元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ

文字の大きさ
上 下
10 / 226
第一章 異世界帰還編

年齢なんて関係ない、なかよしは良いことだ‼️

しおりを挟む

「血が血がたりね~」
奥さんにボコボコにされ血だらけに
なってはいないが、亭主は僕の血を
求めて手を伸ばす。当然却下だ。

「すいませんね~うちの亭主がご迷惑
 お掛けしまして~」

奥さんは頭を下げ謝る。

「あっ奥さん頭をあげて下さい。
大丈夫ですから」

「うちの亭主寝起き我慢できなくて
私がいないと時々手を出すんで
気をつけてはいるのですけど」

「奥さんも吸血鬼なのですか?」

「いいえ、私も夫も吸血鬼では
ないてす。」

「………??????…………えっと
どういう意味ですか」

「あれは、マジックアイテムの
『チューチユー吸うたろうか~』です。
「………………????、何ですかそれ」

「これは牙の形状をした飲み物変換器です。
血を吸うとお酒に変換され飲むことが
できます。ただし、このアイテム呪いが
付いていたみたいで」
 
「全くだよ。美味い酒が飲めると
思って付けたら、外せないし、日に弱く
なって昼間は外に出れなくて困っちまうよ」

「……なんだ~神がいるから吸血鬼がいても
おかしくないかとおもったけど、そんな
落ちってありかよ」

「しかしまた大変ですね。
なんでそんなことに」

「美味しい酒が飲みたいからだけど‼️」

「え~とリスクとか
考えなかったんですか?」

「うちの人、欲望に忠実で新しいものが
 見つかると、試さずにはいられないので、
 いつも何かしらのトラブルを抱えていて
 正直困ってるんですよ。」

「ま~あれだ、こう言うアクシデントも
 楽しめば良いのさ~」
「何言ってるのよ‼️」
「いたたたたー 勘弁してくれ血が出すぎて
 貧血になる~」

 再び夫婦ケンカが始まり待つこと10分
ようやく落ち着き要件を話すことになった。

「妖精の人形かー あったかな~?
 呪いの藁人形なら確実にあるんだけど」

「いや、いらないです。
 マジで効果ありそうなんで怖いです」

「もちろん効果は抜群だぜー腹を刺せば、
 腹をくだし、頭を刺せば、頭が悪くなり、 
 股間に刺せば………」
「もーういいです聞きたくありません。
 そんなのはいいので普通の人形を下さい」

「そんなのねーよここはマジックアイテム
専門店だ。表向きはオモチャ屋に
しているが、基本は裏家業で商売して
いるんだ」

「……………… 左藤さんあんたここに
何買いに来たんだ」
「そうだー 喋る呪いの人形とかどうだ~、
 一人の時も寂しくない、高齢者に大人気だ」

「い、いらないです。」

「そうかーたま~に面白いのが
入ってるんだけど残念だ、また今度
買ってくれ~」

「失礼しました。」



取り敢えず神社に戻るか、先生も
心配だしな…………もしかしてケンカに
発展してないだろうな
急に不安になってきた。早くもどろ~

………▽

「妾はいちご大福が好きなんだ~」

「何じゃ そのいちご大福とは!!」

「知らないの~リームちゃん、
いちご大福は甘さとしょっぱさの
ハーモニーが奏でる。最高のお菓子
なんだよ」

「何と真かライちゃん!!! 
        チョコバナナを超えるのじゃ?」

「リームちゃん確かにチョコバナナも
最高に美味しいけどいちご大福には
勝てないよ」

「何とライちゃん、いちご大福
食べたいのじゃ」

「OK、リームちゃんの為に
とっておきをだすね~」

「さすがライちゃん、恩に着るのじゃ」

 どう言うことだ?なんで若干ギャルぽい
感じで、仲良くなっているんだ。
「左藤さん~左藤さんヘルプー」僕は叫び
 ながら助けを求めた。

「八雲さん、お帰りなさい。良いものは
 見つかりましたか?」

「んー左藤さんあれなんですか、
変なものしか売ってないじゃないですか?」

「??……そうですか、面白い物がたくさん
 あるんですけどね~ ここ最近は美味しく
 お酒が飲める商品が入ったと聞いていて
 見に行こうかと」

「…………やめた方が良いです。それより
 どうなっているんですか、この状況は?」

「雷様はあまり同年代の友達が
いませんでしたので、こんなことは
なかったんですが、話したら意気投合
しまして今に至ります。」

「ライちゃん」「リームちゃん」
「ライちゃん」「リームちゃん」
「ライちゃん」「リームちゃん」
「ライちゃん」「リームちゃん」

 お互い名前を呼びながら仲良く、
くるくる回っていた。

「可愛いけど 300超えのばばあか」

 ぼそっと左藤さんが小さく呟く、
その瞬間、同時にこちらに振り向く

「ば、ばかな、聞こえるわけがない!」

「「小僧どもが、調子にのってるな~」」

「ども????」

リーム先生と雷様が同時に般若のごとく
顔を変えていった。しかし小僧[ども]とは?
…………„僕は何も言ってない。

「迅雷」「ストーム」

激しい雷と竜巻が彼かを襲った。

「ギャー助けて。゜(゜´Д`゜)゜。」
「なんで僕までーーーーーーー」

八雲達は彼方まで飛ばされたヽ( ゜д゜ )ノ

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした

高鉢 健太
ファンタジー
 ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。  ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。  もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。  とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです

飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。 だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。 勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し! そんなお話です。

完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。 自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。 28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。 いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して! この世界は無い物ばかり。 現代知識を使い生産チートを目指します。 ※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

処理中です...