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第一章 異世界帰還編
八雲ピンチ、八雲 VS 前鬼、後鬼 ???
しおりを挟む「村長さん終わりましたね。
お疲れ様です」
「おーすまんの八雲くん、お疲れ様じゃ」
なんとも言えない気分なのだろう、
達成感があれど悲しみと後悔が心のなかで
渦巻いている。そんな顔をしていた。
「やったね八雲君、私達の大勝利だね。」
「おいおい、あんまり浮かれていると
フラグ立っちまうからやめろよ~」
神薙が浮かれながら八雲に声をかけ、
八雲も正直浮かれてしまった。
(だって終わった感じがメッチャ
したんだもん)
「ね~あれ何かな~」
(そう、必然だったのかもしれない。
最期まで油断してはいけないと
フラグが立つと。)
「いかん、結界にヒビが入っておる。
結界が破れてしまう。」
「え~どうしようどうしよう
どうしよう八雲
((‘д’o≡o’д’))…………あたふたあたふた」
「落ち着けアホ神薙、慌てると余計まずい」
「村長さんなんか方法ないですか?」
「う~ん、結界の破損を修復するには、
結界の中にある水晶を新しい物に
変えるしかないだが問題があるのじゃ。
恐らく起きておられる前鬼様と後鬼様が
いるあの結界に入らなければならんのじゃ」
「それってお二人と戦うことになる
かもしれないってことですよね。」
「さすがにもう疲れたのに、「は~」」
「八雲、分かっていると思うが、
中にいるのは相当強い。いまの八雲では
倒せんぞ」
「くっ結界がもたん非常時の結界を
張らなければ、 し、しかし結晶を
変えねばならん~」
「……………行くしかないか」
「時間がありません村長さんは
非常時の結界を発動して下さい。
俺が水晶を替えてきます。」
「わ、わかった。行くぞい」
八雲は鬼門へと向かう。
「八雲ちょっと待って、私も行くよ」
「ダメだ危なすぎる。今回は守り切れない
だから待っててくれ‼️」
「いや、絶対にいやー」
「しかしだな~」
スゴい真剣な目で見られたじろぐ八雲
「私も行く」
神薙まで行くと言い出した。アホ、
これ以上面倒を増やすな~と
心の中で叫ぶ八雲
「八雲、たぶん無理だぞ。この二人の説得は
時間もないし連れていくしかないのじゃ」
「しかし」
「大丈夫じゃ、わしの隠蔽魔法でごまかす」
「問題なしじゃ」
「分かりましたよ。2人とも先生から
離れるなよ」
「うーん ("⌒∇⌒")」※凛
「わかった~ (*≧∇≦)ノ」※神薙
「鬼門を通り結界に入る八雲達、
いったいどんな危険が待ち構えて
いるのか好ご期待」
「変なナレーションつけるな~」
「あ、いたい~」
八雲が神薙にチョップをかます。
何でこんなに緊張感ないのコイツは
結界に入ると中は別世界といった感じだ。
何十年何百年前の古い民家が点在している。
「とにかく今は水晶だ、たしか
真っ直ぐ行くと大きな建物が
あるらしいまずはそこに行く」
八雲達は警戒しつつ道に沿って
真っ直ぐ進むと大きな屋敷が見えた。
まだ1km以上離れているにもかかわらず、
恐ろしい殺気が放たれていた。
「八雲、こんなの初めてだよ、
身体があそこに行くのを拒絶している。
震えが止まらない」
「私もだよ~なんなのこれ、
これが鬼神の力」
2人は過去に体験したことのない
恐怖を感じていた。身体が言うことを
利かない。前に足を踏み出すことが
できないのだ。
「仕方ないね‼️凛、神薙君たちはここで
待っててくれ」
「ダメだよ八雲………死んじゃう‼️」
「………心配かけてすまないな、
でも行かないといけないからさ、
出来れば元気に送り出してほしいな」
八雲はそっと凛の頭に手を当て
優しく撫でた。凛からわずかに
涙が溢れるが、すぐに袖で
拭き、八雲を見つめて「わかった」と頷く。
「八雲君、ごめんね力になれなくって、
私今度はもっと強くなるからー」
