガイア
ダイヤは無言でこちらに歩いてくる。
俺が闘うのだから前に出るべきだなっと
思いリングに上がり、ダイヤと向かい合う。
ダイヤはこちらをぐいっと見て………
「正義の名のもとにお前を倒す!」
熱い一言を頂きました。
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