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過去編 異世界の勇者達
過去編 新編成(結城さん 歩ちゃん)
しおりを挟む八雲達は今回の事をガンジールさんに
報告、国内周辺で異変が起きている
可能性があると判断し暫くはギルドの
依頼を受けるのを中断、城での訓練を
中心にすることになった。
「は~今日は疲れたな~………?
いや、思ったより疲れてないかも?」
八雲は今日色んな出来事があったので
疲れたなと思ったが、身体はむしろ
絶好調良いことだが違和感を感じた」
「八雲さん大丈夫ですか、随分お疲れでは」
「セシリアさん、大丈夫です。
ちょっと気になることがあって」
「話を聞きました。オークの集団に
遭遇したと、怪我もないようで本当に
良かったです」
「アハハ、心配をお掛けしました。
実はむしろ調子良いくらいですよ!
なんでかわかんないんですけど」
「………そうですか、う~ん」
セシリアさんは八雲の姿を見て
頬に手を当て考える仕草をする。
「八雲さんちょっと良いですか」
突然八雲の手を掴む。
「な!な!な!どうしたんですか~」
八雲は美人のセシリアさんに手を捕まれ
メチャメチャテンパる。
「八雲さん失礼します」
セシリアさんは八雲の状態に気づかず
目を閉じ集中する。
「…………………!!」
セシリアは八雲の中に神聖な力を感じた。
「これは………見えない……どうして」
「セシリアさん………」
真剣な顔をして動きを止めている
なんかやらかしたかと八雲は不安になる。
「すいません、お待たせしました」
「………八雲さん、まだ良くわからないの
ですが、八雲さんのオーラがいつもと
少し違うと感じましたので確認したの
ですが、八雲さんから神聖な力を
感じまして皆様と違う力ですが、
ギフトをお持ちのようです」
「ギフト?………僕がですか?」
「はい( ^▽^)」
「……………よっしゃ~~~」
八雲はバンザイした後踊るように
スキップしながら回った。
「やった、やった、ギフトGETだぜ」
暫くは嬉しすぎてセシリアと踊って
しまった。
※後で平謝りしました。
「良かったです。八雲さん、
ギフトの件で随分落ち込んでいました
けど、元気になりましたね!」
「すいません、元気になりすぎました」
「八雲さん、ギフトは他の魔法と違い
特別な魔法です。使い手の成長や何かの
きっかけで、自然と力を認識します。
暫くすればわかるでしょう。
頑張って下さい」
「はい、頑張ります!!」
…
……
………
それから2週間の月日が流れ
ルリカ地方の村で起きたオークの襲撃
ギルドの調査から他にも多数の
目撃あることが分かり依頼が出され
オークは討伐された。
そのことから僕達の訓練が再開
しかし困ったことが、ガイールさんが
指導員を自ら降りたのだ。
僕達はガイールさんに話を聞きに行くと
「疲れたから暫く休みたい」と言われた。
僕達の指導が嫌になったのかと思ったが
そんなことは全くないと笑って言われた。
僕達は無理を言うわけにもいかないので
仕方ないと思い食堂でご飯を食べていると
ギルドのおじさんから
ここ最近ガイールさんとピリカさんが
良い感じらしく邪魔するなと言われた。
何じゃそりゃ~!
…
……
「改めて編成を変更する」
ガンジールさんは僕達の編成を変え
引き続きギルドで経験を積むことに
僕のメンバーは
結城さん、歩ちゃん、華凪ちゃん
本当は華凪ちゃんは別のチームだったが
僕と一緒が良いと強く抗議、最後には
泣き出したので、なくなくガンジールさんが
折れ同じチームになった。
チームの指導員はスカーレットさん
20代前半くらいの年齢で黒髪を後ろで
纏めた女性武装は軽装、腰の辺りに
ダガーが2本刺さっていた。
「八雲さん、華凪ちゃん
一緒に頑張ろうね」
東藤 歩
年齢は僕の一つ下の12歳
可愛らしい顔で常に明るく正義感が強い
白を基調とした軽装を装備
ギフト『聖騎士』を使う剣士
「八雲君、華凪ちゃん、宜しく」
東藤 結城
年齢は僕の一つ上の14歳
インテリ系イケメン、常に冷静沈着で
行動するが妹の歩ちゃんが絡むと途端に
ダメお兄ちゃんに変わる残念な
一面がある。
こちらも白を基調とした騎士の装備
ギフト『勇者』を使う戦士
「結城さん達と一緒なら安心ですね」
「そんなことないよ。八雲達は
オークの群れを討伐したらしい
じゃないか、僕らも心強いよ」
爽やか系イケメンが冴え渡る。
なんか歯が光った気がするぞ。
「八雲さん、華凪ちゃんご飯を
食べに行こう。まずはチームの
結束力強化だよ!」
「行こ行こ」っと僕と華凪ちゃんを
引っ張って行く。
その姿を見て結城さんは笑っていた。
…
……
「ルリリカさん、おはようございます。」
「あ、八雲さ~んお久しぶりです」
ルリリカさんいつも以上で笑顔で
対応してくれた。
「八雲さん、あれから来られなかったので
もう来れなくなったかと思いました。
その節は大変ご迷惑をかけました。」
「良いんですよ。僕らは大丈夫でしたし、
ルリリカさんが早く対応してくれた
おかげで、他への村の被害を
防げましたし!本当にお疲れ様です」
「うっありがとうございます」
※一瞬うるっとしたルリリカさん
「そういえば今日は一樹さんと
健司さんはいないようですが………」
「実は今日からメンバーが
変わりまして」
「一樹さんた健司さん
……とうとうクビですか……」
「いやいや~違いますから、
僕にそんな権限ないですから」
「でも、裏リーダーの八雲さんとしては
一樹さんと健司さん……問題児だと……」
「違~う(*´Д`*)そもそも裏リーダーて
何!?そんなことしないから」
「そうでしたか、それは安心しました。
今日は新たなチームの登録ですね!」
あれ、これはからかった?
ルリリカさんや!
「そうです。宜しくお願いします。
あとこの依頼もお願いします」
「八雲君って女ったらし?」
「歩ちゃん何を言うんだい……」
八雲は苦笑いする。
「だって、ルリリカさんのあんな姿
初めてだったんだもん、何かあるの
かなと思うよ( ´∀` )b」
「ないから、からかわれただけだから……」
「本当かな~( ̄0 ̄)」
あれ、これは今度は歩ちゃんに
からかわれている。
「お前ら遊んでないで、準備して行くぞ!」
※スカーレット
僕と結城さん達との冒険が始まる!!
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