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過去編 結城とあゆみ悲劇までのカウントダウン 

過去編 危機!!爆弾を処理せよ!うなれアナライズ

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「ば! ば! 爆弾!?どうするんだよ。これ!?」
 ※一樹

「なに言ってるのよ!あんた達が
持ってきたんだから
 なんとかしなさいよね!!」

「バス!!」っと未希さんは一樹さんの
手に置く。

「ふざけるんじゃね~よ。もとあと言えば
 健司が言い出したからこうなったんだ!」

今度は一樹さんか健司さんに移動

「いやいや無いですよ。俺、死にたく
ないっす!」 ※健司

今度は健司さんから大地さんに移動

「………………え!?」※大地
「大地に何してくれるのよ!」※未希
「ゴホ~」鋭いパンチが健司さんの
頬を貫いた。

…………▽
健司さんがぶっ飛ばされたことで、
みんなが逆に冷静になれた。

「それでどうするんだよこれ!!」※大地

「ちょっと待って下さい。大地さん!
リームさん、これって本当に爆弾
なんですか?全然そう見えないん
ですけど?」

「これはクリスタルコアといって、
 いわゆるエネルギーを保有した鉱石を
 加工して作ったものじゃ、通常は何かの
 動力に使われるが、これは兵器として加工
 されておるのじゃ」

「マジかよ!お宝見つけたと思ってたのに、
 とんだ掘り出しもんだぜ!」※一樹

「これってどこで見つけてきたの?」
  ※八雲

「盗賊団が持ってたの!今回たまたま
依頼の途中で襲われている人を見つけ
てね!助けた時にそれを見つけたん
だけど、たぶんこの二人が
 こっそりもってきたのよ!」※未希

「あ、え~と……ま~そうです」

言い訳しようと考えていたが、未希さんが
睨みつけると二人とも認めました。

「なんにしてもよ!これ早く捨てに
行こうぜ!いつまでも持ってられ
ないぞ!」※大地

「そうね!こんなところで爆発したら
 テロリストもいいところよ!」※未希

「まずは人が居ないところに持って
いきましょう」 ※八雲

「うん!?ちょっと待つのじゃ!」

「どうしたんですか?」

「さっきより輝いておるのじゃ」

「お~本当ですね!きれいですね!」

「呑気じゃのう八雲は爆弾が
 作動しておると言うのに」

「……………え!?リームさんもう一回言って
もらって良いですか?」

「爆弾が起動しておる
 何が切っ掛けかはわからんが?」

「え~~~」
またしても一同驚き絶叫

「あああはああ、とにかく遠くに
持っていかないと大地ーーそれ蹴って
遠くに飛ばしなさいよ!」

「ムチャ言うなよ未希、蹴った瞬間に
爆発したらどうするんだよ!」

「あああ、そうだよねどうしよう
八雲くん」

「えっ僕に振るんですか?思い
つかないですよ!」

みんな揃ってあたふたしていると、

「ま~落ち着くのじゃ、そんなに
 すぐには爆発しないのじゃ」※リーム

「リームさん分かるんですか?」※八雲

「我に任せておくのじゃ、
 我がギフト『アナライズ』によって
解析鑑定じゃ」

「ふむふむ、なるほど!」※リーム

「リームさんは分かったんですか?」

「我にかかればこの程度、大したこと
無いのじゃ」
 両手を腰に手を当て胸を張って
言うリーム

「それでリームさんどうすれば
良いんですか?」 ※八雲

「ま~そう慌てるな八雲よ!良いか
説明するぞこれはどうやら贈り物を
装った爆弾のようじゃ暗殺の道具と
して作られ爆発時の威力は
お~なかなかの威力じゃ、この城を半壊
させるくらいはありそうじゃな」※リーム

