元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ

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第一章 異世界帰還編

夫婦喧嘩もコミュニケーション?

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「村長、ここですよ」

 八雲達は鬼達家族の屋敷についたが、
村長の様子がおかしい。

「村長、どうかしましたか?」

「八雲君はなぜ平気なんだね」

「へ~?(゜ロ゜)」

「あ、あ、あ、あにににきききき」

「おい、どうした露鬼?まともに
喋れてないぞ」

「ささささすすががだだぜぜ( ´;゜;∀;゜;)」

「露鬼・・・大丈夫か?」

「八雲たぶんだけと、最初に私達が
来た時と同じだよ。村長も露鬼君も
屋敷から出ている。
威圧で上手く身体が動かないんだよ!!」

「そう言うことね‼️、ま~た喧嘩
しているのか?全く仕方ないな~
ちょっと見てきます。」
 
「八雲くん……大丈夫……なのか?」
 ※村長
「さささすすすがががだだだぜ~」
 ※露鬼

「いってきま~すヽ(o・∀・)ノ」


……
………

「ドンドン、こんばんは~」

八雲は戸をノックして声をかけるが
反応がない。中から聞こえる声が
五月蝿すぎて聞こえないらしい。

「あんた、こ・れ・は・な・に~」

「こ、これは仕事の、
同僚がくれたんだよ~」

「そー言う言い訳は働いてからにしろ‼️」

「アッタタタタ、助けて~(/≧◇≦\)」

前鬼様がボコボコにされておられる。

「ア、タタタタ、あ、八雲さん助けて~」

前鬼様は僕を見て助けを求めて来た。
その瞬間、般若の如く顔を変えて、
こちらを振り向いた後鬼様に僕は
ガクブルになる。

「あら、八雲さんもう来て
頂けたんですか~」

後鬼様の顔が般若からよそ行きの
顔に変わった。

「どうしたんですか、
また夫婦喧嘩ですか?」

「聞いて下さいよ。八雲さん」

後鬼様は八雲に変わった形の角を
渡してきた。

「あの~これなんですか?」

「他の女の角よ、ひどくないですかー」

「??? 角ですよね~これに
なんの意味があるんですか前鬼様?」

「いや~だから同僚にだな~」
「はーん(怒)」
「ヒエ~」

「すいません話がわかりませんもう少し
 詳しく教えてください。」

「こ、これはだな…………」

「ガールズバーの名刺なんです‼️」

「は?あの~この角名刺なんですか?」

「まーそうだな~」

「これは、女の角を模して作られて、
また私の角を持ってきてね、
また来てねぇぇぇぇって意味が
あるんですよ~」

後鬼様が般若に変わってしまいまたしても
八雲はガクブルです。

「わかりました。時間を置いて来ま~す。」

八雲は振り返り出口に向かう。

「や、八雲さーーーん、待ってーーーーー」

「八雲さん待ってください。
お帰り頂くのは申し訳ありません。
今日はこのくらいにします」

「はー( ´Д`)=3  助かった~(小声)」

「続きは明日にします!!!」

「がーん  !Σ( ̄□ ̄;)」※前鬼

「ああー良いんですか、すいません
 あなた方とお話ししたい人がいまして、
 呼んできても良いですか?」

「はい、もちろんです。」

「じゃ、呼んできますね。」

八雲は村長達を呼びに行った。

「おーい、みんな~お待たせ。」

「八雲遅いし何してたの?、
威圧がなくなったり出たりを繰り返して、
私達も屋敷まで行ったり
離れたりして、疲れたよ~」

「すまんな~凛、僕も結構疲れたわ」

「とにかく、屋敷は落ち着いていますので
 行きましょう。」

再び屋敷に戻る。

「お待たせしました。」

「わーい、お兄ちゃんだ~(=゜ω゜)ノ」

「おーまたしちゃったか~」

「わーいo(^o^)o  わーいo(^o^)o」

「全く可愛いな小鬼ちゃんは」

「八雲、八雲ちょっと耳を貸すのじゃ」

「なんです先生?」

「おまえ勘違いしとるから言っておくが、
 この小鬼はおまえよりずっと歳上じゃ」

「ヘッ?」

「おそらく100歳前後じゃろう」

八雲は小鬼ちゃんを見る。たしかに
鬼と人の寿命は違う、考えてみれば
当然である。そして八雲は考えた。
歳上だけど可愛いから良い。

「よーし小鬼ちゃん遊ぶぞ~」

「わーいo(^o^)o」

八雲達は遊びに行ってしまった。

「兄貴………この後・ど・う・す・る・の」

今、目の前には、前鬼様と後鬼様がいる。
正直話しかけることすらできない。
しかし、村長は話しかけたのだ。

「前鬼様、後鬼様初めまして、
私はここより少し離れた村の村長を
させていただいている
鬼羅(きら)と言います。

 それから今までの鬼人村のことに
ついて、説明した。

「……………そうだったか、
それは悪いことをした」
 ※前鬼

「ごめんなさい、私のオーラが
結界の外まで漏れていたなんて、
晴明が作った結界じゃないんだから
そこまで頑丈じゃないわよね。」
※後鬼

「いえ、お二人のせいなど
思っておりません」
※村長

八雲は思った。夫婦喧嘩だからね~
言いにくいよね~

「村長とにかく良かったじゃないん
ですか!これからは安心して
暮らせます。なんなら前鬼様達と
交流ができるんじゃないですか?」
 ※八雲
「八雲君そんな恐れ多いことを!!!」
 ※村長
「いえいえ、とんでもないですは、
私達も人と話せて嬉しく思って
いますわ」※後鬼

「…………………」※村長

「良かったですね。八雲」

「八雲君、君たちには本当に
お世話になった ありがとう」

「良かったです」
 


鬼人村の闘いは終幕を迎えた。
八雲達は鬼達家族との交流を楽しみ
奏音学園に帰るのだ‼️





…………次回 魔王現わる。


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