元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ

文字の大きさ
上 下
23 / 226
第一章 異世界帰還編

夫婦喧嘩もコミュニケーション?

しおりを挟む

「村長、ここですよ」

 八雲達は鬼達家族の屋敷についたが、
村長の様子がおかしい。

「村長、どうかしましたか?」

「八雲君はなぜ平気なんだね」

「へ~?(゜ロ゜)」

「あ、あ、あ、あにににきききき」

「おい、どうした露鬼?まともに
喋れてないぞ」

「ささささすすががだだぜぜ( ´;゜;∀;゜;)」

「露鬼・・・大丈夫か?」

「八雲たぶんだけと、最初に私達が
来た時と同じだよ。村長も露鬼君も
屋敷から出ている。
威圧で上手く身体が動かないんだよ!!」

「そう言うことね‼️、ま~た喧嘩
しているのか?全く仕方ないな~
ちょっと見てきます。」
 
「八雲くん……大丈夫……なのか?」
 ※村長
「さささすすすがががだだだぜ~」
 ※露鬼

「いってきま~すヽ(o・∀・)ノ」


……
………

「ドンドン、こんばんは~」

八雲は戸をノックして声をかけるが
反応がない。中から聞こえる声が
五月蝿すぎて聞こえないらしい。

「あんた、こ・れ・は・な・に~」

「こ、これは仕事の、
同僚がくれたんだよ~」

「そー言う言い訳は働いてからにしろ‼️」

「アッタタタタ、助けて~(/≧◇≦\)」

前鬼様がボコボコにされておられる。

「ア、タタタタ、あ、八雲さん助けて~」

前鬼様は僕を見て助けを求めて来た。
その瞬間、般若の如く顔を変えて、
こちらを振り向いた後鬼様に僕は
ガクブルになる。

「あら、八雲さんもう来て
頂けたんですか~」

後鬼様の顔が般若からよそ行きの
顔に変わった。

「どうしたんですか、
また夫婦喧嘩ですか?」

「聞いて下さいよ。八雲さん」

後鬼様は八雲に変わった形の角を
渡してきた。

「あの~これなんですか?」

「他の女の角よ、ひどくないですかー」

「??? 角ですよね~これに
なんの意味があるんですか前鬼様?」

「いや~だから同僚にだな~」
「はーん(怒)」
「ヒエ~」

「すいません話がわかりませんもう少し
 詳しく教えてください。」

「こ、これはだな…………」

「ガールズバーの名刺なんです‼️」

「は?あの~この角名刺なんですか?」

「まーそうだな~」

「これは、女の角を模して作られて、
また私の角を持ってきてね、
また来てねぇぇぇぇって意味が
あるんですよ~」

後鬼様が般若に変わってしまいまたしても
八雲はガクブルです。

「わかりました。時間を置いて来ま~す。」

八雲は振り返り出口に向かう。

「や、八雲さーーーん、待ってーーーーー」

「八雲さん待ってください。
お帰り頂くのは申し訳ありません。
今日はこのくらいにします」

「はー( ´Д`)=3  助かった~(小声)」

「続きは明日にします!!!」

「がーん  !Σ( ̄□ ̄;)」※前鬼

「ああー良いんですか、すいません
 あなた方とお話ししたい人がいまして、
 呼んできても良いですか?」

「はい、もちろんです。」

「じゃ、呼んできますね。」

八雲は村長達を呼びに行った。

「おーい、みんな~お待たせ。」

「八雲遅いし何してたの?、
威圧がなくなったり出たりを繰り返して、
私達も屋敷まで行ったり
離れたりして、疲れたよ~」

「すまんな~凛、僕も結構疲れたわ」

「とにかく、屋敷は落ち着いていますので
 行きましょう。」

再び屋敷に戻る。

「お待たせしました。」

「わーい、お兄ちゃんだ~(=゜ω゜)ノ」

「おーまたしちゃったか~」

「わーいo(^o^)o  わーいo(^o^)o」

「全く可愛いな小鬼ちゃんは」

「八雲、八雲ちょっと耳を貸すのじゃ」

「なんです先生?」

「おまえ勘違いしとるから言っておくが、
 この小鬼はおまえよりずっと歳上じゃ」

「ヘッ?」

「おそらく100歳前後じゃろう」

八雲は小鬼ちゃんを見る。たしかに
鬼と人の寿命は違う、考えてみれば
当然である。そして八雲は考えた。
歳上だけど可愛いから良い。

「よーし小鬼ちゃん遊ぶぞ~」

「わーいo(^o^)o」

八雲達は遊びに行ってしまった。

「兄貴………この後・ど・う・す・る・の」

今、目の前には、前鬼様と後鬼様がいる。
正直話しかけることすらできない。
しかし、村長は話しかけたのだ。

「前鬼様、後鬼様初めまして、
私はここより少し離れた村の村長を
させていただいている
鬼羅(きら)と言います。

 それから今までの鬼人村のことに
ついて、説明した。

「……………そうだったか、
それは悪いことをした」
 ※前鬼

「ごめんなさい、私のオーラが
結界の外まで漏れていたなんて、
晴明が作った結界じゃないんだから
そこまで頑丈じゃないわよね。」
※後鬼

「いえ、お二人のせいなど
思っておりません」
※村長

八雲は思った。夫婦喧嘩だからね~
言いにくいよね~

「村長とにかく良かったじゃないん
ですか!これからは安心して
暮らせます。なんなら前鬼様達と
交流ができるんじゃないですか?」
 ※八雲
「八雲君そんな恐れ多いことを!!!」
 ※村長
「いえいえ、とんでもないですは、
私達も人と話せて嬉しく思って
いますわ」※後鬼

「…………………」※村長

「良かったですね。八雲」

「八雲君、君たちには本当に
お世話になった ありがとう」

「良かったです」
 


鬼人村の闘いは終幕を迎えた。
八雲達は鬼達家族との交流を楽しみ
奏音学園に帰るのだ‼️





…………次回 魔王現わる。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。

アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。 両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。 両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。 テッドには、妹が3人いる。 両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。 このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。 そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。 その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。 両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。 両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…   両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが… 母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。 今日も依頼をこなして、家に帰るんだ! この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。 お楽しみくださいね! HOTランキング20位になりました。 皆さん、有り難う御座います。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。 自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。 いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して! この世界は無い物ばかり。 現代知識を使い生産チートを目指します。 ※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...