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第四章 結城との再開 

イライラ聖女ディーネからの~…………

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「貴方達いい加減にしなさい!!!(怒)」
 ※聖女

激怒する聖女様、
何とか落ち着かせようと
凛が考えていると……

「ふ~ごめんなさい。少々取り乱したわ」
 ※聖女

 聖女様は自ら落ち着かれたし
素直に謝っている。

「ほーてっきり怒鳴り散らすかと
思ったのじゃが意外と大人の対応が
出来るようじゃな!」
 ※リーム

「言い訳になってしまうけどここ
最近忙しくって眠れていなくてね。
イライラしやすくなっているわ
貴方達に当たるようじゃ聖女失格ね!」
※聖女

「そんなことないです。私と歳がそんなに
 変わらないのに、皆をまとめて働くなんて
 スゴいと思います」※凛

凛は少し落ち込んだように見えた聖女様を
元気づけようと声をかける。

「どうもありがとう!でも私は聖女なの!!
その辺の子とは違うんだから
このくらいことで弱音は吐けないわ」
※聖女

 流石聖女様、もう前しか見ていない。
きっと強い精神を持っているんだろうと
凛は思った。

「それで、改めて訪ねるけど貴方達は
正式な許可を得てここにいるのかしら!」
※聖女

 聖女様はキリッとした目でメカネを
クイクイ動かしながら質問をする。
やっぱりちょっと怖い。

「正式かどうかはわからんが
コロンと言う聖女に言われてここにいる。
問題ないだろう。」※赤城

「は~コロンさんですか、あの人は
いい加減なところがありますからね。
多分正式な手続きは取ってないで
しょうね」

 聖女様は心底呆れている。
仲が悪いのかも!

「貴方達、コロンさんが良いと
言ったからには私からは強くは
言わないけど、ここは私の管理する
神殿なの勝手にウロウロしないでね!」

聖女様は再び勢いを取り戻し、私達は
ガツガツと言われる。

「分かったのじゃ、基本的には
ここ以外は行かんから、少し静かに
するのじゃ!」※リーム

「そう!分かったなら良いわ。
それじゃ~」※聖女

「まだ帰って来ていないやつがいるが
良いのか?」※赤城

「赤城黙っておいた方が良かった
のでわないのか?」※リーム

「後でグチグチ言われるより
良いだろう!」 ※赤城

「は~何、もう勝手にウロウロして
いるわけ」
 再び聖女様のイライラは急上昇眉間に
青筋まで出始めてる。

「いえ、あれは勝手に行ったと言うより
 連れて行かれたと言いますか!」※凛

「お、帰って来たワン」※ポチ

「腹減ったよ!僕の飯残してあります」
 ※八雲

「随分呑気なことを言って……………」※聖女
 聖女様は振り返り注意するが
急に停止する。私達の頭には?が浮かぶ

「あれ、ディーネさんじゃないですか!
 ご無沙汰しています!」※八雲

「はひゃあにょそによ………きゃっ」
 ※ディーネ

聖女様は椅子に隠れてぷるぷるしながら
八雲を顔を真っ赤にしてチラチラ見ている。

「あれ、びっくりさせちゃいましたか?
 すいません( ´∀` )」※八雲

「は!?、八雲様お見苦しい所を
お見せしました。大変申し訳ありません
!(´ロ`ノ)ノ」※ディーネ

「良いですよ。それより相変わらず
固いですよディーネさん、様とか
要らないんで!」※八雲

「英雄である八雲様に失礼があっては
なりません!
 ………いけません!八雲様の歓迎の準備を
しなければ皆さん集まって下さ~い!!」
※ディーネ

「なんかさっきと180度対応が違うワン
 二重人格かワン(。-ω-)?」※ポチ

「なにかわからんのじゃが、
ここは静かにご飯も食べれん場所
みたいなのじゃ!」※リーム

「おねえちゃん大丈夫?顔が
ひくひくしてるよ!」※クク

「大丈夫よ!ククちゃん、
ちょっと考え事
してるだけだから( ;゜皿゜)」※凛

「お、おねえちゃん、カオコワイヨ………」
 ※クク

「うふふ、相変わらずディーネちゃんは
 かわいいわね!見ててドキドキするわ」
 ※コロン

「コロン様はそれは動悸ではないで
しょうか?医者に見ていただきま
しょう!」※ユリメリア

「…………ユリメリアのアホ~(>ω<。)
 まだそんな歳じゃないわよ!」※コロン

「あ、痛い!いたいです。コロン様~」
 ※ユリメリア

コロンさん達が遊んでおられる………

「あの~コロンさんあれはなん
ですかね(^ω^#)」※凛

「凛ちゃん、なんか笑顔に怒りマークが
ついている気がするんだけど
……大丈夫!教えるから!」

 コロンにぐっと顔を詰め寄せ笑顔で
威圧する凛

「彼女はある国の大貴族の娘さんで、
過去に何度も聖女を輩出名門貴族なの、
だから彼女も当たり前のように聖女の
ギフトを授かったわ」※コロン

「そんなことあるんじゃな。
血筋によるものか?」※リーム

「う~んというか、単純に神に
好かれたのね!一族が!
………場合によってはめんどくさがった
 可能性もあるけど!」※コロン

「ガイア様ならあり得ます!(¬_¬)」
※ルビー

「コロンさん、は・な・し
戻してくれます!」※凛

ピリピリした空気が聖女を襲う(´ロ`ノ)ノ

「はい、すいません(。-ω-)
 彼女は完璧な貴族、完璧な聖女となるべく
 厳しい教育を受けてきたわ。実際彼女は
 聖女の中でもかなり若いのにも関わらず
 素晴らしい働き………成果をだし続けたわ。
 でもね!そんな彼女も10代前半精神的にも
 成熟しているとは到底言えないわ~」

 コロンさんはだんだん感情が
こもってきたのか、
身体全体を使って表現し始めた。

「そんな彼女を支えたのが英雄譚よ!
この話は勇者カイルが聖女ルイーネと共に
様々な苦難に立ち向かい魔王を倒すの、
そして最後に勇者カイルがルイーネに
告白し結ばれる話よ!
 ディーネはこの話が大好きで
憧れているの!だから英雄の八雲君は
ディーネにとって
特別な存在なのよ! ( ´∀` )b」
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