 リームさんは何故か面白そうに
調べているが、僕を始め調べれば
調べるほどみんな顔がひきつる。

「起動方法は強い衝撃を3回与えると、
 爆弾の起動が入る仕組むじゃな!」

「うん?と言うことはさっき爆弾を
回した回数が1、2、3回!ダメじゃない
かよ!」※大地

「その後30分で爆発するのじゃ
………残り30分
 と言ったところじゃな」※リーム

「ヤベー逃げるぞ~………あ!痛った」

一樹さんか未希さんにぶん殴られる。

「ふざけたこと言ってんじゃないはよ!
あんた達が持ってきたんたから処理
しなさ~い」 ※未希

「え~」※健司さん、一樹さん
「は!!なんか文句ある!!」
ギロっと鋭い目つきで二人を見て、
二人は大きく縦に首を振った。

「でも、どうする。ここに置いておくのは
 不味いから、取り敢えず外に持っていくか」
 ※大地

「そうですね!急ぎましょう!」※八雲

「ちょっと待つのじゃ!調べたところ
 4回強い衝撃を与えると時間に関係なく
 爆発するようじゃ!慎重にじゃ!」

大地の動きが止まった………

「大地動いちゃダメよ動いちゃ!」未希

「どうする?これ、持っていくのも危険、
時間も30分ない。手の打ちようが
ないぞ!」

 未希は大地の危機に怒りを感じ、
再び二人を睨みつけると既にそこには
二人は居らず、遠くでこそこそ歩いて
いた。

「あんた達、逃げるな!」※未希

「ゲ!見つかった。逃げるぞ」※一樹
「すいません………逃げま~ス」※健司

二人は走っていってしまった。

「あの二人!!後で締める!!!」
 ゴゴゴゴゴと音が聞こえそうな気が
するほど、怒りの闘気が出ている
未希さん

「あ~でも今はこっちが優先どうしよう」
※未希 o(T△T=T△T)o

 さっきとは一転大地さんを心配して、
未希さんがあたふたし始めた。
僕はいつものキリッとした未希さんとの
ギャップでつい可愛いなと思い笑って
しまった。

「八雲は意外と肝が座っているのじゃ!
 笑う余裕があるとは感心感心(*-ω-)」
※リーム

「えっ!」いやそうじゃないけど~と
八雲は思った。

「未希逃げろ!ここは危険だ!」※大地

「なに言ってるのよ!大地をおいていける
 わけないじゃない」※未希

「未希、俺はおまえに死んでほしくない。
 頼む逃げてくれ!」※大地

「いやよ!私だって大地が居てくれなきゃ
生きている意味ないわ!絶対離れないん
だから!」※未希

「未希……………ありがとう」


少し離れた位置で、
「なんだろうものすごく良い感じなのは
いいけどなんかよそでやってほしん
だけど!」※八雲

「なんじゃ!羨ましいのか八雲わ~」
※リーム

「ち、違いますよ(¬_¬)羨ましくないもん!」
 ※八雲

嘘ですちょっと羨ましいです(  ̄- ̄)

「でも、あれですね。あれはあれで、
 あの二人余裕ですね!」※八雲

「確かにそうじゃな!二人の世界に
入っておる何か我もどうでも良くなって
きたのじゃ………」 ※リーム

「でも、そう言う訳には行かないんですよ!
 でも、どうしよう」※八雲

八雲は頭を抱えた。

「未希逃げてくれ」※大地
「いや、絶対大地を一人にはしない」
 ※未希

このやり取りを続けるなかリームが
爆弾に触れ、「よっとなのじゃ」と
言って宝石の角っこを回した。

「リームさん何してるんですか?」※八雲

「ん?爆弾を止めたのじゃ!」

「…………………爆弾の止め方分かったん
ですか?」

「我の『アナライズ』に解けぬものは
無いのじゃ」
 ガッハハと声が聞こえそうな態度で、
ふんずりかえるリームさん

「分かったのなら教えてくださいよ~」
 僕はヘナヘナヘナヘナと腰を下ろし、
どうやら大地さん達も気が抜けた
みたいだ!


 その後爆弾は回収、処理された。
ちなみに逃げた一樹さん達は未希さんに
処理(半殺し)されました。

END( ゜Д゜)ゞ

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