上 下
82 / 169
第三章 闇ギルドヘルヘイム

グンスラー VS 赤城

しおりを挟む

「おねいちゃん~(o;д;)o」※クク

「ククちゃん、ありかとうね
 私にもククちゃんの声聞こえたよ!」※凛

ククは凛に飛びつくように抱き付いた。
凛は落ちてかせるように優しく撫でる。

「ククのギフトかの~我らは声が届いた
 お掛けで早く来られたのじゃ」※リーム

「ギフト?」ククは首を傾げる。

「ま~良い良い。それではあの馬鹿者を
 ぶっ飛ばすとしよう」※リーム

「妖精、お前はこいつらを連れて離れろ」
 ※赤城

「どういうつもりじゃ(  ̄- ̄)」※リーム

「何深くは考えなくていい、
軽い肩慣らしだ力が多少は
戻ったからな」※赤城

「ふ~ん、まあ良いのじゃ、
多少は戻った力見せて貰おう」※リーム

「ちょっと待って下さい。あの男、
グンスラーは恐ろしく強いんです。
ここは皆で闘いましょう。 私もまだ
闘えます」

「凛よ、ここは赤城に任せよう」
 ※リーム
「!? リームさんなぜです。
危険なのです!」
「簡単じゃ赤城が強いからじゃ
……行くぞ!」

 リームは問答無用でククと
凛を風魔法で運ぶ。

「おい、俺が相手をする。
グンスラーだったか?」

グンスラーは難しい顔で赤城を見て

「あやつとも、しっかり勝敗を
着けたかったが、ま~良いだろう、
お前は強そうだな!」

 グンスラーはニヤリと笑い、
標的を赤城に変更した。

「お前は何がしたいんだ?戦闘狂か?」

「戦闘狂?そんなものと一緒に
してくれるな、私は強くなりある男を
倒さねばならんのだお前はあの男と
同じ強者か?」

「煩わしい者らしいな、安心しろ
これでも元魔王だ!そこそこ強いぞ!」

「魔王?………アッハハハー面白いぞ
それは申し分ない。これは殺りがいが
ある」

 グンスラーはオーラを高める。
筋肉が隆起しさらに形状が変化していく
最終的には鎧を着ているような姿に
なった。

「……………お前は人間か?」

「誰も人間とは言ってないが」

 グンスラーは腰を落とし赤城に
向かって正拳突きをする。距離が
あるにも関わらす、空気の弾丸が飛ぶ
赤城は同じく拳で軽くいなして弾く。
「ニヤリ」と笑みをこぼし
グンスラーは連続で正拳突きを
繰り出す。赤城は弾きながら、
「煩わしい」片手を前に出し
魔法陣人間を展開

『豪炎火龍』

「ゴォ~」と音をたてグンスラーの
空気の弾丸を消し飛ばし、
グンスラーを炎が飲み込む。

「そのまま燃え尽きていいんだそ!」
赤城は燃え盛る炎に向かって話す。
ゆっくりと何事もないように
炎の中を歩いて来る。

グンスラーは赤城に向かってる
突撃していく
「ドシン」「ゴン」「ガシン」
重い衝撃音をあげ、拳と拳が衝突する。

 こいつ気持ち悪いヤツだ、
笑いながら殴って来やがる。
赤城は殴りながらやや頬が引きつく
くらい引いていた。

「お~お~お~いいぞいいぞいいぞ」

テンションが高い、暑苦しいぞこいつ

赤城は心の面でも引いて、物理的にも
バックステップで引いた。

『豪炎魔手』

 バックステップをしながら、
手に灼熱の炎を溜め
水平に飛ばし5本の炎斬が飛んでいく。

『岩帯』地面から岩壁が現れ、
赤城の攻撃を防ぎグネグネと動き
赤城に向かって飛んでいく。

赤城はタメ息をつき、攻撃を関係ないと
言わんばかりに走っていく。

「効かね~よ!」
 赤城に岩帯が当たると「ドロドロ」と
溶けていく赤城のオーラは赤く輝いて
いく

「よう~」とうとうグンスラーの
目の前に立つ赤城「フン」グンスラーが
気合いを入れ殴ると「グゥ~」
 苦悩な表情にかわる。また殴るが
同じく表情をするグンスラー

「止めとけよ!手がなくなるぜ!」
赤城はそう言って、腹部をぶん殴る。
「ガァー」雄叫びと共に「ジュ~」と
音を出しグンスラーは膝をつく。

「グァ~キサマ~殺す」
 今までと違い、威圧の中に殺気が
強く混ざっている。ぐわっと立ち上がり、
再び連打で赤城を殴る

「お前はバカか?火傷じゃ~
もうすまないからな」

「ジュージュー」と音をたてながら
赤城を殴るグンスラー、明らかに
ダメージを負っているのは
 グンスラーだが赤城も衝撃を
受け嫌気が差したので再び腹部を
殴る。「グゥグゥ」といいながら
止まらない。

「良いだろう。そこまでの
覚悟なら!」※赤城

 赤城の腕が赤く輝くと大斧を具現化
朱き巨大な大斧、赤城は片手で
軽そうにもっている。

「こいつは業火の炎だ!あの世に行け」

赤城は斧を振り下ろした。
「ザシュ」と強靭なグンスラーの身体を
 難なく切り裂く。グンスラーは血を吐き
「ドスン」と音をたて倒れて動かなく
なった。

「面倒な相手だったが、身体の調子は
ま~ま~だな早いところ力を戻さねば!」


「すごい~\(・o・)/
 赤城お兄ちゃん強い~強い~」

ワイワイ騒ぐククちゃん、凄く嬉しそう!

正直私は驚いていた。ここまで赤城さんが
強いなんて……………考えてみれば今まで
闘った姿は
あまり見たことはなかった。

「うん、流石に強いの~だがまだまだか」
 ※リーム

「!?、赤城さんあんなに圧倒しているのに
 もっと強いんですか?」

「あんなもんだったら楽だったの
じゃがのうまだまだ強くなるのじゃ、
なんせ元魔王じゃ」

「魔王?………どういうこと?」

「ま~今は良いのじゃ
………方はついたようじゃし」

「うん?ククどうした急に静かになって
 腹でもいたくなったのか?」※リーム

「おねいちゃん達………すごく嫌な感じが
する。たぶん……まだ終ってないよ………」

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する

雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。 その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。 代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。 それを見た柊茜は 「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」 【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。 追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん….... 主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

異世界でのんびり暮らしてみることにしました

松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。

異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい

増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。 目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた 3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ いくらなんでもこれはおかしいだろ!

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

処理中です...