11 / 12
第1章 エーベの街の少女
第10話「夢から覚める時」
しおりを挟む
「リリアナ!エリオット!目を覚まして!」
洞窟から吹っ飛ばされて数時間が経過して先にマイクとベラが起きていた。2人は洞窟の惨状とキマイラの姿がないことから、キマイラが自分たちを庇ったんだと実感していた。辺り一面が荒野になっていて周りにあった岩場や木など全てが吹き飛んだりしていた。
「ダメだ、全然起きねぇ...」
2人は頬を軽く叩いたりしていたが反応が全くないことから最悪の展開までもを予想していたが互いに脈や心臓の鼓動を確認したところ動いていたため、まずは生きていることに安堵したがいつ起きるかわからないためしばらくは少しずつ帰還しながら交代で2人の様子を見ていくことにした。
「おれたち情けなかったな。あっけなくやられてしまって...あげくキマイラのことを見殺ししてしまった感じにしてしまった。」
「そうね...私たちが気絶している間にこの子達に押し付けてしまった。勇者として失格よ。」
2人は大人としてまだ子供のリリアナとエリオットに戦闘やらキマイラのことなど気絶している間に全てが終わっているとは思っていなかったと感じて落ち着けなかったのだ。本来は自分たちが命をかけて守る責任があるのだから。
エーベの街に戻るまでに大体2日はかかるため、それまでに目を覚ますことを願いながら馬車の中で2人を寝かしつけてマイクとベラは今後について話すことにした。
「なぁベラ、これからどうすりゃいいんだ?あんなやつらと戦い続けたらおれたちはもちろん世界はおわるぞ。特にあの古代兵器、何もかもが規格外すぎる。あれと戦う以上おれたちも何かしらの大きい力や技、魔法とかを覚える必要が出てくる。」
「確かにね、ただでさえあのリアーレとかいうやつは何考えてんのか正直わからないしあの古代兵器も対策しなくちゃね。でもこのことはリリアナやエリオットは巻き込めないわ。この子達は勇敢だけど、まだ子供だもの。」
互いに意見を交換し、否定的な意見も中にはあったがリリアナやエリオットを巻き込まないという点では共感をした。大人として守らなければならない責任を感じていたからだ。
「まぁとりあえずもう日が暮れる、今日はここで野営をしよう。ベラは何が食いたい?」
「今日は...なんか食べる気分じゃないや。」
「そういうなって、食わなきゃ強くなれないぜ。とりあえず昨日釣った魚にしよう、魚好きなんだろ?」
ベラは少し恥ずかしながらも頷いた。マイクはさっそく調理器具を用意して料理の準備を始めた。ベラはその間にテントを張り始めた。
ーーーーーー
「お父さん...お母さん...どこにいるの...?」
一方リリアナはある夢を見ていた。夢というより過去に起きたある出来事を。
空が覆われるほど大きい飛行船、それが無数に飛んでおり主砲や空爆で街を次々と燃やしていく。通っていた学校、よく友達と遊びに行った裏山、優しくしてくれた雑貨屋、落書きやイタズラをよくしていた街の広場、そして自分の家が。
すべて、すべて燃やされてしまった。たった1日で。母から渡されたペンダントを手にうずくまっている小さいリリアナは何もできないままただ見ているしかなかった。自分から全てを奪ったあのマークが記されている国によって...
