元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ

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第五章 長寿薬ノア 

風の精霊王召喚………そして………すいませんでした。

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 シルフ達が「うふふ」と笑い声が
反響するようにそこら中に聞こえる。

 ランエボはリングに叩きつけられ
大の字でぺしょんこになりめり込んでいる。
しかもドラゴンになって………

 風の影響は観客席に行かないよう
シルフに守らせていたから誰も怪我は
してないようだこれだけ精霊を集めると
制御が難しくなるから気をつけないと。

 リングに降り立つと、リョウガさん達も
 こちらにするようだ!

「試合は終了ですね。勝者八雲」※ギル

「ダサかったはね、こいつ」※ヒョウカ
「あ~なんかスカッとしたわ!
 それにしてもこいつ竜化までしやがって
反則負けだぞ!」※ガンマ
「仕方ありません竜化しなければ
先程の攻撃から身を守れなかったでしょう。
とっさの判断としては 良かったのでは?」
※ギル
「そうなんだけど、この姿カッコ
悪すぎ フフ」※ヒョウカ
「それにしても強いな八雲、ヒト族に
これ程の奴らがいるとは俺も負けて
おれんぞ」※ガンマ
「まったくガンマは暑苦しいわね!
 ただ私も考えを改めたわヒト族は
決して私達より弱くない」※ヒョウカ
「いやーみんなが分かってくれて
嬉しいよ。ただ勘違いはするな!
俺達は決して弱くない。ここにいる
全員がもっと強くなれるんだ」※リョウガ

「お前が言うと説得力があるな。
それでお前は闘わなくて良いのか、
ドラゴン族は一勝もしていないが!」
ギルがリョウガに話を振る。

「うん?…そうだな、確かにお前らの
闘いを見てやる気が出てるのは事実だな、
どうよ八雲もう一試合」※リョウガ

「勘弁して下さい。リョウガさんにも
言いましたよね!」※八雲
「うん?………あ~そうだっわ、
今『ライフ』使えないんだっけか、
それじゃー意味ないわな~悪い、
俺も少し熱くなってたわ」※リョウガ

「なんで闘わないんですか?
『ライフ』って?」
 ギネアは凄く強いとは聞いて入るが
リョウガの闘いを見たことがなかったので
見てみたくてつい聞いてしまった。

「ギネアちゃんごめんね!ちょっと
諸事情があって、アハハハ」※八雲

「こいつなギフトが使えないから
本気が出せないんだよ。
 それで闘っても面白くないだろう
ギネアちゃん」※リョウガ
「そうなんですか?今の闘いを
見ただけでも凄く強かったと思ったん
ですけど」
 ギネアはびっくりしていた。
ランエボさんとの戦闘は私が見た中でも
一二を争う程のレベルの高い戦闘だった
から、きっと里でこれほどの猛者はいない。

「そうだよな、実際これの10倍以上は
強いぞ」※リョウガ

「え⁉そうなんですか」※ギネア
 ギネアを含めたギル達も驚く
「リョウガそれは言い過ぎなん
じゃないか」※ギル
「そんなことね~よ八雲のギフトは
それを可能にする
 そうだよな八雲!」※リョウガ
「リョウガさんメッチャ喋りますね。
 人の秘密を喋るのはご法度ですよ!」
※八雲
「あ~悪いなつい八雲のことを喋りたく
なっちゃって」※リョウガ


「「「ふざけるなーー」」」
 突如怒鳴り声が響く、そこには
ボロボロのランエボが立っていた。
「なんだと、手加減でもしてたって
いうのか?」
 怒りの形相でランエボは喋る。
「ランエボさん、それは少し違うよ。
今はこれが僕の全力さ、本気で闘ったよ!」
※八雲

「そんなの関係ない、僕は全力でない。
お前に負けたのかそうか、くそ~…………」
 ランエボは周りを見て
「分かってるよ。僕は負けた。ヒト族を
 バカにしたことは謝るよ。悪かった」
※ランエボ

「ランエボさん偉いです。ちゃんと
謝れました。パチパチパチ」※ギネア
 ギネアは拍手をランエボに送る。
「ギネアちゃんには勝てないよアハハハ」
 ランエボは笑ってそのまま倒れた。

「これがランエボにとって良い結果に
結び付けばいいがな」※ギル
「うん?ギルは心配症だな!なるよう
になるさ!」


「それにしてもずいぶんと集まったもんじゃ
 まだまだ暴れたいと言っておるのじゃ」
※リーム

「そうですね!僕も少しやり過ぎました」
※八雲目の前にはシルフが並んで勢揃い
見事なもんだ。それにみんなには見えて
ないが風の精霊もワイワイとたくさん
遊んでいる。

「ランエボさんが風使いだったので
これは良いやと思って攻撃させて
逃げ廻ってましたけど、」※八雲
「風魔法に釣られて精霊が集まってきた
それにここは精霊が集まりやすい環境化に
あったこともあり恐ろしい数になって
おるのじゃ」※リーム

「リームさん、精霊が集まると何か
あるんですか?」※凛
「我らのような精霊使いは精霊の力、
数で無限に上がっていく。今回はランエボを
倒す為集めたがまだまだたくさん集って
しまい。遊んでほしいと騒いでおるの
じゃ」※リーム

「へーそうなんですね。初めて知りました」
※凛

「どうしたもんかな~せっかく集めたし
そのまま帰ってもらうのも悪いから
一発デカいの放って終わるか!」

「精霊のみんないっちょやりますか~」
※八雲
 八雲は精神を統一しイメージする。
両手を上げ新技を放った。

「精霊王召喚 大気よ!我に従え
……『エアリアルの咆哮』」

 ズンっと再び大気が重くなり上空に
シルフ達が高速で回転し大気が揺れす。
中心点に槍のようなものが現れると
それが上空へと飛んでいった。

『ゴーーーー』まるで核爆弾が爆発
したかのような衝撃とともに、周辺の雲が
吹き飛び一面青空になった。

「おー綺麗だなーーー」※八雲
「うむ!これは絶景なのじゃ」※リーム

「………………………………………」全員あんぐりと
口が空いている。

「「「「「うぁーーーーー」」」」」
 周りから叫び声が聞こえる。中には
世界の終わりだ~などと大袈裟なことまで

「うん、ちょーっとやり過ぎたかな~」
※八雲

「八雲くん良いかな!たぶんね呼び
出されるから」※ギル

「はい、すいませんでした(・_・;)」※八雲

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