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第五章 長寿薬ノア
命は大事にでいきます(何回目かの………)
しおりを挟む『長寿薬ノア』が完成した。
これで僕の寿命がかなり伸びるはず
当初予定していた『シャウロンの天輪』を
遥かに超える力を持った。神様の鱗これの
効果は絶大だったようで、薬の効果が
かなり高いと言われている。一体どれほど
寿命が伸びるか楽しみだ!
「八雲くん良いかい、今回は以前以上の
効果でもしかしたら副作用があるかも
知れないとおねーちゃんが言っていた。
ある程度は覺悟して欲しい」※ルーム
このままだとどうせ寿命が尽きて
死ぬんだ!なら覚悟を決めて飲むしか
しかないだろう!
『いただきます!』長寿薬ノアを飲み干す。
飲め終わる…………変化は特に感じない。
むしろ今までの飲んだ時の方が何らかの
影響があった。
ぜんぜん何も感じない…………まさか失敗か!
「先生!」※八雲
「うむ、問題はない寿命は伸びているのじゃ」
※リーム
「よ!よっしゃーこれで心配しなくて
済むぞ!」※八雲
僕は歓喜の声を上げ喜ぶ。
「ちなみに今回はいくつくらい伸びたん
ですか?出来れば50年くらい伸びると
嬉しんですけど」※八雲
「500年じゃ」
「……………………………………」
なにを言われたか良くわからないぞ!
500年?それって人の寿命か~
えーっと僕は人間じゃなくなったのか?
「混乱しているようじゃな~
ま~当然のことではあるが、まずは
冷静になれ我のアナライズでは先程の
ドリグヴェシャ様とのやり取りが起因
しておる。八雲よお主は現状ただの
人間とは一線を超えたのじゃ、天使と
言われる存在へと進化している」※リーム
「え~~~!」※八雲
「当然そうなるであろう。しかしそれは
一時的なものしばらくすれば安定し
元の人間に戻れるであろう」※リーム
「本当ですか?良かった~」※八雲
「多分じゃがな!」※リーム
「先生……信じますからね!」※八雲
やや不安なことを言われたが、
あとは待つのみ
それ以外に方法はないのだから。
「さてと、里のみんなが待ってるし
そろそろ行きますかね」※八雲
………………▽
里ではルビーの力とルームの術式に
よりなんとか呪いの中和を行っていたが、
徐々にその進行を進め命の危機が
迫っていた。
「酷い事しやがる!ヘルヘイムの野郎ども」
僕の中に強い怒りが込み上げてきたが、
今は我慢とにかく呪いを解かないとな!」
※八雲
「寿命もだいぶ伸びたし、ちょっと贅沢
してもいいよな!」※八雲
八雲から膨大な量のオーラが放出され、
空へと昇っていく。
そのオーラは巨大な魔方陣を形成。
『召喚魔法 ライフスフィア』
魔方陣から鎖に繋がれた巨大なスフィアが
現れる。鎖は大地に根を張るように広がり
スフィアを支えた。
思いを力に変え発現させる。
『この里のみんなを助けたい』
「僕に力を貸してくれ!『ライア』
僕の命をすべて捧げる!
『オーバーリミットライフ』」
『了解だよ~~八雲!私頑張っちゃうーー』
※ライア
八雲からかつてないほどのオーラが放出
巨大な柱となりライフスフィアに注がれ
徐々に色が変化していく。
八雲の思いの力が集束する。
ライフスフィアと八雲が繋がり
人が到達することの出来ない力と
なって発動した。
『アルティメット キュア ライフ』
光の鎖が里全体を覆った。
里の人々は光に呪いが浄化され一人
また一人と目を覚ましていく。
光は徐々に弱くなり、八雲とライアとの
リンクが切れた。
「ライア助かったよ!また会おう!」※八雲
ライアはそのまま消えていった。
今回は寿命があったからか、
負荷が少なかった。
ぶっ倒れずにすんだ。
「ただし、今度は過去1寿命が
縮まったがのう!」※リーム
「先生、それはどう言う意味で
しょうか?」※八雲
「そのままの意味じゃ!二百年今回は
縮まったのう一気に使いすぎじゃ
バカモン」※リーム
「に、に、二百年ーーーーんなアホな!」
愕然として膝をつく。
「ま~いんじゃないの、まだまだ寿命は
あるし今回は神鱗(しんりん)を貰った
おかげでストックはまたあるよ!寿命の
心配はしばらくはないと思うけど!」
※ルーム
「そ、そうですよね!なんとかなりそうだ」
※八雲
「そう言う事を言うでない八雲が調子に
乗ってバンバン使用してらすぐに
なるのじゃ!命は大切にせい」※リーム
「わっかりめした!先生、命は大事にで
行きます!」※八雲
「忘れるでないぞ!」※リーム
リームはそう言ってどこかに飛んでいった。
どうも僕が起きてから様子がおかしい。
なにかあったのかな?
それから改めて里のみんなから感謝
された。途中でドリちゃんに呼ばれたので
慌てて出ていったが里はそのまま
宴会騒ぎになった。本当なら里の修復を
優先していたのだろうが、八雲の
ちょっとした気まぐれの一言で
エンジェルドラゴンとなったみんなが
帰ってきた為そのまま今に至る。
僕は再びドリちゃんの遊び相手、
これはこれでどうしてもんか、
神様の相手って結構疲れるんだから
誰か代わってーー
(八雲の心の叫びがこだました)
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