その日、人々は平和という夢から叩き起こされてしまった。そしてリリアナは復讐という現実に引っ掻き回されることになった。
「許さない...いつか絶対お前らの国を滅ぼしてやる...」
小さい少女がその時、世界に混沌をもたらそうとする国に宣戦布告を誓った日であった。
ーーーーーー
リリアナは目が覚めると馬車の中にいた。ベラとマイクがここまで運んでくれていた。隣にはエリオットがまだ寝ている。リリアナは起き上がるとエリオットに布団を掛け直した。
外からはベラとマイクの声が聞こえてくる、2人は料理を作っており賑わっている。
「マイクもっと味を濃くしてよ~!」
「濃くしたら2人が食えなくなるだろ、自分で塩やら追加しろよな。」
そしてリリアナは外に出て行った。
「あ、リリアナ!もう大丈夫なの?」
「リリアナ、大丈夫か?」
「うん、2人ともありがと...」
2人は優しく声をかけた。2人は途中から気絶をしていたため、リリアナに対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「ごめんねリリアナ。私たちあんまり役に立てなくて、ほんとは勇者である私が2人を庇わなきゃいけなかったのに。」
「気にしないで!それより美味しそうな匂いがしてるね!魚料理だー!」
リリアナは2人に暗い表情や思いを隠すように大きい声で料理に喜んでいる。今見た内容を2人に悟られないためにだ。そしてその大きい声を聞いたエリオットも起きたのだった。
「みんなおはよー...」
「エリオットも起きたか、少ししたら料理できるからちょっと待ってな!」
マイクは親指を上に立てて笑顔を振りまきエリオットが起きたことを喜ぶ。エリオットはリリアナの隣に来て座り出した。
「負けちゃったね...」
「うん...キマイラを守れなかった...」
2人は負けた自分たちを責め続けた。会ったばかりの自分たちを信じ最後に世界を託していったキマイラを見殺しにしてしまったことに。マイクとベラはそんな2人の様子を観察してできるだけ明るく振る舞うことを決めていた。
「まぁ2人とも、まずは生き延びることができたことに感謝しよう。とりあえず飯ができたから冷めないうちに食おうぜ。」
「そうね、ひとまず食事を食べて元気を出そう!」
そうして輪になって2人が作った料理をリリアナ、エリオットのそれぞれが食す。
「美味い!やっぱりマイクの作った料理は格別だね!」
「だろ!魚料理が1番得意だったからな!」
ちなみに今日は小麦粉をまぶしたムニエル風の味付けになっている。ベラは塩を用意してさっそくたくさん振り撒いている。
「おいおいベラさんや、一口食べる前にもう塩を振り撒いてんのか?」
「味濃いのがいいのよ、それがまた酒に合うんだから!」
2人が言い争いをしている中、エリオットは考えていた。自分はもっと強くならなければならない。リアーレが世界に危機をもたらすのは間違いない以上、このままでは世界中を周る前に滅ぼされてしまうと思ったからだ。
「でも攻撃魔法を覚えられるかなー...
神官タイプに合う攻撃魔法ってーー」
「あるわよ。神官タイプでも使える魔法は。」
エリオットの独り言にベラが参加してきた。
「ほんとに?」
「うん!なんと言っても光魔法があるよ。勇者と同じように。」
エリオットの中で一つの目標ができた。いくら自分がサポート中心だとしても何か一つ相手に牽制代わりになるものが欲しいと考えていたエリオットは引き続き話を続けていく。
「それってどこで覚えられるの!?」
「私は聖教の街『シラソル』で学んだわ。とはいっても光魔法でもいろんな種類があるから覚えるのも一苦労よ?」
「うっ...でもみんなの役に立ちたいからがんばりたい...」
エリオットはつっかえていたものが取れたのか緊張していた顔が若干和らいだ。一方リリアナはそれを笑顔で聞いていた。
こうして一行は食事を楽しみ、あっという間に平らげた。
ーーーーーー
食事が終わり皆が寝静まった深夜、リリアナは1人起きていた。散歩がてらに野原に向かい寝っ転がる。辺り一面に広がる星々と唯一地上に暖かく光を照らしている月の下で。
「また...また負けちゃったよ...
お父さん、お母さん、ごめんなさい...」
リリアナは涙を流しながら自分の無力さを嘆いていた。全てを失った時と同じようにキマイラを見捨ててしまった自分を。
泣き顔を誰にも見られないように腕で顔を隠し、皆が寝ている場所から少し離れたところで1人、朝が来るまで泣いていた。
洞窟から吹っ飛ばされて数時間が経過して先にマイクとベラが起きていた。2人は洞窟の惨状とキマイラの姿がないことから、キマイラが自分たちを庇ったんだと実感していた。辺り一面が荒野になっていて周りにあった岩場や木など全てが吹き飛んだりしていた。
「ダメだ、全然起きねぇ...」
2人は頬を軽く叩いたりしていたが反応が全くないことから最悪の展開までもを予想していたが互いに脈や心臓の鼓動を確認したところ動いていたため、まずは生きていることに安堵したがいつ起きるかわからないためしばらくは少しずつ帰還しながら交代で2人の様子を見ていくことにした。
「おれたち情けなかったな。あっけなくやられてしまって...あげくキマイラのことを見殺ししてしまった感じにしてしまった。」
「そうね...私たちが気絶している間にこの子達に押し付けてしまった。勇者として失格よ。」
