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第三章 闇ギルドヘルヘイム
元英雄 聖女の護衛になる( ゜Д゜)ゞ
しおりを挟む●敵の簡単な説明
闇ギルド『ヘルヘイム』
各国で暗躍していると言われている。
やり方は人の欲望に取り入り操る。
『村殺しのヨルム』
闇ギルドヘルヘイムに所属
快楽を目的として呪術で村単位の
殺しを行う。
八雲、結城、歩にとって別れの
切っ掛けになった女
『スリーズ』
闇ギルドヘルヘイムに所属
八雲の前に突如現れた美少年
ふざけた喋り方で八雲を挑発
ヨルムと同じ禍々しいオーラを放つ
●本編
…
……
………
…………
八雲はスリーズと会い
過去の後悔と葛藤しながら
新たな敵を見据ていた。
朝になり昨日の出来事について
コロン達に話をした。
「ここ最近活発に動き始めている
ようね。ユリメリアこの事を教会に
通達してくれるかしら!」
「はい、分かりました」
ユリメリアはドアを開け出ていった。
「八雲君、恐らく近いうちに
大きな事件が起きるわ。特にスリーズと
言う奴は貴方に固執している気がする、
十分気をつけてね」
「はい、あいつからはかなり
危険な感じがしました。あの魔法の
対処方法を考えておかないと!」
「八雲君はこの後どうするの?」
「できれば、リーム先生達と
合流したいんですけど、
結構遠いんですよね。
どうしようかな~」
それにコロンさん達も心配だし
どうしょう……八雲の頭の中は
混乱状態だった。
「リームさんがいるのは、
ラージなのよねもし良かったら
なんだけど私達と行かない?
八雲君一人の方が早く戻れると
思うけど今は纏まって動いた方が
安全よ!………特に私達がね!(´・з-)ノ」
「そうですね。何があるか
分かりませんし
宜しくお願いします!」
本当、この人はすごいな
僕の考えなんかお見通しか~
コロンさんにはいつも諭されている
気がするな~
「ちなみにここでのお勤めはいつ頃
終わるんですか?」
「今日で終わるから出発は明日ね!」
「分かりました。今日はゆっくりします」
…
……
僕は取りあえずリーム先生と連絡を
取ることにした。ギルド等を使って、
手紙を出すこともできるが時間がかかる。
八雲は宿のベランダに出た。
「良し、天候もいいな!!風の精霊よ
みんな~集まれ~( ̄0 ̄)/」
普通の人からは何をやってるだと
思われるだろうが、精霊を見ることが
できる八雲は現在精霊とお話し中
「そう、そうなんだよ。ありがとう。
宜しくね!」
八雲は風の精霊を使い手紙を
送ることにした。
さてと、本当に暇になったし
どうしようか……
「コンコン」「八雲君いるかい?」
この声は
「バッカスさん、開いているんでどうぞ」
「お邪魔するよ」
「どうしたんですか?何か
あったんですか?」
「あ~ちょっと耳に入れて
おきたいことと、お礼がしたくてな」
「お礼?なんでしたっけ?」
「妻を救ってくれただろ!
本当にありがとう八雲君」
バッカスは深々と頭を下げる。
「バッカスさん頭を上げてください。
大したことじゃないですよ。
奥さん無事で良かったですね!」
「あ~ありがとう、これ妻が作った
アップルパイだ食べてくれ~」
箱から美味しそうなアップルパイが、
「美味しそうですね。バッカスさん
一緒に食べましょう」
「お、良いのか~実は俺の大好物
なんだよ。じゃ~食べなから
もう一つの話んするか」
…
……
「モグモグモグ、旨いですね。」
「旨いだろ~これたまにしか
作ってくれなくてな~本当旨いわ。
それでだな、聞いて欲しいのは、
ヤーガイの件だ、ヤーガイの裏を調べて
いるんだが、出るわ出るわ違法行為の
証拠が今まで気づけなかったのに
腹が立つぜ。どうやら、周りの人間を
上手く取り込んでいたみたいだな。
ヘルヘイムの輩関係者は皆ヤーガイが
死んだ時とどう時刻に呪いで死んだ!」
「…………教会は大丈夫何ですか?」
「これだけ荒れれば教会の建て直しが
必要だ神聖教会に連絡して新しい
司祭の方をお呼びしているところだ!」
バッカスは一呼吸置き
「ここからが本題だ、次に聖女様達が
向かう町ムンダにいるダインと言う男と
ヤーガイがかなりやり取りをしている
ことがわかった。ダインこの辺では
名の知れた商人なんだが、あまり
良い噂を聞かなくてな、彼に逆らうと
数日後には行方不明になって
生きては帰ってこないといわれる
ほどだ。もしかしたら裏でヘルヘイムが
絡んでいるかもしれん。そうなったら
何か仕掛けてくるかもしれない」
「そうですね。可能性としては
考慮しなければいけないですね。
了解です。コロンさん達の
護衛は任して下さい」
八雲は快く引き受けた。
…
……
翌日……僕たちはアルクの町を出た。
「八雲君、馬車に乗らないの?」
※コロン
コロンとユリメリアは馬車の中にいるが、
八雲は馬車の横を歩いている。
「護衛の方が居ますけど、
一応何かあるかもしれないので、
外で待機ですかね!」※八雲
「八雲は真面目よね~少しは気を
抜かないと疲れちゃうわよ」
「あははは、適度に休みますよ」
それから道中のモンスターを倒しつつ
森の道を入ると、周りから複数の
気配がした。
「皆さん、警戒して下さい。
恐らく20人程の人に囲まれています。
もしかしたら盗賊かもしれません」
八雲は警戒を護衛の皆に伝える。
「あらいったいどちら様かしら?」
コロンさんが馬車から降りてきた。
「コロンさん危ないから出てきたら
ダメですよ!」
八雲はコロンさんを注意するが、
「大丈夫よ、ユリメリアがいるし
問題ないは!」
コロンさんは何でもないような顔で
答える。度胸があるのか、
呑気なのか分からん人だ?
暫くするとわらわらと人が出てきた。
格好からするに戦士や魔法使いの格好を
している。盗賊には見えない。
「悪いが、お前達には死んでもらう」
そいつらは必死な形相でいった。
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