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第二章 二度目の異世界

術対決 道満VS八雲、凛 (*´∀`)ニヤニヤ?

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「おい!!凛にさわるんじゃねーよ」

「はあ~」道満は声の方に顔を向けると
 そこに拳をねじ込まれた。

「うべ」道満はたたら踏みながらも
倒れずそのまま後方10m程後ろに
飛んだ。

「おーまーえーどうして、うごける」

「今のは魔言か?似たようなのを
受けたことがある」

「魔言?これは言霊だが」

「言い方の違いだな。たしか言葉に力を
のせて使う術だ。今回は呪いの力を
入れている、耳から受けるから咄嗟だと
躱すのが難しいだよな」

「良く知ってるじゃないか、
勉強しているようだな」

「う~ん勉強したわけじゃないけど
経験したかな」

「それでどのように破った」

何故か嬉しそうに話しかけてくる道満

「簡単な方法だよ。耳から脳に
対してかける術だから、脳に原因がある。
あとは頭に動けと意思を込めたオーラを
集めて術の効果を相殺した」

「なるほど、なるほど、面白いぞ」
「では次だ、式を相手にどこまで
やれるか試そう」

道満は御札を2枚だし、こちらに投げると
大きな牛頭と馬頭の妖魔が現れた。

「ごめん八雲、私も解けたよ」
凛は申し訳なさそうに近付いてきた。
恐らくパニック状態になっていたことを
恥じているのだろう。

「おう、大丈夫か…………凛も自力で
脱出できたな」

八雲はなるべく気にしないよう
柔らかく凛に声をかけた。

「うん、八雲が教えてくれた
通りやったら できたよ( ^ω^)」

「そうか、流石凛だな」

「がぁー」

 凛と喋ってると馬頭が我慢できんと、
長い棒の先端に斧が付いた武器を
振り回してきた。

「私に任して」

凛は振り回してきた斧に向かって走る。

「凛、ちょっ~」

凛の突然の行動にびっくりする八雲

「焔式 『灼熱の炎』」

凛は何を思ったか、手で斧を
受けようとしている。

「凛、ヤバイって」
八雲は焦る( ´゜д゜`)エー」

 八雲が焦るなか、気にせず突っ込む凛
凛の手が赤く光り斧と激突、
何の抵抗もなく斧が焼き切れた。

八雲と馬頭が唖然とするなか凛は
次の行動に出る。

「焔式 『活性火』」

 凛の髪か真っ赤に変化しオーラがより
濃い赤になる。一瞬で凛が消えた。
馬頭を見るとがボコボコの熱々に
なっていた。湯気メッチャ出てる。

「八雲終わったよ。(^_^)v……ブイ」

 凛の姿が変わりいつもの印象と
大分違って大人っぽく見えた。
その後の仕草が可愛くてドキっとした。

「良し、俺もカッコいいところを
見せるか!!」
「牛頭俺と勝負だ!!」

「ジュ~」「八雲終わったよ。(^-^)v」
俺が呆けている間に牛頭は撃沈していた。
凛さん男前ッス

「まさかここまであっさりと
私の式を倒すとは驚きだ。うふふ、
生きが本当に良い」

「今度はこちらから行きます。
「焔式 浄化の炎『火の鳥』」

 道満に火の鳥が飛んでいく、
道満は幽霊なので浄化の炎を
使っている。

「小賢しいぞ、小娘」
道満は九時を引く(指で魔方陣を書く
感じです!)

 九時からは多数の妖魔が現れ火の鳥を
相殺していく。

「押しきれないや~」「数多すぎだよ‼️」
道満の九時からは多数の妖魔がまだ
出ている。

「これまで捕らえた妖魔だ、お前らとは
 違って備えておるのよ。うふふ」

「これは、流石に年季が違うわ。なら少々
 力押しと行きますか!!( ´∀` )b」

「よいしょ、よいしょ」
八雲は手をコネコネさせながらオーラを
圧縮する

「凛、こっちに来てくれ」
凛は八雲がいる場所に移動した。

『エアシールド』八雲は自分の前に
緑色壁を作った。

「おーい道満~いくぞ~(* ̄∇ ̄)ノ」
八雲は「ポイ」と投げた。

 道満は警戒してみるが、
小さな緑色の玉が飛んで来た?と
想っていると

「いっししー『エアボム』」
「キュイーン」と音がしたと思った瞬間、
「ドン」と大爆発、道満もろとも妖魔を
 吹き飛ばした。

……

「貴様~なんてことをするんだ!?」
道満はボロボロな姿で壁に張り
付いていた。

「この道満をここまでこけにするとは、
晴明以来だ~許さん、許さん、
許さんぞ‼️」

道満さんは鬼の形相で睨み怒り出す。
ま~当然かもしれないボロボロに
されたうえに、青信号機のマーク
みたいな形で壁にめり込んでいる。
「やり過ぎちゃった」(*´∀`)つ

道満は壁から這い出た。
あれたげのダメージを受けたはずだから
動くのもやっとだろう。

道満は再び九時を引き始めた。
妖魔が現れると道満は何を思ったのか、
妖魔を切り刻んだ。

「妖魔は飽き飽きだが、そうも
言っておれん」
  大きく口を開けると妖魔達から
漏れだしたオーラを吸い取った。

「何てことしやがる」
「ひどい自分の式を食べている」

道満の姿は人からかけ離れていく。
まるでカエルの様な風貌になっていた。

「まったく、妖魔ばかり食って
しまったからかずいぶんと不気味な
姿になったわ。お前達のせいだが、
ま~良い、お前達を食って人の姿を
 取り戻すとしよう‼️」

「お前の思い通りになるかよ‼️」

『ウィンドカッター』
 八雲の指から無数の風の刃が飛んでいく。
道満は口を大きく開け風の刃を
食ってしまった。

「あまり美味しくない」

「当たり前だ、こっちは攻撃して
るんだよ‼️」

 道満の見た目はの変化にも
びっくりだが中身も妖魔よりに
なっているのかもしれない。

「ではこちらはご馳走を頂いたので、
 お返しせねばな」

 ぐっと後ろの両腕を下げると
一気に前に腕を振り回した。
腕が伸び手が肥大化八雲と凛を襲う。

八雲も凛も難なく躱す

「今の俺達を捕らえるのは
難しいですよ道満さん」

「そのようだ、私の身体能力はかなり
 上がっているが見えなかった。」

道満は余裕の表情でニヤニヤし
ながら喋る

「私の呪術(じゅじゅつ)を
披露しようではないか」

 懐から壺を取り出し九時を引くと
黒い煙が溢れでた。そのまま道満の
周りを包み見えなくなった。

どんどん煙が拡がっていく。

「八雲はあれヤバイよ」

「うん、そうだね気を付けよ~
(* ̄∇ ̄)ノ」

「や、八雲!?」

道満はニヤニヤ

八雲もニヤニヤ

ニヤニヤ対決が始まるのか?

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