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第五章 長寿薬ノア
聖域の番人 二人目
しおりを挟む三人はしばらく走るとそこには一人の
青年が座っていた。
岩に腰掛け本を読んでいる。
こちらに気がついたようだ、パタンと
本を閉め、こちらを見て「やー」と軽く
手を上げて挨拶をした。
「宜しくお願いします」
ギネアは頭を下げ挨拶をする。
そんな中、ギルは警戒しつつも違和感を
感じたからた闘う意思をまるで感じない。
まるで世間話でも今からしようとして
いるみたいだ。
「な~ギルあいつお前に似てないか?」
※リョウガ
何を言ってるんだと思ったが、
確かに顔立ちの系統は似ているとは思う。
だからと言って……
「わかるかい!君は僕のオーラを
見てるんだね!なかなかいい感度を
しているね!そうだよ
ギル、ギネア、ひいおじいちゃんだよ~」
「「…………………」」※ギル、ギネア
「あれ?反応が薄いな~ギネアには
会ったことないけどギルはオムツだって
変えたことあるんだけど?」※?
「ひいおじいさん?そう言われましても、
そのあなたはそれ程お兄ちゃん達と歳が
離れているようには見えないんですが………」
※ギネア
「あ~ギネアちゃんは知らないんだね!
エンジェルドラゴンに進化することは
生まれ変わる事に等しいことなんだ、
だからピチピチになったんだよ
イケメンだろギネアちゃん」※?
「は、は~………」なんかチャラいなと
思うギネア
「それでひいおじいさんという話であれば、
あなたの名前は、ギャラトで宜しい
ですか?」※ギル
「あ~それで良いよ!ギル、何だよ
ずいぶんと好戦的な目をしている
じゃないか、どうしたんだあの時の
可愛いギルはどこへ行ったのか!」※ギャラト
「そんな赤ちゃんだった時のことを
言っても覚えていませんよ!ただしあ
なたについては良く父から聞いていました。
槍の名手だと」※ギル
「そうだよ!今も欠かさず練習
しているんだ!前よりもっと上手く
なってるかもよ!」※ギャラト
「私は父から聞いてあなたに憧れていました。
ひと勝負お願いできますか?」※ギル
「…………そういうことか良いよ良いよ。
嬉しいね~子孫の実力がどれほどか
確認しようじゃないか!」※ギル
「何だよ。お前一人かズルいな~」
※リョウガ
「すいません、私の中にもしっかりと
戦士の血が流れていたようですね!
少々疼きまして」※ギル
「お兄ちゃん、頑張って‼」※ギネア
「お相手願います!」
ギルが槍を構え、それに応じる様に
ギャラトも槍を構えた。始めはまるで
稽古のように槍を交える。そのスピードは
徐々に上がり激しい打ち合いを始めた。
ギャラトは準備運動はこのくらいにしょうと
言わんばかりに強烈な一撃を放つ
『雷槍(らいそう)
紫電一閃(しでんいっせん)』
目にも止まらぬ速さの必殺の一撃が
ギルを襲う。
しかし、その一撃をなんなくいなし
ギルは懐に入る。
『天雷掌(てんらいしょ)』
腹部への強烈な一撃をギャラトは
受け弾き飛ばされた。
「まずは一撃です。ひいお祖父様」※ギル
ギャラトはニヤリと不敵に笑う。
……………▽
「ケッケッケッ、ケッケッケッ」
不気味なテンポで声が聞こえる。
その声の主の後ろには深い霧が
発生しており、中では複数の何かが
蠢いていた。
……………▽
「八雲お兄ちゃんあそこに
変な花があるよ!」※クク
「確かに変な形だな~真四角な花だし
葉っぱも四角始めてみたなんて花
なんだろうな!」※八雲
僕達は儀式の最中と言うこともあり、
あまり里でガヤガヤすると目立って
しょうがない(邪魔になる)為
少し離れた森を散策している。今ここに
いないのはリーム先生と赤城、二人共
寝るそうだ。
「あ~それね!あんまりその辺には
生えてないから見る機会はあんまり
ないよね!それは失格花って
言われている名前の花なんだよ!」※ルーム
「しかく?失格?なにそれ?」※八雲
「そう。ただしこの里でだけだけどね!」
※ルーム
「なんでそんな名前を?」※八雲
「簡単に言うと追放者に向けて
送られる花なんだよそれ!
この里で何らかの犯罪や違反を
犯したものに呪いをかけるための呪具に
使用される」※ルーム
「え~~何それ?こわ‼」※八雲
見た目は変だがそれ程毒々しい訳
でもないのにそんな使われ方するんだ
意外………それにしても多いな~
周りを見ると森を囲うように
生えている気がする。
「あれ?なんかあの辺だけ、
踏み荒らされている………………違う、
腐るように枯れてるなんで?」※ティア
「ホントだワン、くっさ~~~」※ポチ
周辺10メートルぐらいの幅で花が
奥の方から荒れていたちょっと異常、
なんかも⚫のけ姫のア●ガミサマが
通ったみたいに感じた。
……………▽
その頃里では儀式の成功いの準備を
していたはずだったが里の人達が
そこらじゅうで倒れており、顔や腕に
紫の斑模様が現れている。一体何が
起きたか?偶然、警備の兵士が見廻りで
来て助けようと駆け寄る。見るとまるで
毒にやられたように苦しんでいる。
死んではいない対処すれば助かるかも
知れない。
急いで応援を呼ぼうと後ろを向いた時
後ろには………巨大な顔が浮いていた……⁉
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