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第三章 闇ギルドヘルヘイム
元英雄 強敵ルビーと決死の戦い
しおりを挟む「う~ん潰れな~い」※ルビー
「ウガァー」
八雲は潰されまいと両腕で耐える。
うぉーヤベー潰れる~
いかん今ので倒せなかったのは
……想定外だ
………温存してる場合じゃない!(>ω<。)」
『ライフパワー』
八雲のオーラが爆発的に上がる。
「ウォリャー」岩壁を力で吹き飛ばしす。
『水流拳』
八雲のオーラが水に変わり身体に纏う。
お互い接近し格闘戦に、八雲は
肘や足から水を放出スピードとパワーが
急激にアップルビーを押しきる。
しかしルビーは関係ないと言わん
ばかりにダメージ覚悟で攻撃を続ける。
ルビーは少しだけムッとした顔をした。
ルビーは大きく振りかぶり右ストレートを
八雲の顔面を狙う。八雲は右手から
水を出し勢いを利用して、
反転しルビーの攻撃を躱し
回し蹴りをルビーの後頭部に炸裂させる。
八雲の攻撃に押され続けた。
ルビーはとうとう
嫌気が差したのか距離を取る。
「逃がさない。食らいつけ『氷牙』!!」
ルビーを追いかけるように地面から
氷の牙が生える。ルビーは躱すため
真上に跳躍する。
八雲は動きを読んでおり、
ルビーのさらに上空に、
「モード『風』 『エアプレス』」
ルビーは上空から風圧で落とされる。
「いくぞー風の精霊よ俺に力を
貸してくれ~風よ集まれ~」
八雲は空中で空気を圧縮、
今でまでとは比べ物に
ならない空圧の球体が出来ていた。
「ライフ+インパクト」
……『エアゴットインパクト」
極限まで高めた空圧をルビーに
叩きつける。衝撃と共に館が
吹き飛んだ。「パラパラ」と
瓦礫が降っているなか、
またしてもルビーが立ち上がる。
「こりゃー困ったね~
今ので倒せないとは!」
八雲は驚きつつも、なぜ立ち上がれる
のか分からず倒す方法を考える。
「ルビーあんたタフすぎだろう。そろそろ
寝て良いんだぜ」
「痛かったからいっぱい返すね!(¬_¬)」
地面から土のゴーレムが多数出現
「行って!!」
数十体のゴーレムが八雲に群がる
ように走っていく八雲は風の力を
使い強烈なダッシュで移動しつつ
『インパクト』で応戦、ゴーレムを
吹き飛ばす。
ルビーは八雲をじっと遠くから見て、
様子を伺う。
八雲は違和感に気づく!?
攻撃に来てないゴーレムが何体かいた。
良く見ると特定の位置に移動すると、
ゴーレムは円柱の形に変化した。
「準備完了………魔方陣展開
………排除します」
柱から魔方陣が展開され、それぞれが
繋がり巨体な魔方陣が完成した。
「何がくるんだ!!とにかく脱出を」
魔方陣の外側から土壁が上昇みるみる内に、
巨体なドームに八雲は閉じ込められた。
「脱出不可能です。諦めなさい!(¬_¬)」
ドームの外から声が聞こえる。
「こんなの砕いてやる!!」
八雲はオーラを高め壁に目掛けて、
『インパクト』衝撃で土壁を破壊
しかし壁は瞬時に再生脱出が出来ない。
「なんだこりゃ~連続『インパクト』』
半分やけくそでインパクトを
打ち続けるが即座に再生する。
「無駄、大地からエネルギーを
取ってるから無限に再生する」
さてどうしたものかと、倒す方法の
算段がついたのにこのままだと
色々な意味で俺の寿命が尽きちまう。
壁からゴーレムが、わらわらと現れた。
「これは負け確の持久戦か~」
八雲はため息を尽きなから
気合いを入れる。
「簡単に負けてやらね~からな~」
暫く時間が経ち
「はぁーはぁー疲れた( ゜д゜)ハッ!」
「倒しても倒しても出てきやがる。
分かってはいるがしんどい、
なんか良い方法はないか?」
土壁はつねに大地からエネルギー
摂取している。壁の再生力が高すぎる。
どこか穴はないか?八雲は周りを
見渡すが、壁、壁、壁完全封鎖だ。
「くっそ~空が飛べるのに
逃げられねのか~」
空を見ても壁しかない。腹が立った
八雲は天井に向かって『エアバレット』を
打ち込む。
「あれ!?」八雲は違和感に気づく。
側面に比べ天井の壁は再生力が遅い。
これはもしや、大地からもっとも
離れているため、エネルギーの循環が遅い
のではないだろうか?
「あそこからなら出られる」
八雲はニヤリと笑う。しかしこのまま
出ても倒すのは難しい。算段を改めて
考えよう。
『シルフ』悪いけど暫く時間稼いで、
八雲は座って考え始めた。
…
……
「良し、これで行こう」
八雲まず始めに『シルフ』を2体目を召喚
1体がゴーレムを相手にして、もう1体は
側面の土壁を攻撃させる。
相手は中の状況を、どこまで把握
しているか分からないけど、
シルフを中で暴れさせておけば
外に出たことを誤魔化せる。
少々賭けだがこっちも余裕がない。
八雲は空を飛びドームの頂点に行き
『ウィンドブレード』
天井をくり貫き脱出しルビーから
隠れ様子を伺う。
暫く見ているが相変わらずドームを
維持している。この事から、
中の監視までは出来ていない。
ならば今がチャンス、隙を突き
今度こそ倒す。
「抵抗している気配がある。
ゴーレムを増やす」
ゴーレムを増やすべくドームに触れ
ルビーは集中する。
『エアバレット』
ルビーに当たり吹き飛ばす。
『ファストウィンド』
ルビーに急接近し腕を取り上空に投げる。
『アップドラフト』
ルビーを風でさらに上空に飛ばす。
『トルネード』
ルビーは回転し上手く身動きが出来ない。
「よっしゃーこれで最後だ!」
八雲は竜巻の中を飛びぐんぐん加速する。
「ルビー食らいやがれ~」
『トルネードブロー』
ルビーに強烈な一撃が刺さ……らな~い
ルビーに拳を止められた。
「わたし、負けない」
ルビーからオーラがほとばしる。
腕を掴んで離さない。その状態で殴る。
「ウハッー」
拳は八雲の腹を捉えた。
ルビーはさらに追撃するが、
八雲は風の力で躱す。
しかし、腕を離してくれないから、
逃げるにも限界がある。
『インパクト』
今度はルビーに八雲の攻撃が当たる。
しかし、離す様子がない。
ヤバい!さっきの攻撃で、肋2本持って
かれてるのにあんなパンチ何発も
受けられるかー
ルビーの拳が八雲を襲うことはなかった。
「サンキュー『シルフ』」
ルビーの腕はシルフの斬撃によって、
切り落とされていた。
ルビーと目線が交差する。
八雲とシルフでルビーを挟み
『シルフ インパクトブロー』
圧縮された空気衝撃が連続で発生
ルビーを破壊していく。
「これで最後だよ!!」
シルフが空気の塊となって八雲の掌に
………………『シルフ インパト』…………………
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