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第二章 二度目の異世界
グリーンプラネット到着
しおりを挟む八雲は牢屋に閉じ込められていた
悪霊を退治しククと共に待ち合わせの
場所に移動した。
「お待たせ」
「八雲、お疲れ様?そこの後ろにいる子
どうしたの?」
「また、変なの拾ってきたのじゃ」
「この子は地下で見つけて保護したんだ。
先生ひどいですよ。変なの何て」
「お前が連れてくるやつらは大概なんか
あるからな、その子もその辺の子じゃ
ないかもしれん」
「どう言う意味ですか?リームさん」
「今まで八雲が連れてきたのはな~、
竜神族、ハイエルフ、天空人等一癖も
二癖ある種族ばかりだ。大概何かしらの
問題に巻き込まれとる」
「先生でも………」
「分かっとるわ!!ほっとけとは言
っておらん皆覚悟しておけと言って
おるのじゃ」
「八雲、あの人ククのこと嫌いなの?」
ククは不安そうな顔で見上げてきた。
「クク違うよ!! あの人は僕のことを心配
しているだけさ」
八雲はそう言ってククの頭を撫でた。
「お前達話はそのくらいにしろ
さっさとグリーンプラネットへの
移動を開始する。こっちに来い!!」
八雲達は赤城に側に行く。
「いくぞ妖精、準備は良いか?」
「いちいち言わんでも分かっている。
さっさとしろ魔王」
お互い言い合いながらもしっかりと
魔方陣を形成し発動、僕達は今度こそ、
グリーンプラネットに転移するのだった。
「そろそろ異界の狭間を抜ける全員
衝撃に備えろ!!」
先生は僕達の周りの結界を強化し
衝撃に備えた。
「あ、あそこに割れ目があるよ」
凛は指を指し僕達は勢い良くそこに
吸い寄せられた。
「「うわーーー」」「ど~ん」
八雲達は無事着陸に成功、
大きなクレーターが
出来ているが問題ない。
「おい、あっちから凄い音がしたぞ、
新手が来たかもしれん」
「急げ奇襲だ、魔方陣を展開しろ~」
あちらこちらから、攻撃しろだの、
敵襲だの物騒な声がこだまする。
良く良く上を見ると花火のごとく
魔法が衝突している。こう見ると
なかなか綺麗なものだ。
「八雲、ヤバイよヤバイよ。
ここ戦場だよ!!」
「えっ?」「何故こんなところに」
「恐らく多くの魔法が行使され、
魔力がこの空間に満ちている。
その為、ここに引き寄せられたの
かもしれん」
「なるほど(゜ロ゜)」
「なるほどじゃない。何故お前達は
落ち着いているのだ、
ここにいたら消し炭になるぞ~
( 」゜Д゜)」 お前らはアホかー」
赤城は呆れている。
「ちっ」赤城は突然片足を付く
「おい、大丈夫か?」
「転移にオーラの殆どを消費したんだ、
立っているのもままならなくなったの
じゃろう」
「皆、安全な場所に移動しよう。」
八雲は移動する準備の為、
精霊闘気『風』を発動した。
『ファイヤブレード』
「うん?」
真上から燃えた剣を振り下ろそうと
男が現れた。
「ウィンドシールド」
片腕をあげ魔法を発動、
攻撃を受け止める八雲その瞬間、
合わせたごとく後ろから土の刃が
八雲を襲う。
「カキイーン」
「「うん?」」※謎の二人
「お前何で大丈夫なんだ、
土の剣が刺さっているんだぞ?」
「刺さってないよ。よ~く見て行動に
移さないとダメだって言っただろ。
マイン、マリー」
「!?」男と地面に隠れていた女が驚く
「…八雲なの?」※女
「は~八雲だって」※男
「そうだ、良く見ろマイン、マリー」
女(マリー)は砂から浮き出てきた。
「あー本当だー八雲じゃん、お兄ちゃん
なにやってるのよ」
「なんだ八雲じゃないか
奇遇だな~(*´∀`)つ」
男(マイン)は八雲の方を組み
ごまかそうとしていた。
「本物の八雲なんだよね?」
「何だよマリーまだ疑ってるのか?」
「だってさー八雲と王国連合軍は
魔王軍を倒すため命を賭して戦い、
死闘の末魔王牛鬼を倒すことが出来た
……けど命を落としたってお達しが
色んな町に流れているよ。よ、英雄くん」
「マリーは相変わらずだな( ´∀`)/」
「なんだ~少しは休めば良いのに、
戦場が恋しくなったか?アッハハ」
「俺はお前達と違って傭兵じゃないんだ、
極力戦いたくないの!!」
「お前も相変わらずだな~」
「八雲!!いつまでも肩組んで雑談している。
ここは戦場だぞ」
周りから数十人がこちらに来る。
「マイン、マリーまたな、
俺達は離脱するわ」
「ちょっとまて、俺達はここから
東にあるガイラスって町を拠点に
している。後で来いよ!」
八雲は首を下げ頷いた。
『ウィンドロード』
八雲達は風に乗って戦場を離脱する。
………つもりなのだが数十発の火の玉が
飛んでくる。
「先生、凛、お願い」
『ウィンドシールド』
『焔式 火の鳥』
先生が盾を作り攻撃を防ぐ、
凛は火の玉を迎撃きた。
八雲達は何とか戦場から離脱した。
…
……
………
「八雲って凄いんだねヽ(o・∀・)ノ
魔法が使えるし髪の色が変わって
カッコいい」
「お、そうか(*´∀`)つ」
「何でお前は呑気な反応しているのだ。
さっきまで戦場のど真ん中にいたんだぞ!!」
「魔王、お前案外まともなことを
言うのじゃもっと非常識なことを
言うんのかと?」
「妖精、魔王軍の中にはこんなのは
いない!!」
「2人ともひどいですよ」
赤城は近くの岩に腰を下ろす。
「は~とにかくだ無事グリーン
プラネットに来ることがてきた
ようだ」※赤城
「思っていたより普通なんだね!もっと
怪物がでてきたり、竜が飛んでたり
するのかと思ってたよ!!」※凛
「う~んこの辺は人間が管理している
区画だからあまりオークとか
ゴブリンとかいないけど、もう少し
外れに行くといるぞ。竜に関しては
生息域がかなり離れているからまず
この辺では目撃することはないね」※八雲
「ふ~んそうなんだ、じゃこの辺は
安全だね」
「そうとは限らんのじゃ」
「へ?」凛は首を傾げる。
「凛、ここには魔物はいないけど
………人間がいる。
人間は時に魔物より危険なことがある………」
八雲は複雑な顔で答えていた。
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