元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ

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第五章 長寿薬ノア 

変態現わる?凛驚愕する!

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……………『ホーリーウォーター』

 水の色が白へと変化血の海を浄化しながら
 貫いていき、ブラッドドラゴンとなった
シュルグに当たり浄化を始める。叫び声と
共にドラゴンは原型を崩し落下、地面へと
落ちて行った。

「ベチャ」
 地面に落ちたシュルグは生きていた。
 姿はまた変化して三メートルくらいの 
 ずんぐりむっくりの筋肉の塊みたいな
姿になっていた。

「八雲、お前は下がっていろ」※赤城
「へ?」※八雲
「さっきも言ったのじゃお前また『ライフ』
使おうとしたじゃろう、我らが殺る黙って
そこにいるのじゃ」
 ※リーム
「え~でも~」※八雲

「ダメじゃ(だ)」※リーム、赤城
「へ~い」しぶしぶ下がる俺

 ここからは赤城、リームVSシュルグとなり
 俺は離脱した。

「ふん!まるでダルマじゃな、
吹き飛ぶがよい『シルフ』」※リーム

 風の波がシュルグを襲う。
 『ブラッドブレード』
 血の斬撃が風を切り裂きその間を
シュルグが超高速で 通過、赤城を
殴り飛ばした。となりではリームが驚愕し
 即座に『シルフ』で攻撃を仕掛けるが
『シルフ』を一撃で殴り潰した。

 こやつ、なんてやつじゃ、恐ろしい
パワーとスピード我ではまともに対応
できんのじゃ…………

 そして、リームに非情な一撃が
振り下ろされようとした時は………

『赤鬼化』
………赤城が赤いオーラを纏い角を
生やした姿で現れリームとシュルグの間に
入り拳を受け止める。

「やってくれるではないか!今のはかなり
痛かったぞ!それでは今度は俺から行こう」
※赤城

 
『武装 業火(ごうか)の双斧(そうふ)』
 赤城の両手に炎が灯り、炎が消えると
朱い斧が、シュルグはそれに対して、
『ブラッドアックス』
 同じく赤い斧を血で具現化する。

「面白い、よかろう!相手をしてやる!」
※赤城
 赤城はニヤリと笑いシュルグに
攻撃を仕掛けた。

 超高速での斧による斬撃の応酬が始まった。


…………………▽
 そしてその頃、凛達の前にも敵が現れた。

「私は闇ギルドヘルヘイムの一人
フリーズ宜しく」
 現れたのは真っ白な髪を膝付近まで
伸ばした。これまた真っ白な服装の女性

 間違いなく敵、この人からもさっきの
やつと同じすごく嫌な気配を感じる。

 凛は眉間にシワを寄せる。

「ふ~ん、あなたがヘルヘイムの
一員なの?話ではよく出ていたけど、
初めて会ったわね!確かに嫌な気配を
持ってるしそれにあなたって」
 ※ルーム
「ルーム、こいつ死人だワン、
生きてる気配がない」※ポチ

 凛は驚愕しフリーズを見る。見た目は
ただ白い肌をしているだけでとても
死んでいるようには見えない。

「そうね!心臓は止まっているわ!
だから身体もとても冷たいの触ってみない」
 フリーズは両腕を前に出し触ってた
ばかりにこちらを見つめる。

「触るわけね~だろうが、お前は敵
なんだろ!ならお前をぶっ飛ばす!」
※ティア
 向かって行こうとしているティアを
ポチが咥えて無理やり止める。

「そう!誰も私には触れてくれないのね!
 わたし……………とても悲しいわ~」
 一言を気に、地面がパキパキと音を
たて凍っていく。

「そいつに触れるなよ!恐らく一瞬で
凍って身体が壊死してしまう」※ルーム

「わたしはみんなともっと触れ合いたいの!
 わたしに温もりを感じさせて~」
※フリーズ

「つまり近づかなければ良い!遠距離
攻撃ですね!」※ルビー

 みんなが気がついた時にはフリーズに
向かって10メートル以上の大岩が
飛んでいった。

「ブチッ」っと音が出ることはなく
ドスンと音がしたのだが呆気なく
潰れてしまった。みんなが唖然としている。

「ルビーちゃん、すごいの~」※クク
「えっへんなのです!<( ̄︶ ̄)>」※ルビー

「あれは良いのか?その何と言うか……」
※ティア
「言わんとすることはわかるが敵なので
問題ないのでは?」
 ※ルーム
 やや苦笑いをする二人

「お二人共まだですよ!油断しないで
下さい!」※凛

 
「あ~岩にも温かみがあるのね~
う~~~ん」
 岩の横で頬ずりをしながら抱きついて
いるフリーズ見た限りでは無傷、攻撃は
当たらなかったのか?

 『焔式 活性火』………『火の鳥』 
 火の鳥と共に凛は走り出した。

「あ~あなたは温かそうね!
抱き締めさせて!」※フリーズ
 フリーズは凛を迎え撃つが、凛は急停止
 
 何故か………なんかこの人いや~
 誰も分からないが、凛は意外なことに
嫌悪感から止まってしまった。

「近づかないで!」※凛
 火の鳥はそのままフリーズに突っ込ませた!

 フリーズは何事もなく、むしろ両手をを広げ
 迎え入れる。
「シュー」
「あーーーきもち~い」
 フリーズは光悦した顔をしているが、
 火の鳥はどんどん消えてなくなる。

「あ~~~もっとないのあなた!」
 フリーズがこちらを物欲しげに見てくるが、
 凛は引いてしまい。どんどんと下がり、
 ルーム達のところまで戻ってしまった。

「どうしましょう。私はあの人苦手です!」
※凛

「確かに凛を含めてやる気を削ぐ相手だ!
 そういう時はルビー頼んだワン」※ポチ

「………イヌコロなんか納得出来ない
気がしますが、パワーアップした私の力を
見せてあげましょう」※ルビー

『変身\(゜ー゜\)』
 空に飛び上がると、地面から土の塊が
空へと土の塊が射出され、ルビーに次々と
装着されていく

 そして地面に着地する時には、
ルビーは今までのゴーレム形態ではなく。
ルビー自身に宝石の鎧が装着されていた。

『ルビーパワーアップ
バージョンてす⁽ ⁽ଘ(ˊᵕˋ)ଓ⁾⁾」※ルビー
 
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