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第二章 二度目の異世界
元英雄 VS リフレ
しおりを挟む根の化け物を相手に奮闘する
大地と未希減らしても減らしても
一向に減らない。魔方陣から次々と
現れるため持久戦となっている。
「もーういつまでやらないと
いけないのよ!」
「確かに体力が持っていかれるぜ。
だがあっちだっていつまでも続かない
だろう」
「貴方達、流石ね。ではもう少し趣向を
変えさせて貰うわ」
リフレの後ろから根が立ち上がり先端に
5m程の大きな不気味な花が咲いた。
「大地気をつけて、なんか来るわよ」
「あ~分かってる未希あの花からは
目を離すなよ」
…
……
「うっ………何だこれ視界が」
「もしかして毒」
「ウフフ、そうよ、毒の鱗粉……効果は
目が見えなくなる。でも安心して
時間がかかるし たくさん吸わなければ
大丈夫よ。少しずつなぶり
死に近づくのを感じて死になさい」
「性格悪いわね。わざと弱らせて遊ぶ気?」
「キャッ」根の化け物が未希を襲う。
未希は殴り飛ばされ倒れる。
「てめえー未希に何しやがる」
「あらよそ見しても良いの」
「なに、ウガッ」根の化け物が
大地の腹を殴り地面に頭を叩きつけた。
「タイチ~………あんた許さない」
未希の身体から冷気が発生、
植物の化け物を次々と凍らせた。
「大地、大丈夫」未希は大地を起こす、
「あ~大丈夫た、だが今のは効いたぜ、
頭がクラクラする」
「ヤバいね、私の視界は6割くらい
見えないよ。このままだと目が見えない
状態で闘うことになっちゃう」
「………そうだな、目を瞑って
闘うなんて器用なことなんてできねいぞ。
……仕方ない奥の手だ」
ゆっくりと立ちあがり
大地は極限までオーラを高め地面に足を
めり込ませる。
「いくぜ鉄地獄『スラッシュブレンド』」
地面を蹴りあげると合わせてリフレと
植物の化け物の斜め前から鉄のブレードが
射出リフレと植物の化け物を両断した。
「は~は~終わったぜ」
大地はほとんどのオーラを使いきった。
「大地ありがとう。私もほとんど
オーラが残ってないし視界がほとんど
見えないから危なかったよ」
「目は治るんだろうな」
2人が喋るさなか、ゆっくりと
動く物体がいた。
「シュルシュル」と蛇のようにリフレが
大地達に接近、目がほとんど見えない
大地達は反応が遅れリフレの身体を
巻き上げられた。
「ウガッ」※大地
「キャッ、グ」※未希
「危ないじゃない、びっくりしたわ」
※リフレ
「何で生きてやがる。お前の身体は
切り落としたはずだ!」
「私の身体はほとんど植物でできてるから
頭が生き残っていれば大丈夫なのよ。
狙うなら頭だったわね!」
ギリギリとゆっくりと締め上げる。
「あっあっ」※大地
「グッグッグフ」※未希
オーラが僅かしかない2人は抗う術が
なく未希は口から血を吐く、内臓を
やられ始めた。
「ミ・キーくそ~」
「た・い・ち・ご・め・ん・ね」
未希のオーラが尽きた。
「びぎー」※大地の叫び
未希が殺される瞬間、リフレの首が
切り落とされた。
大地達の拘束が弛む
「未希、未希、死ぬな死ぬな~」
「タイチ、大・丈・夫・だよ。
まだ生きてるから!」
未希は大地な頬に手を当て安心させる。
「お二人は相変わらす仲が宜しいようで、
羨ましいですよ!」
大地は目が見えないため声で判断する。
「まさか八雲なのか?」
「そうですよ、大地さん、未希さん
お久しぶりです。」
「八雲君?………うそ、生きてたの?」
「あとは任せて下さい。何とかします!」
「アハハハ、幻じゃないんだろうな~
最高だぜ~八雲頼む」
「お任せあれ」
「なに貴方いきなり出てきて殺すわ」
「おう、悪いが俺、今寝起きなうえ体調が
優れないから手加減できねいから覚悟
しろよ」
八雲は精霊闘気『風』を発動
リフレは首の下から根を張り身体を再生
再び鱗粉を撒き始める。
「それは俺には効かない」
手を横に振ると突風が吹き荒れる。
「鱗粉は僕には届かない」
「あんた生意気」
リフレがオーラを高め、植物の根が
荒れ狂うように八雲を襲いだす。
『スラッシュサイクロン』
八雲の周りに竜巻が発生し突撃する
植物の根を切り刻み防ぐ。
『ファスト ウィンド』
一瞬でリフレに接近しリフレを
『インパクト』で上に吹き飛ばす。
八雲は上空に手をあげる。
『エアブロー』リフレは遥か上空に
吹き飛ばされた。
上空に吹き飛ばされたリフレは
「グフ、あいつ許さないわ」
怒りに狂っていた。
「油断するなよ」
八雲はリフレの横を飛んでいた。
「!?」※リフレ
「終わりだ………『ウィンドブレード』」
リフレは一刀両断になった。
リフレを倒し
八雲は風に乗りゆっくりと地面に降り立つ。
「相変わらず、八雲君は強いね!」※未希
「全くだよ、こっちがどんだけ苦労したと
思っているんだよ」※大地
「御二人が弱らせてくれたおかですよ。
そのまま闘ったらヤバかったですよ」
「八雲、気遣うのはほどほどよ。大地が
傷つくから」
「おいおい、傷つくのは俺かよ!」
「そうそゴホゴホ」※未希
「八雲~未希を治してくれ~」
焦る大地
「モードチェンジ『水』
『キュアウォーター』
未希の傷が癒えていく。
「八雲君ありがとう、大分楽になったよ」
「すいません、今はこれが限界で」
「なに謝ってるんだよ。未希を助けて
くれたんだ。ありがとうな」
大地は八雲の方を叩きながら感謝を言う。
「あ、そうだ八雲疲れてるところ
悪いんだけど他にも見て欲しい人が居る。
ちょっと来てくれ」
八雲達は店に入ると
「あれ、レレちゃんどうした……………
そうか見て欲しいのはリリちゃんか!」
八雲はリリちゃんが倒れていることに
気付く。
「レレちゃん大丈夫だ、リリちゃんは
俺が助けるから!」
八雲はレレの頭を撫でリリを視る
「そこまで大きな外傷はなさそうだ」
八雲は医者ではないが大きなギズはなく
魔法で治せると判断し魔法をかける。
『キュアウォーター』
リリの擦りギズなどの怪我が治癒したが、
一向に眼を覚ます気配がない。
「八雲さん、リリ眼を覚まさないけど?」
レレは不安そうに八雲を見上げる。
八雲は何故起きないのか考えていた。
ほとんど外傷はなかった。改めて怪我を
していた箇所を思い出すと!頭から
少量ながら出血してたことを思い出す。
頭を打ったのか?………まさか
脳挫傷かもしれない………だとすると
この魔法で治癒することは出来ない。
これ程の怪我を治すとなると
……『ライフ』を使用しなければ…けど
『死ぬな、俺』
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