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第五章 長寿薬ノア
ドラゴニュートの里 ヘブン
しおりを挟むヘブンに到着……と言われたけど
目の前に広がるのは地平線のみ、
なんにもない砂と岩があるだけで
どこに建物があるんですか
リョウガさん?
「どうした変な顔して………
フッなんだ分かんないのか~ハッハハ
隠れ里だから簡単に見つかったら困る
ヘブンはこの中だ!けど普通には入れな
いんだ、この『首飾り』が無いな!」
リョウガさんが首にかかっている。
それを見せてくれた。
「わ~きれいなの!o(^o^)o」※クク
「本当にきれい、特にこの三日月みたいな
宝石が輝いているわけでもないのに
凄く神秘的な感じがする」※凛
「確かに不思議なオーラを感じる」※八雲
「我も昔入ったことがあるが、それは特別な
製法で作られた人口鉱石で術式が刻まれ
ておる」※リーム
「先生こないだ侵入したって言ってました
けど、どうやって入ったんですか?」※八雲
「そんなの我にかかればちょちょいの
ちょいじゃ『アナライズ』で確認して
同じものを作ったのじゃ」※リーム
「リームさんあんたそんなことしたのか?」
※リョウガ
「ムム、なんじゃここには興味をそそる
素晴らしいものが多いと聞いたのでな!
ちょっと見に行って来ただけなのじゃ」
※リーム
「気を付けてくれよ!ドラゴニュート
(天竜人)は他種族を嫌うからな!無闇に
争いの種になるようなことは控えてくれ!」
※リョウガ
「気になっていたんだが、何故他の
種族を嫌う?」 ※赤城
「あ~少し語弊があったかもな、
正確に言うと嫌っていると言うより
警戒心が強いんだ!エンジェルドラゴンを
守るためにな!」※リョウガ
「そうか!八雲トラブルの匂いしかしないが」
※赤城
「なんで僕に言うんだよ!僕はトラブル
メーカーじゃないからな、それに今回は
ある程度は覚悟した方が良い」※八雲
「なんだお前達この里に戦争でも
仕掛けるのか?仕掛けるなら先に
言っておいてくれよ
全員牢屋行きだぜ!」※リョウガ
リョウガから凄まじい威圧が放たれる。
「コラ~」八雲はリョウガの頭を叩く。
八雲以外の全員の表情が固まる。
「痛いな~八雲叩くことないだろ!」
※リョウガ
思ったよりずいぶん軽い反応
「ここに小さい子供がいるんだからな!」
※八雲
「あ!?スマン忘れてた」※リョウガ
「アンリさんが知ったらただじゃ済まない
ですからね」※八雲
「八雲それは勘弁してくれ!
あいつ加減知らないから首とか
吹っ飛んじまう」 ※リョウガ
ガクガクしているリョウガさん
僕も知ってるから気持ちはわかる。
「クク大丈夫だったか?」
僕は頭を撫でながら聞くと
「うん大丈夫だよ!ちょっと
びっくりしたけど」※クク
ククって…案外度胸があるだよな!
「それじゃ入口を開けるが、
さっきも言った通りあまり歓迎されない
から覚悟はしておいてくれ」※リョウガ
リョウガが首飾りを持って歩いて行くと
空間が避け光が見える。リョウガはそのまま
歩いていくので着いていく。
気が付くと目の前には大きな森なあり
リョウガはもう少し歩いた先に里の入口が
あると教えてくれた。
しばらくすると軽装の鎧を着た門番と
思われる2人が入口に立っており、そこで
1人の女性が話をしている。
1人の門番がこちらに気が付く
「そこで止まれ………あなたはリョウガ様
ですねお待ちしておりました。手続きを
しますので少々お待ち下さい」リョウガに
お辞儀をして頭を上げた時、目つきが
変わっていた。
「そちらの皆様はどうやって入って
来られたんですか?」※門番A
「俺が入れた」※リョウガ
「リョウガ様、このようなことをされては
困ります。特に今は大事な時、勝手な行動は
ご遠慮下さい」※門番A
瞬間門番が高速でこちらに向かい僕の首筋
目掛けて棍棒で突く。
「パシッ」リョウガが当たる直前、
手のひらで棍棒を受け止める。
「おい、待てよ!ずいぶんといきなり
じゃないか、俺の連れだぜ!手出すって
言うなら俺を通してくれ」※リョウガ
「リョウガ様、既に彼らにはこの場所を
知られてしまいました。
彼らの拘束もしくは排除をしなければ
なりません」 ※門番A
「は~随分と教育が行き届いているな~
ギル」※リョウガ
「当たり前だ僕は他種族を信用しない。
常に警戒心を持って対応しろと指導
している」※ギル
いつの間にか入口前にもう1人長身で
眼鏡をかけた黒髪短髪の男が立っていた。
「少し頭が固すぎるんじゃないか?」
※リョウガ
「お前こそ村長の立場になっても
変わらんか?少しは成長したかと
思ったんだがな!」※ギル
2人は歩みより握手した。
「リョウガおめでとう、やっと落ち着く
気になったかさっさと村長になれって
いつも言ってたけどやっとなったか!」※ギル
「俺は今でも外の世界を回っている方が
性に合ってるんだが、周りが煩くて
仕方なくだ!」※リョウガ
「そう言うことだ!力がある者はその責務を
果たさないと周りは許してくれないもの
むしろ遅いくらいだ!遅れた分働け」※ギル
「ギルは相変わらず仕事人間だな!」
※リョウガ
お話し中大変申し訳ないんですが、
早く何とかして欲しい。僕は今も
門番の方に棍棒を突きつけられ睨まれて
いるんですけどと言いたいが言えない
これは日本人の性なんでしょうか?
しばらく待つことにしました(ー_ー;)
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