元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ

文字の大きさ
上 下
121 / 226
過去編 結城とあゆみ悲劇までのカウントダウン 

過去編 危機!!爆弾を処理せよ!うなれアナライズ

しおりを挟む

「ば! ば! 爆弾!?どうするんだよ。これ!?」
 ※一樹

「なに言ってるのよ!あんた達が
持ってきたんだから
 なんとかしなさいよね!!」

「バス!!」っと未希さんは一樹さんの
手に置く。

「ふざけるんじゃね~よ。もとあと言えば
 健司が言い出したからこうなったんだ!」

今度は一樹さんか健司さんに移動

「いやいや無いですよ。俺、死にたく
ないっす!」 ※健司

今度は健司さんから大地さんに移動

「………………え!?」※大地
「大地に何してくれるのよ!」※未希
「ゴホ~」鋭いパンチが健司さんの
頬を貫いた。

…………▽
健司さんがぶっ飛ばされたことで、
みんなが逆に冷静になれた。

「それでどうするんだよこれ!!」※大地

「ちょっと待って下さい。大地さん!
リームさん、これって本当に爆弾
なんですか?全然そう見えないん
ですけど?」

「これはクリスタルコアといって、
 いわゆるエネルギーを保有した鉱石を
 加工して作ったものじゃ、通常は何かの
 動力に使われるが、これは兵器として加工
 されておるのじゃ」

「マジかよ!お宝見つけたと思ってたのに、
 とんだ掘り出しもんだぜ!」※一樹

「これってどこで見つけてきたの?」
  ※八雲

「盗賊団が持ってたの!今回たまたま
依頼の途中で襲われている人を見つけ
てね!助けた時にそれを見つけたん
だけど、たぶんこの二人が
 こっそりもってきたのよ!」※未希

「あ、え~と……ま~そうです」

言い訳しようと考えていたが、未希さんが
睨みつけると二人とも認めました。

「なんにしてもよ!これ早く捨てに
行こうぜ!いつまでも持ってられ
ないぞ!」※大地

「そうね!こんなところで爆発したら
 テロリストもいいところよ!」※未希

「まずは人が居ないところに持って
いきましょう」 ※八雲

「うん!?ちょっと待つのじゃ!」

「どうしたんですか?」

「さっきより輝いておるのじゃ」

「お~本当ですね!きれいですね!」

「呑気じゃのう八雲は爆弾が
 作動しておると言うのに」

「……………え!?リームさんもう一回言って
もらって良いですか?」

「爆弾が起動しておる
 何が切っ掛けかはわからんが?」

「え~~~」
またしても一同驚き絶叫

「あああはああ、とにかく遠くに
持っていかないと大地ーーそれ蹴って
遠くに飛ばしなさいよ!」

「ムチャ言うなよ未希、蹴った瞬間に
爆発したらどうするんだよ!」

「あああ、そうだよねどうしよう
八雲くん」

「えっ僕に振るんですか?思い
つかないですよ!」

みんな揃ってあたふたしていると、

「ま~落ち着くのじゃ、そんなに
 すぐには爆発しないのじゃ」※リーム

「リームさん分かるんですか?」※八雲

「我に任せておくのじゃ、
 我がギフト『アナライズ』によって
解析鑑定じゃ」

「ふむふむ、なるほど!」※リーム

「リームさんは分かったんですか?」

「我にかかればこの程度、大したこと
無いのじゃ」
 両手を腰に手を当て胸を張って
言うリーム

「それでリームさんどうすれば
良いんですか?」 ※八雲

「ま~そう慌てるな八雲よ!良いか
説明するぞこれはどうやら贈り物を
装った爆弾のようじゃ暗殺の道具と
して作られ爆発時の威力は
お~なかなかの威力じゃ、この城を半壊
させるくらいはありそうじゃな」※リーム

