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第二章 二度目の異世界
元英雄 住民を救うべく奮闘する。
しおりを挟む「シルフおいで(=゜ω゜)ノ」
スーと八雲の側に移動するシルフ
「マジかよ、精霊使いだと、
何でいるんだよ。ドラゴンと何を
してたんだ」
「バッカスさん色々事情がありまして
話が長くなるんでその話はなしで
行きます」
八雲はシルフを前に移動させ
「空気の弾丸『エアバレット』」
シルフの前に複数の空気の固まりが発生
バッカスに向かって射出される。
『オーラシールド』
バッカスは盾型のオーラを展開
『オーラシールドバッシュ』
バッカスはエアパレットを弾きながら
突撃してくた。
八雲はバックステップしながら
後退しながらシルフにオーラを与える。
『ビックインパクト』
シルフは空気を超圧縮しバッカスを
迎え撃つ
「バーン」
大きな音と共にバッカスを吹き飛ばした。
バッカスは壁に激突、突き抜け
隣の部屋に転がり倒れた。
「あー痛いな~」
バッカスは瓦礫を退けて立ち上がる。
「バッカスさん丈夫いですね」
「壁にぶつかる前にクッションを背中に
作ったからそれほどでもないぜ!」
首をコキコキ鳴らしながら歩いてくる。
「骨が折れる仕事だ」
オーラを高めるバッカス
バッカスの目の色が紫に変わった。
八雲はバッカスの雰囲気が変わった
ことを察知し気を引き締める。
「乱れよ風の流れ『ウィンドカッター』」
八雲の手から風の刃が発生、
さらに無数に分かれバッカスを襲う。
狙うは足だ!
『オーラシールド』
バッカスは盾を出し突撃してくる。
「!?」
バッカスはさっきと違い巧みに
盾を使いまた足を使って確実に
接近してきた。
あれだけの風の刃を躱し八雲の側に、
八雲は迎え撃つため、体勢を整え
『インパクト』魔法による掌底を放つが、
バッカスは盾を使いいなし、
盾の形状を変え地面に八雲の腕を
固定そのまま腹に蹴りをいれる。
「かっは」八雲はそのまま地面に
大の字に倒れる。
空かさずバッカスはオーラシールドを
作り八雲を四肢を地面に固定する。
バッカスは八雲に跨がり手を八雲に向け
「変な真似するなよ。
不振な動きをしたらお前の四肢を切る」
「バッカスさん、その目ギフト?」
「そうだ、ギフト『ライア』
『ライア』の能力は嘘を見破る能力
相手に問い、嘘を付くと頭の上に
✕の印が見える。これが基本的な
能力だが『ライア』にはもう一段
上がある。心の声を見る能力
身体を動かそうとすると、その声が漏れ
視認することができる。
例えばさっきのインパクトだっけか、
その攻撃がどの位置にくるか、胸、肩、足
それさえわかれば、攻撃をいなすなんて
造作もないことだ」
「すごいですね。
これはまともにやったら負けますね!
でもこのまま負けを認める訳には
いかないんで!」
「おい、お前やめろよ」
八雲を見て冷や汗を流す。
何故なら八雲からは未だ負けを
認めていないことが見えてしまった
からだ。
『ライフ…………』
八雲の四肢から鮮血が飛ぶ
バッカスは八雲が不振な動きを
した為やむなくオーラシールドで
手と足を挟むように動かし切り落とした!
「痛い………………でも大丈夫だ」
「!?」バッカスは驚愕する。
八雲の四肢が光、傷がみるみる治っていく
『ライフリペア』
『ライフパワー』
ググググ~と盾を引き抜く、
バッカスは止めようと殴るが、
固い!?拳は弾かれその瞬間八雲の拳が
バッカスの腹に炸裂する。
「ガハッ」バッカスは後ろに吹き飛ぶ
八雲は立ち上がりバッカスを見る
バッカスも腹をおさえなから立ち上った。
「お前もギフトを持ってるのか?」
「使い勝手はあまり良くないので
使いたくないんだけどね」
八雲はバッカスに突撃する。
『オーラシールド5連』※バッカス
『ライフインパクト』※八雲
八雲の掌底でシールドは粉々になり
バッカスの腹の手前で停止した。
「勝負ありですね。バッカスさん」
笑顔でバッカスに話しかける。
「ハッ俺の負けだ負けだ」
何故か笑えてくるバッカス
少し落ち着き
「そういえば名前聞いてなかったな」
「八雲って言います。宜しくです」
「八雲、俺は負けたが、町を襲うと
言うなら俺はお前を止めないといけない。
例え勝てなくともだ!」
「あ、うん大丈夫ですよ。
そんなつもりないですから」
「は~良かったぜ、ちゃんと見えたわ!」
「アハハ、確認取れました。
○が見えた感じですか?」
「そう言うことだ。これで安心できる」
バッカスは心底安心した顔になった。
「おっ聖女様がご登場だぜ」
聖女様を迎えるため大勢の人が
集まっており登場に合わせ歓喜が
飛び交う。
外を見る八雲
「あ、ほんとだ……………バッカスまだだ」
八雲が外を見ていると大勢の人がいる
近くの高い建物から強いオーラを感じ
外に飛び出す。
「バーン」建物が大爆発瓦礫が
住民に降り注ぐ
「キャー」
「ウワァー」
「助けて~」
住民の悲鳴が飛び交う
「『シルフ』瓦礫を止めろ!!」
八雲は空中に静止しシルフ力を使い
瓦礫を風で持ち上げるが、
「おも……くそ~、あがれ~」
八雲は必死で持ち上げるが瓦礫の重さは
数十トンになり支えるのが手一杯
「皆こっちだ急いでくれ~」
バッカスは住民を誘導する。
「バッカスさん急いでくれ~」
八雲は手をプルプルさせて耐える。
「八雲君久しぶり」
何故か下から明るく声をかけられた。
「八雲君ヤッホ~」
「コロンさん!?何でここにいるんですか!
逃げて下さいよ」
「だってぇ~八雲君、
私がいたら頑張れるじゃない」
コロンさんは可愛く頬に手を当て照れる。
「そうだったコロンさんは
見た目と違ってSだった~」
八雲は悲痛な顔になり耐える。
「コロン様、五十にもなって可愛いぶる
のはやめて下さい。無理ですから」
「何ですってぇーユリメリア~」
俺の下ではワイワイと痴話喧嘩が
始まった。いや、マジ退けよ!
「聖女様こちらです」
バッカスが誘導するが
「は~い、ちょっと待ってね」
コロンは手を組み祈りを捧げる
「我らを守れ『ホーリー』」
周囲が強い光に包まれる。
『ホーリー』
光上位魔法
術者が敵と見なしたものにのみに
光による浄化が執行される。
「相変わらずすごいですね!」※八雲
「なんて神々しい光だ、これが聖女」
※バッカス
瓦礫は全て粉々になった。
「は~疲れた(。>д<)」※八雲
八雲は地面に降り立った。
「八雲君お疲れ~」※コロン
笑顔で手を上げて歩いてくる。
「聖女様ありがとうございます」
「気にしないで八雲君、
話する時間あるよね!」
有無も言わせない空気で声を
かける聖女様
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