八雲をは優しく笑い、神薙に
「期待してる‼️」と
声をかけ屋敷に走り出すのだ。
八雲とリーム先生は屋敷の門までいき、
足を止めた。
「八雲、分かっているか、このオーラは
魔王軍の幹部クラスじゃ、まともに戦えば
勝ち目はないのじゃ」
「わかってます。正直肌が脅威をヒリヒリ
感じています。最悪ライフは
使わないと……話にならないレベルの
闘いになるでしょう。
寿命が縮まりますが、死ぬよりマシです」
「わかったのじゃ、我も全力でフォローする
のじゃ、いくぞ八雲!!」
「はい先生」
八雲は決死の覚悟で門を開いた。
「あんた~何度言えばわかるんだ~い!!」
「かーちゃん、かんばぼべぼほ~」
屋敷に入ると大きな赤鬼の男が細身の
青鬼の女に凄まじい速さの殴打の
ラッシュを受けていた。
「かーちゃん、許じて…ぐぐるしい」
「はぁ~許して欲しければ地面に
顔を擦り付けて許しを乞うんだね。オラ」
赤鬼の男は青鬼の女に首を締め上げられ
勢い良く地面に叩きつけられた。赤鬼は
許しを乞うため地面に顔を擦り付け続けた。
最終的には顔のみで逆立ちしていた。
「あんた~なめてるのかーい!!」
青鬼の女は赤鬼の男を躊躇なく
腹に拳をめり込ませ
赤鬼は吹っ飛んでいった。
「八雲やあれはなんじゃ?」
「先生わかりません……………」
八雲とリーム先生は呆然として
立ち尽くしていると、
「ねぇ~ねぇ~お兄ちゃん人間さん」
突然声をかけられた
そこには小さく可愛らしい赤鬼がいた。
「あ、えーと、そ、そうだよ」
「わーすごいすごい」
俺は動揺しまくっているのに対し、
赤鬼の子供は跳びはねながら喜びを
表現していた。
「ねぇ~ねぇ~お兄ちゃん
お話しよ~しょ~」
「うん、いいよ。でもその前に
あれどうしたの?」
「あれはね~お父ちゃんが黙って
酒をちょこっとずつ飲んでいたのが
見つかったのとゴミ捨てを忘れたから、
かーちゃんにしばかれてるんだよ。
( ^ω^ ) えへ~」
赤鬼の子供は可愛く笑いながら
夫婦喧嘩の内容を教えてくれた。
「……………夫婦喧嘩かいー」※八雲
「……………夫婦喧嘩ってなんなのじゃー」
※先生
「ねぇねぇ遊ぼ遊ぼ」
「あーえーとだな、お兄ちゃんな、
ちょっとやらないといけないことが
あって、よっとこの水晶を交換しに
来たんだけど、どこにあるか
知ってるかな?」
「うん知ってるよ。こっちこっち\(^^\)」
赤鬼の子供に引っ張られ行くと…………
「おい、これはひどくな~い」
「何でここにおいてあるのじゃ?」
「これはね~白菜、きゅうり、大根を
美味しく食べる為に浸けてるんだよ。」
「この上にのっているのは何かな~」
「しらないの~お兄ちゃん浸物石だよ」
「なんでーここに水晶があるんだよ~」
八雲は叫んだ想像を超えたこの状況に、
「どうしたの坊や」※青鬼
「何かあったか坊よ」※赤鬼
「…………………」※八雲、先生
「…………………」※青鬼、赤鬼
「あーーーーーーーーー」全員
「なんで、ここに人間がいるんだ?」
※赤鬼
「そうですね~ここには人間は
立ち入らないはずですが」※青鬼
「あーえーとですねー」
八雲は考えた、これは正直に言ったら
殺される。実は皆さんの封印をしに
きまして~てへ
「ダメだームリムリムリどうすれば
良いんだ~」
八雲が頭を抱えていると
「あー封印の水晶を持ってきたのかー」
※赤鬼
「やべー水晶まる見えじゃん」
※八雲
「あらーちょうど良かったは、
漬物をもっと作りたかったの、
それ頂けます。」※青鬼
「あ、どうぞ」
「ありがとうございます」※青鬼
「…………………あれ、俺がおかしいのか?」
八雲は考えた、しかし全くわからない
……………うん考えるの止めよう。
なるようになれー
鬼達に事情を話した。
結果驚愕の事実が…………
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