 リームさんは何故か面白そうに
調べているが、僕を始め調べれば
調べるほどみんな顔がひきつる。

「起動方法は強い衝撃を3回与えると、
 爆弾の起動が入る仕組むじゃな!」

「うん?と言うことはさっき爆弾を
回した回数が1、2、3回!ダメじゃない
かよ!」※大地

「その後30分で爆発するのじゃ
………残り30分
 と言ったところじゃな」※リーム

「ヤベー逃げるぞ~………あ!痛った」

一樹さんか未希さんにぶん殴られる。

「ふざけたこと言ってんじゃないはよ!
あんた達が持ってきたんたから処理
しなさ~い」 ※未希

「え~」※健司さん、一樹さん
「は!!なんか文句ある!!」
ギロっと鋭い目つきで二人を見て、
二人は大きく縦に首を振った。

「でも、どうする。ここに置いておくのは
 不味いから、取り敢えず外に持っていくか」
 ※大地

「そうですね!急ぎましょう!」※八雲

「ちょっと待つのじゃ!調べたところ
 4回強い衝撃を与えると時間に関係なく
 爆発するようじゃ!慎重にじゃ!」

大地の動きが止まった………

「大地動いちゃダメよ動いちゃ!」未希

「どうする?これ、持っていくのも危険、
時間も30分ない。手の打ちようが
ないぞ!」

 未希は大地の危機に怒りを感じ、
再び二人を睨みつけると既にそこには
二人は居らず、遠くでこそこそ歩いて
いた。

「あんた達、逃げるな!」※未希

「ゲ!見つかった。逃げるぞ」※一樹
「すいません………逃げま~ス」※健司

二人は走っていってしまった。

「あの二人!!後で締める!!!」
 ゴゴゴゴゴと音が聞こえそうな気が
するほど、怒りの闘気が出ている
未希さん

「あ~でも今はこっちが優先どうしよう」
※未希 o(T△T=T△T)o

 さっきとは一転大地さんを心配して、
未希さんがあたふたし始めた。
僕はいつものキリッとした未希さんとの
ギャップでつい可愛いなと思い笑って
しまった。

「八雲は意外と肝が座っているのじゃ!
 笑う余裕があるとは感心感心(*-ω-)」
※リーム

「えっ!」いやそうじゃないけど~と
八雲は思った。

「未希逃げろ!ここは危険だ!」※大地

「なに言ってるのよ!大地をおいていける
 わけないじゃない」※未希

「未希、俺はおまえに死んでほしくない。
 頼む逃げてくれ!」※大地

「いやよ!私だって大地が居てくれなきゃ
生きている意味ないわ!絶対離れないん
だから!」※未希

「未希……………ありがとう」


少し離れた位置で、
「なんだろうものすごく良い感じなのは
いいけどなんかよそでやってほしん
だけど!」※八雲

「なんじゃ!羨ましいのか八雲わ~」
※リーム

「ち、違いますよ(¬_¬)羨ましくないもん!」
 ※八雲

嘘ですちょっと羨ましいです(  ̄- ̄)

「でも、あれですね。あれはあれで、
 あの二人余裕ですね!」※八雲

「確かにそうじゃな!二人の世界に
入っておる何か我もどうでも良くなって
きたのじゃ………」 ※リーム

「でも、そう言う訳には行かないんですよ!
 でも、どうしよう」※八雲

八雲は頭を抱えた。

「未希逃げてくれ」※大地
「いや、絶対大地を一人にはしない」
 ※未希

このやり取りを続けるなかリームが
爆弾に触れ、「よっとなのじゃ」と
言って宝石の角っこを回した。

「リームさん何してるんですか?」※八雲

「ん?爆弾を止めたのじゃ!」

「…………………爆弾の止め方分かったん
ですか?」

「我の『アナライズ』に解けぬものは
無いのじゃ」
 ガッハハと声が聞こえそうな態度で、
ふんずりかえるリームさん

「分かったのなら教えてくださいよ~」
 僕はヘナヘナヘナヘナと腰を下ろし、
どうやら大地さん達も気が抜けた
みたいだ!


 その後爆弾は回収、処理された。
ちなみに逃げた一樹さん達は未希さんに
処理(半殺し)されました。

END( ゜Д゜)ゞ

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。 自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。 いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して! この世界は無い物ばかり。 現代知識を使い生産チートを目指します。 ※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。

アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。 両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。 両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。 テッドには、妹が3人いる。 両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。 このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。 そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。 その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。 両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。 両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…   両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが… 母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。 今日も依頼をこなして、家に帰るんだ! この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。 お楽しみくださいね! HOTランキング20位になりました。 皆さん、有り難う御座います。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

処理中です...