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第四章 結城との再開 

スタンピードの原因を探れ(゜ロ゜)

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「バンさんどう言うことですかーーー」

「落ち着け八雲、本当にすまないと思う!」

 バンはどうどうと手を動かし詰め寄る
八雲を落ち着かせようとする。

「あ~セシリアは無茶するからな~
 日頃は冷静なのに何でだよ~」※八雲

八雲はそう言いながらわかっている
あの人はこう言う人だとわかっている。
困っている人がいるといてもたっても
いられない。
だからほっとけないしほっといたら
ダメなんでってば~(*>д<)

「本当にすまない!俺達が不甲斐ない
ばかりに」

 バン団長は深く頭を下げる。周りも
合わせて次々と頭を下げる。

「ちょっとやめて下さい。俺は責めて
ないですからそれにあの人らしいし
仕方ないですよ。でも、急いだ方が
良いですね。どの辺に向かったか
教えて下さい」※八雲

「あーもちろんだ!できるだけ
簡潔に説明するぞ」

「スタンピードが起きたのは半日前、
最初はそれほどの規模ではなかったので、
十分対処出来ていたのだが減る
どころか徐々に増えていく。
おかしいとは思っていたところに
 今度は大型のモンスターまで多数現れた。
 突如のことでこちらは後手にまわり、
 砦に敵を侵入させてしまいそうになった。
 其処に現れたのがセシリア様だ!
 強力な結界を張り、モンスター達を
 次々と倒してくれた」※バン団長

 そうなんだよな~見かけによらず
セシリアは強い拳闘士としても
有名なんだよな~俺も昔修行でこってり
と絞られたっけな!アッハッハ~

「おかげで体勢を整えることができた。
しかしモンスターどもの勢いが一向に
おさまることがなかった。セシリア様は
その原因を突き止めるため先行して
調査に向かわれたのだが、今だ我々は
 足止めを食らって追うことができん。
 八雲頼む。セシリア様のもとに向かい
 助けになってくれ」※バン団長

「了解です。バンさん
 砦の方は任せますよ。」

「あ、もちろんだ!こっちのことは
気にするな」
 ※バンさん

八雲は軽く手を上げ空へと飛び立つ

風の精霊よ!今から言う内容を
リーム先生達に届けてくれ。

「先生、砦のリーダーと話ができた。
そこで一つ問題が、スタンピードの
原因を探しにセシリアが単独で
向かったらしい。
 俺はこのままセシリアを探しに
向かうから先生達は出来るだけ、
モンスターを倒して砦を守って下さい」

「良し、これで準備OKだ、
 無理してるなよセシリア~」

八雲は風の力でグングンと加速し
モンスターの発生源に向かった。

「うん!?」

 しばらく飛んでいくと遠くに真っ黒な
半球の物体が見えてきた。
直径数百mはあるだろうか、どうやら
そこから魔物が発生しているようだ!
うじゃうじゃ居やがる。さて
どうしたものかと考える八雲、
恐らくセシリアもここにたどり
着いたはず、となれば行くしかないが、
嫌なオーラが周辺に蔓延している。
この感じは死霊使いが居るな!

八雲は地面に降り立つ、
真っ黒な半球に近づくと白い何かが
現れた。バックステップで距離を
取る八雲

「ジャイアントボーンか!」

10mはあるドクロの怪物が現れた。

「ぞろぞろと出てきやがった!」

4、5、6、7、8体か~あんまり
見ない数だ、魔族のやつらが
絡んでるのか?こいつらは確か
瘴気のある場所じゃないと
長くはいられないはすだしな~

「おっと考え事をしすぎたか!」

 ジャイアントボーンの巨大な掌が
迫ってきた。

『インパクト』
掌が当たるタイミングに合わせて技を
叩き込む。腕こど弾き飛ばす。
やや体勢を崩したところを!

『エアボム』
 ジャイアントボーンの口にポーンと
爆弾を投げ込んだ。
「ボーン」と音を出し頭を吹き飛ばし

「一体撃破と!まだまだ行くぞ~オラ~」

 八雲はオーラを高め、自分の周辺に
大気を集める。

『シルフ召喚』
 白くやや透明な少女の姿をした。
風の精霊が現れ八雲の周辺にを回る。
シルフは八雲の周辺に空気の塊を生成

『エアバレット ボムボムラッシュ』

 空気の塊が連射でジャイアントボーンに
次々と当たり「ドンドン」と音を立て弾き
ジャイアントボーンは踊るように
吹き飛ばされ最後はボロボロになり
砕けた。

「なかなか奴らだがその程度で
 倒されるわけにはいかないんでね( ̄^ ̄)」

 こう言っちゃ~なんだけど、
デカブツは怖えいけど倒すとスカッと
するな~ちょっと気分が良い。

「うん!?」

 ジャイアントボーンから瘴気が
流れ出してきた。その瘴気は徐々に
魔方陣になり骨がカタカタと
音を出し跳ねる。骨は宙に舞い集まる。
徐々に形を変え現れたのは………

「デスサイズを持った骨野郎の
 ……死神じゃん、こわ!」

 冗談言ってる場合じゃないか、
こいつはさっきのと違って、
力業だけじゃないよな!

 何かブツブツ言ってるけど、
まさか呪いをかけてるんじゃない
だろうな~

 しばらく様子を見ていると、
死神の目が赤く光った。デスサイズを
大きく横に振り上げ勢い良く振ったが、
俺にはぜんぜん届いてないけど
なんのつもりだ?

……………あ、やられた!?

「ち、あんなのありかよ!」
左腕が動かね~ぞ、呪いだよなこれ?
見えないけど何らかの条件で発動した!

 死神はケタケタと笑い八雲は

「腹立つな~あの野郎o( ゜Д゜)o」

 死神は再びデスサイズを振る。
咄嗟に八雲は横に飛んだが、今度は

「くっそ~左足が動かないぞ」

 死神はケタケタと笑いながら
ゆっくりと近づき動けなくなった
八雲に止めを刺さんとデスサイズを
振り上げた。

八雲ピンチ(*´Д`*)

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