元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ

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第五章 長寿薬ノア 

かくれんぼが得意なサファイア?

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  八雲達の上部では着々と大岩が完成
しようとしている。その大きさ直径50m!!

「私、こう見えて頭そんなに良い方じゃ
ないのよ!
 考えるのあんまり好きじゃないの!
 頭カーってなるじゃない(>ω<。)」※コリン

「そんなん知らんわー
 全投げせんで自分でも考えんかい」※八雲

 落下まで残り20秒

「仕方ないじゃない勉強嫌いなの
 冒険者は考えるんじゃなくて
 感じるの!( >Д<;)」※コリン

「まさか勉強が嫌いで家を出たんじゃない
 だろうね(¬_¬)」※八雲

 落下まで残り10秒

「違うわよ!失礼ね~私には憧れの冒険者が
 いるの、S級冒険者にして風魔法ですべてを
 なぎ倒す。その方の名は………」※コリン

 落下まで残り3…… 2…… 1…… 0

「フフッ」サファイアは僅かに笑みを溢し

「ね~ね~2人とも上見て!!うえ!!」
 ※サファイア

 ゴォーっと音を出しそうな迫力で
大岩が落下コリンはそれを見て足がすくみ
即座に動くことが出来ない。
なんとか動き出した時には既に手遅れ
だった。ゆっくりとコリンは地面と
大岩の間に沈んだ。


 サファイアは大岩に近づき手を当て
「う~ん、おかしいな~ルビーおねいちゃん
と一緒いる奴だからもうちょっと楽しめる
奴だと思ったんだけど、意外と大したこと
なかったな~」※サファイア

「コンコン」っとつまらなさそうに
岩を蹴る。
 
……………▽
そんな中、地面の下では、

「助かったけど!良くこんな空間
見つけたわね!」※サファイア

「見つけた訳じゃないですよ!
 危ない物が、真上で作られてたんで、
 落ちる前に準備してたんですよ!」※八雲

「良く気がついたわね。
全然気配を感じなかったから反応出来
なかったもしもあのままだったら………」
※コリン

 コリンはあのまま押し潰されたことを
想像しゾッとする。

「かなり気配を殺していましたね!
僕も普通だったら気がつかなかったです
けどだいぶ騒がしかったんで」※八雲

「?……騒がしいってどう言う意味よ!
 何も聞こえなかったでしょ!」※コリン
 
「確かにコリンさんはそうだったかも
しれないけど僕には「おうおう」とは
「行くぞ」みたいなの声が無数に
聞こえたんだ!その声を辿ると
 上に大岩があった訳さ」※八雲

「そんな声一切聞こえなかったわよ」
※コリン

「それは仕方ないよ!聞こえたのは
 地の精霊の声だから、精霊魔法が使えないと
 聞くことは出来ない。サファイアも
 まさかそれでばれるとは思ってないだろうね
 でも、お陰でサファイアのいる場所が
 分かる方法が見つかったよ」※八雲

「えっ嘘、やったじゃん!
………でもどうやって?」※コリン

「答えは聞けば良いのさ!」※八雲


……………▽
ここはとある一室

「う~んこのマンゴージュース美味し~
 今日は特に暑いから冷たいジュースは
 いる美味しく感じるよ!」※?

「トントン」ドアを叩く音がする。

「入ってどうぞ(* ̄∇ ̄)ノ」※?

 ドアが開く。

「何がマンゴージュース美味し~だ!!
 こんなところでくつろぎやがって、
 鬼ごっこはどうした!外に出て遊べ
 バカやろう!」※八雲

 そこには黄色の髪をお下げにした少女が
 イスに座りジュースとお菓子を食べていた。

「あれ?生きてたんだ!どこにいたの?」
 ※?

「地面の下だボケ!!遊びたいとか言っといて
 てめーがほったらかしとか舐めとんか!」
 ※八雲

「ね~ね~八雲この子知ってるの?」
※コリン

「会話の流れで分かって下さいよ~
 こいつがサファイアです」※八雲

  少女と八雲を
キョロo(・ω・= ・ω・)oキョロ

見直しながら、

「うん?え~っとゴーレムじゃないわよ!」
 ※コリン

 コリンは指をさし訴える。

「ゴーレムじゃないのは分かってますよ!
 あ、いや、正確にはあれもゴーレムだけど
 それは置いといて、あれがサファイアの本体
 つまり会った時から鬼ごっこをしているまで
 ズーっと偽物のサファイアが相手してた
 んだよ!俺達は騙されてた訳だ( ̄Д ̄ )」
 ※八雲

「……………(・ε・` )」※コリン

 あれ?なんかもっと騒いだり怒ったりすると
 思ってたんだけどやけに静かだな~

「コリンさん、どうしたんですか?黙って……」
 ※八雲

「うん( ・◇・)?
 まだ頭でこんがらがってるから、
 何も考えられないわ( ・д・)」※コリン

 コリンさんあんたアホの子か?

「どうしてわかったの、私がここにいるって」
 ※サファイア

「そこね!実に簡単な話だよ!
 地の精霊に聞いただけだから、
ここに居るって」※八雲

「へー驚き、水の精霊だけじゃなくって
 地の精霊とも会話が出来るんだ」
※サファイア

「ま~地の精霊とは会話が出来るだけで
 魔法は使えないんだけどね!」※八雲

「やっぱり面白いかも君、ルビー
おねいちゃんが連れてきたことは
あるね~」※サファイア

「そりゃどうも!
 それでどうする続きやるの?」※八雲

 サファイアが口を開こうとした瞬間

「アーーー」突然コリンが叫ぶ

「わかったわ!
あなた私を騙したのね(。・`з・)ノ」
 コリンはサファイアに指をさし抗議


「………いまさらか~い (゜o゜)Σ⊂(゜Д゜ )」


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