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第二章 二度目の異世界
元英雄 作戦ミス、無限ループ
しおりを挟む「あ~すっごくきれいだよ八雲」※凛
「キラキラしてる( ≧∀≦)ノ」※クク
「おー本当だ、やっぱり自然が豊かな
場所は違うな」※八雲
八雲は時間ができたので、森のなかを
散策していた。(赤城は疲れたらしく
寝ている)
「おい、ウロチョロするな!いいか~
俺様の言うことはしっかり………」※ジェイ
「テクテクテク」
「おいこら~ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ
話を聞け~」
「なんだよ騒がしいぞ、ジェイ」
こいつはジェイ、森の門番の真似事を
していた奴だ
「いいか~俺様が監視しているから
変な………」
「テクテクテク」
「おいこらヽ(♯`Д´)ノコリャーッ
無視するな~」
「わかったよ永遠にループしそう
だからな、そうだジェイ、美味しい
お菓子を挙げようチョコっと言って
凄く美味しいぞ」
「わ~なになに頂戴~」
ジェイが飛び付いて来た。
「ホイよ、ジェイ」
「わ~いヽ(o・∀・)ノ パクパク」
ジェイはチョコ(ジェイの大きさの
半分くらいの大きさ)に夢中だ、
あの体格ならしばらくは静かに
してくれるだろ~
「どん」
「うん?」
足元を見るとククがキラキラした
目をしていた。
「うん?あっ、ククもチョコだよ~」
「わ~いヽ(o・∀・)ノ パクパク」
良し、そうだよな、あんなに美味しそうに
食べてたらククも食べたいよな!
「どん」
「うん?」
今度は顔に衝撃が………横を見ると
「うん?、ジェイ、チョコはどうした」
「食べた!!もっとくれ!!」
「お前、あの大きさを食ったのか?」
「おう、旨かったあんなの初めてだ!」
ジェイは目をキラキラさせていた。
「わかったわかった。ほれ、チョコ」
「わ~いヽ(o・∀・)ノ パクパク」
先生が特別じゃなかった。妖精は
体格では考えられないくらい食うん
だった。忘れてた!
「どん」
「うん?」
再び足音を見る。ククが目を
キラキラさせている。
「八雲、凄く美味しいのもっと食べたい」
「よしよし」ククの頭を撫でチョコを
あげる。
これは、作戦ミスったか?またしても
無限ループに嵌まっている。
そんな中、凛は子供に懐かれている
八雲を見て可愛い(*≧з≦)と悶えており、
誰も止められないカオスに発展していた。
…
……
「二人とも食べ過ぎだからな!」
「p(`ε´q)ブーブー」※ジェイ
「う~んわかった」※クク
ジェイの案内のもと森を散策を再開
「ジェイ、おのさ~さっきから同じ所
ぐるぐる回ってる気がするけど?」
「……………」※ジェイ
「これは幻術魔法による妨害か?」
「いや、違うぞジェイ、
ただの迷子だから!!」
「……………」※ジェイ
「ふっ、俺としたことが……」
「なにカッコつけてるんだよ、全く」
「どうする八雲」
「凛大丈夫だよ、精霊に聞くから」
「え、八雲お前精霊の声が聞こえるのか?」
「聞こえるけど、人間で聞こえる人は
かなりまれだからびっくりしたか?」
「あー父ちゃんがまずそんな奴
いないって言ってた」
「八雲すごい」※クク
「それじゃ、静かにしてくれ」
八雲はそう言ってそばの木に手をあてた。
八雲から不思議な空気が流れる。
「なるほど、ありがとう
…………え!Σ( ̄□ ̄;)」
「八雲どうしたの?」
「なんか、この奥に変な物が落ちて
たらしんだけと、突然動きだしたらしい。
何とかしてほしいんだって精霊が
言ってる」
「悪いけど見に行っていいか」
八雲は皆に聞いて了承を得た。
「なんでこんなところにこいつが
いるんだよ」
「ガシャ、ガシャ、ガシャ」
音を立て大きな機械仕掛けの人形が
ウロウロ歩いている。
「人形は『ウィーン』と音をたてるか如く
こちらを振り向いた。
「ターゲット発見発見」
「なんか喋ってるよ。凄いね!!」※凛
確かにもとの世界であれだけ軽やかに
動くロボットはいない。あれは魔法の
力があって初めてできる。
「発見発見 『八雲』発見 攻撃に入ります」
「え、今八雲を攻撃するって」
「凛達は下がっててくれ、俺がぶっ壊す」
ロボットは全長5m 横幅5mかなりゴツイ
両腕に大斧を持ってさらに体に模様が
浮き出てきた。
「精霊闘気『水』」
八雲は戦闘体勢に入ると、ロボットも
腰を低くして突撃してきた。
右から左からと高速の斬撃がくる。
大きさからは考えられないが、
八雲は水のオーラを駆使して
斧に手をあていなす。
ロボットは攻撃方法を変更、
腹が開き中から氷槍が飛んできた。
八雲は片手を前に上げた
「 水 『渦の盾』」
手から円型の水が形成されぐるぐる
回りながら氷槍を弾いていく。
「今度はこちらから行くね!」
先ほど使った盾を投げ、
ロボットの片腕を切り飛ばした。
(イメージはク○リンの気○斬です)
ロボットは片腕がなくなった衝撃で
たたら踏む
「モード変更モード変更」
ロボットは斧を捨て体に魔方陣を展開、
ショットガンの如く魔力で弾丸を連射、
八雲を襲う
「なるほど、そう来たか」
八雲は動揺せず、淡々と防御体勢に入る
右腕に水のオーラを集め、腕を振り上げ
弾丸が衝突する瞬間に合わせ腕を
振り下ろす。
「カランカラン」弾丸が氷ついて八雲の
足元に落ちる。
「ま~こんなもんだろう、良い運動に
なったよそろそろ終わりにしよう」
八雲から冷気が流れる。
「パキ」音がした。ロボットを見ると
足元が凍って動けなくなっていた。
八雲は両腕を天にかざす 『天氷雨』
ロボットの上に雲のような水の
オーラが集まり氷槍の雨を降らした。
雨はロボットに何十何百と当たった。
ロボットは沈黙した。
「オ、オ、お前凄いじゃんか
カッコいい」※ジェイ
何故かジェイが興奮している。
「八雲なんか余裕そうだったね。
見てる私はヒヤヒヤだったよ」
「あ、悪い~余裕で戦えたのは、
こいつは魔王軍の戦闘兵だったから
動きのパターンが大体分かるんだ」
「そう言うことか、焦って損した!!」
「それにしてもなんでここに?」
「……………考えても分からないか、
取り敢えず村に戻ろう」
八雲達は精霊の案内で村へと戻る
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