2人は大人としてまだ子供のリリアナとエリオットに戦闘やらキマイラのことなど気絶している間に全てが終わっているとは思っていなかったと感じて落ち着けなかったのだ。本来は自分たちが命をかけて守る責任があるのだから。
エーベの街に戻るまでに大体2日はかかるため、それまでに目を覚ますことを願いながら馬車の中で2人を寝かしつけてマイクとベラは今後について話すことにした。
「なぁベラ、これからどうすりゃいいんだ?あんなやつらと戦い続けたらおれたちはもちろん世界はおわるぞ。特にあの古代兵器、何もかもが規格外すぎる。あれと戦う以上おれたちも何かしらの大きい力や技、魔法とかを覚える必要が出てくる。」
「確かにね、ただでさえあのリアーレとかいうやつは何考えてんのか正直わからないしあの古代兵器も対策しなくちゃね。でもこのことはリリアナやエリオットは巻き込めないわ。この子達は勇敢だけど、まだ子供だもの。」
互いに意見を交換し、否定的な意見も中にはあったがリリアナやエリオットを巻き込まないという点では共感をした。大人として守らなければならない責任を感じていたからだ。
「まぁとりあえずもう日が暮れる、今日はここで野営をしよう。ベラは何が食いたい?」
「今日は...なんか食べる気分じゃないや。」
「そういうなって、食わなきゃ強くなれないぜ。とりあえず昨日釣った魚にしよう、魚好きなんだろ?」
ベラは少し恥ずかしながらも頷いた。マイクはさっそく調理器具を用意して料理の準備を始めた。ベラはその間にテントを張り始めた。
ーーーーーー
「お父さん...お母さん...どこにいるの...?」
一方リリアナはある夢を見ていた。夢というより過去に起きたある出来事を。
空が覆われるほど大きい飛行船、それが無数に飛んでおり主砲や空爆で街を次々と燃やしていく。通っていた学校、よく友達と遊びに行った裏山、優しくしてくれた雑貨屋、落書きやイタズラをよくしていた街の広場、そして自分の家が。
すべて、すべて燃やされてしまった。たった1日で。母から渡されたペンダントを手にうずくまっている小さいリリアナは何もできないままただ見ているしかなかった。自分から全てを奪ったあのマークが記されている国によって...
その日、人々は平和という夢から叩き起こされてしまった。そしてリリアナは復讐という現実に引っ掻き回されることになった。
「許さない...いつか絶対お前らの国を滅ぼしてやる...」
小さい少女がその時、世界に混沌をもたらそうとする国に宣戦布告を誓った日であった。
ーーーーーー
リリアナは目が覚めると馬車の中にいた。ベラとマイクがここまで運んでくれていた。隣にはエリオットがまだ寝ている。リリアナは起き上がるとエリオットに布団を掛け直した。
外からはベラとマイクの声が聞こえてくる、2人は料理を作っており賑わっている。
「マイクもっと味を濃くしてよ~!」
「濃くしたら2人が食えなくなるだろ、自分で塩やら追加しろよな。」
そしてリリアナは外に出て行った。
「あ、リリアナ!もう大丈夫なの?」
「リリアナ、大丈夫か?」
「うん、2人ともありがと...」
2人は優しく声をかけた。2人は途中から気絶をしていたため、リリアナに対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「ごめんねリリアナ。私たちあんまり役に立てなくて、ほんとは勇者である私が2人を庇わなきゃいけなかったのに。」
「気にしないで!それより美味しそうな匂いがしてるね!魚料理だー!」
リリアナは2人に暗い表情や思いを隠すように大きい声で料理に喜んでいる。今見た内容を2人に悟られないためにだ。そしてその大きい声を聞いたエリオットも起きたのだった。
「みんなおはよー...」
「エリオットも起きたか、少ししたら料理できるからちょっと待ってな!」
マイクは親指を上に立てて笑顔を振りまきエリオットが起きたことを喜ぶ。エリオットはリリアナの隣に来て座り出した。
「負けちゃったね...」
「うん...キマイラを守れなかった...」
2人は負けた自分たちを責め続けた。会ったばかりの自分たちを信じ最後に世界を託していったキマイラを見殺しにしてしまったことに。マイクとベラはそんな2人の様子を観察してできるだけ明るく振る舞うことを決めていた。
「まぁ2人とも、まずは生き延びることができたことに感謝しよう。とりあえず飯ができたから冷めないうちに食おうぜ。」
「そうね、ひとまず食事を食べて元気を出そう!」
そうして輪になって2人が作った料理をリリアナ、エリオットのそれぞれが食す。
「美味い!やっぱりマイクの作った料理は格別だね!」
「だろ!魚料理が1番得意だったからな!」
ちなみに今日は小麦粉をまぶしたムニエル風の味付けになっている。ベラは塩を用意してさっそくたくさん振り撒いている。
「おいおいベラさんや、一口食べる前にもう塩を振り撒いてんのか?」
「味濃いのがいいのよ、それがまた酒に合うんだから!」
2人が言い争いをしている中、エリオットは考えていた。自分はもっと強くならなければならない。リアーレが世界に危機をもたらすのは間違いない以上、このままでは世界中を周る前に滅ぼされてしまうと思ったからだ。
「でも攻撃魔法を覚えられるかなー...
