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第二章 二度目の異世界
戦火の拡大
しおりを挟む「よ、早速やったみたいだな」
さっきの件がが衛兵に通報
されたらしい。
何が誰もこないだ! 騒ぎを聞き付け
マイン、マリーが来たようだ。
「全くここは治安が良くないのか?」
「特別悪くはないが、いかんせん戦争中だ
ろくなやつじゃないのも混じっている」
※マイン
さすが、傭兵だ経験が違う、何事も
無いように話している。きっと彼らに
とって日常茶飯事なのだろう
「ね~八雲達、お腹空いてない。
ご飯食べながら話そうよ」※マリー
「八雲、ククルお腹空いた。」
「八雲も私もお腹空いちゃった。
…………あれ、でも
私達お金持ってなかった!!」※凛
「アッハハ、凛大丈夫だよ。少しなら
もっているからご飯を食べるくらい
なら余裕だよ。」※八雲
「それじゃ決まりね!良い店ある
からいこ~」マリーのオススメの店に
行くことに、さっきと違って
大分人通りが多い、思っていたより
戦争中の影響が出ていないようだ。
「着いたよ‼️ヽ(o・∀・)ノ」※マリー
「やった!!ヽ(o・∀・)ノ」※ククル
マリーがテンション高めで案内して
くれた。ククも楽しみのようだ
店に入るとなかなかお洒落だ木造の
建物で中には様々な置物が置いてあり、
基本はシンプルな机と椅子がある感じ、
てっきりワイルド野郎がたくさんいて
絡まれて食事どころじゃなくなる
フラグは立たなさそうだ。
「俺は静かすぎる店は苦手なんだがな」
ボソッとマインが言う。マインは
騒ぐのが好きだから、けど妹の
マリーには逆らえないのが
マインである。
いくつか注文して食事をしながら
情報共有することにした。
「良かったよお前が生きてて、
こんな業界を生業にしている。
俺達だ、生き死には日常茶飯事
なれてはいるが、それでも、
それだからこそ大切に感じるものが
あるからな。八雲が死んだって
聞いた時はショックだったよ」
「お兄ちゃん、しばらくショックで
空ばっかり見てたもんね~、
八雲天国で元気にしているかな
(お兄ちゃんポイ声色に変えて)なんて
考えていた感じだったよ」
「マリ~~~おちょくるな」
マイン達は相変わらす仲が良い、
戦場でもこうしていられるのはあっちの
世界なら奇跡に近いことなんだろう。
八雲はククルを撫でた。ククルは
突然のことで、なんだろうと思い、
「コテン」と首を傾げるが、
気持ち良かったので、そのまま何も
言わずに、ご飯を食べた。「美味しい」
「それで、なんでここは戦争なんて
しているんだ?小さな小競り合いに
しては昨日の規模はでかかったしな~」
八雲の見立てでは数千から1万の規模だ、
町どうしにしては多い。
「実はここだけじゃないの、色々な町、
国が現在戦争状態よ」※マリー
八雲は驚いていた、魔王軍さえ倒せば、
戦火が収まると思っていたからだ。
「魔王軍との戦争が終息して、
平和な時代が来ると思っていたんだがな、
………暫くするとそれぞれの国が覇権争いを
始めやがった。共通の敵(魔王軍)が
いなくなり強欲なやろう共がチャンスと
思い仕掛けて来やがった」※マイン
「これじゃ、何のために魔王を
倒したんだか?」
「おい、マリー!!」
「あ、違うの八雲が変な意味で
言ったんじゃなくて」
「二人共、気にしないでくれ!」
少し八雲は肩をおとして残念そうに
していた。
「お前はアホか、魔王を倒した意味が
無いわけ無いだろうが、そんなことで
ウジウジするな!今度はそいつらを
粛正すれば良いだろうが!!」
「簡単に言うなよ赤城、
僕じゃ~魔王を倒すだけで手一杯だよ」
笑いながら答える八雲
「良いではないか、魔王が倒せるんだ、
そんなやから簡単に蹴散らせる‼️」
赤城も微かに笑っていた。
「二人共、なんでそんなに
楽しそうなの?」
凛とマリーは不思議に思い首を傾げた。
「しかし、おかしいのじゃ帝国ラムダは
ともかくとして共和国シャインは
どうしたのじゃ?」
「共和国シャインは
………滅んだと聞いている」
「!!!」※八雲、赤城、リーム
3人は動揺した。
「そんなわけ無いだろ」※八雲
「あり得んのじゃ」※リーム
「あそこの国は鉄壁と言っても
過言ではない。一体何があった。」
※赤城
「シャインはここからだとかなり
遠いからはっきりした情報が届いて
いないの、そう言われ始めたのも
ここ最近の話だし」※マリー
「そうか、悪い正直びっくりして」
「八雲大丈夫、顔色悪いよ」
「あ~シャインには友達が何人かいて
心配になっちまった」
「先生、あり得るでしょうか?」
「無いとは言いきれないのじゃ、
だか………まずありえんのじゃ、
あそこには我らが
妖精族の神リヒト様に守られておる」
「どちらにしても確認しなければ
わからんがその前に目的を忘れるな。
こちらに戻ってきたのはお前の寿命を
伸ばすためだ、妖精何処にいけば良い」
「全く、お前に諭されるとは、私も大分
ボケたか、は~、妖精族の我の家に
向かうぞ!ここからだとかなり遠い、
チンタラ歩いては時間が掛かりすぎる。
まずは、この近くの別の妖精族の村に
向かいそこにいけば時間を短縮して
移動できる」
「まずはそこに向かうとしよう。
良いな八雲」
「…………わかった(。-ω-)」
「はーまったくこれが終わったら確認に
いけば良い。ただし焦るなよ。」
「八雲私も手伝うから頑張ろう!」
「そうだな、さっさと寿命を伸ばして、
シャインに直行だ~(^o^)/」
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