神官タイプに合う攻撃魔法ってーー」
「あるわよ。神官タイプでも使える魔法は。」
エリオットの独り言にベラが参加してきた。
「ほんとに?」
「うん!なんと言っても光魔法があるよ。勇者と同じように。」
エリオットの中で一つの目標ができた。いくら自分がサポート中心だとしても何か一つ相手に牽制代わりになるものが欲しいと考えていたエリオットは引き続き話を続けていく。
「それってどこで覚えられるの!?」
「私は聖教の街『シラソル』で学んだわ。とはいっても光魔法でもいろんな種類があるから覚えるのも一苦労よ?」
「うっ...でもみんなの役に立ちたいからがんばりたい...」
エリオットはつっかえていたものが取れたのか緊張していた顔が若干和らいだ。一方リリアナはそれを笑顔で聞いていた。
こうして一行は食事を楽しみ、あっという間に平らげた。
ーーーーーー
食事が終わり皆が寝静まった深夜、リリアナは1人起きていた。散歩がてらに野原に向かい寝っ転がる。辺り一面に広がる星々と唯一地上に暖かく光を照らしている月の下で。
「また...また負けちゃったよ...
お父さん、お母さん、ごめんなさい...」
リリアナは涙を流しながら自分の無力さを嘆いていた。全てを失った時と同じようにキマイラを見捨ててしまった自分を。
泣き顔を誰にも見られないように腕で顔を隠し、皆が寝ている場所から少し離れたところで1人、朝が来るまで泣いていた。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
異世界起動兵器ゴーレム
ヒカリ
ファンタジー
高校生鬼島良太郎はある日トラックに
撥ねられてしまった。そして良太郎
が目覚めると、そこは異世界だった。
さらに良太郎の肉体は鋼の兵器、
ゴーレムと化していたのだ。良太郎が
目覚めた時、彼の目の前にいたのは
魔術師で2級冒険者のマリーネ。彼女は
未知の世界で右も左も分からない状態
の良太郎と共に冒険者生活を営んで
いく事を決めた。だがこの世界の裏
では凶悪な影が……良太郎の異世界
でのゴーレムライフが始まる……。
ファンタジーバトル作品、開幕!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
優秀賞受賞作【スプリンターズ】少女達の駆ける理由
棚丘えりん
青春
(2022/8/31)アルファポリス・第13回ドリーム小説大賞で優秀賞受賞、読者投票2位。
(2022/7/28)エブリスタ新作セレクション(編集部からオススメ作品をご紹介!)に掲載。
女子短距離界に突如として現れた、孤独な天才スプリンター瑠那。
彼女への大敗を切っ掛けに陸上競技を捨てた陽子。
高校入学により偶然再会した二人を中心に、物語は動き出す。
「一人で走るのは寂しいな」
「本気で走るから。本気で追いかけるからさ。勝負しよう」
孤独な中学時代を過ごし、仲間とリレーを知らない瑠那のため。
そして儚くも美しい瑠那の走りを間近で感じるため。
陽子は挫折を乗り越え、再び心を燃やして走り出す。
待ち受けるのは個性豊かなスプリンターズ(短距離選手達)。
彼女達にもまた『駆ける理由』がある。
想いと想いをスピードの世界でぶつけ合う、女子高生達のリレーを中心とした陸上競技の物語。
陸上部って結構メジャーな部活だし(プロスポーツとしてはマイナーだけど)昔やってたよ~って人も多そうですよね。
それなのに何故! どうして!
陸上部、特に短距離を舞台にした小説はこんなにも少ないんでしょうか!
というか少ないどころじゃなく有名作は『一瞬の風になれ』しかないような状況。
嘘だろ~全国の陸上ファンは何を読めばいいんだ。うわーん。
ということで、書き始めました。
陸上競技って、なかなか結構、面白いんですよ。ということが伝われば嬉しいですね。
表紙は荒野羊仔先生(https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/520209117)が描いてくれました。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる