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第184話 魔弾
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アウレールは、アピルをどう見ても10歳位の少女にしか見えない。しかし、話すことは大人顔負けである。彼女の年齢が判らない。
「アピル先生、質問があります。」「なんじゃ、分からないことがあったのか。」
「いえ、アピル先生は天才なんですね。」「アウレール、よくわかっているではないか。」
「そうか、天才少女かー」
アピルが少女と言う言葉に反応する。
「アウレール、わしを何歳だと思っているのじゃ。」「10歳くらいですか。」
「無礼者、わしは5000年以上生きておる。フレイムランドでは最年長じゃ。」「すみません。若く見えたので・・・」
「忠告しておくぞ。ここでは年齢の詮索はしないことじゃ。」「分かりました。」
アピルは講義が終わるとアウレールとクリスタをサイーシャの研究室に連れて行く。サイーシャがアピルに聞く。
「2人はどうですか。」「魔術の知識はないが、魔力コントロールはできるようじゃ。」
「それは見込みありますね。」「魔弾と魔力の剣を使えるぞ。」
「すばらしい。早速調べましょう。」
サイーシャは倉庫から縦横1メートル、厚さ1センチの鋼鉄の板を軽々と持ってくる。アウレールとクリスタはサイーシャの怪力に驚く。
彼女は鋼鉄の板を立てるとアウレールとクリスタに言う。
「試しにこれに魔弾を撃ちこんでください。」「はい、俺からやります。」
アウレールは右手に魔力を込めて魔弾を作りだし板に向けて撃ち出す。魔弾は板に当たるとはじける。板にはキズは付いていない。
次にクリスタが右手に魔力を込めて魔弾を作りだし板に向けて撃ち出す。魔弾は同じくはじける。
「あなたたちの魔弾はふにゃふにゃだわ。もっと硬くするイメージで集中しなさい。」「はい。」
2人は続けるが鋼鉄の板に傷一つ付かない。アピルがサイーシャに聞く。
「2人の才能はどうじゃ。」「2人とも才能ありますよ。特にアウレールはいいわ。」
「客人だからおかしなことをするでないぞ。」「分かっています。」
2人は疲れて魔力切れを起こす。サイーシャが2人に言う。
「魔弾はこういうものを言うのよ。」
サイーシャは右手をかざすと魔弾を撃ち出す。ドンと大きな音がして建物が揺れる。アウレールとクリスタは驚く。
鋼鉄の板に穴が開き、研究所の壁がへこんでいる。サイーシャは2人に言う。
「研究室の壁は厚さ10センチの鋼鉄でできています。魔弾でこれだけのことが出来ます。分かりましたか。」「は、はい。」
アピルがサイーシャを怒る。研究室を穴だらけにされてはかなわないからだ。
「アピル先生、質問があります。」「なんじゃ、分からないことがあったのか。」
「いえ、アピル先生は天才なんですね。」「アウレール、よくわかっているではないか。」
「そうか、天才少女かー」
アピルが少女と言う言葉に反応する。
「アウレール、わしを何歳だと思っているのじゃ。」「10歳くらいですか。」
「無礼者、わしは5000年以上生きておる。フレイムランドでは最年長じゃ。」「すみません。若く見えたので・・・」
「忠告しておくぞ。ここでは年齢の詮索はしないことじゃ。」「分かりました。」
アピルは講義が終わるとアウレールとクリスタをサイーシャの研究室に連れて行く。サイーシャがアピルに聞く。
「2人はどうですか。」「魔術の知識はないが、魔力コントロールはできるようじゃ。」
「それは見込みありますね。」「魔弾と魔力の剣を使えるぞ。」
「すばらしい。早速調べましょう。」
サイーシャは倉庫から縦横1メートル、厚さ1センチの鋼鉄の板を軽々と持ってくる。アウレールとクリスタはサイーシャの怪力に驚く。
彼女は鋼鉄の板を立てるとアウレールとクリスタに言う。
「試しにこれに魔弾を撃ちこんでください。」「はい、俺からやります。」
アウレールは右手に魔力を込めて魔弾を作りだし板に向けて撃ち出す。魔弾は板に当たるとはじける。板にはキズは付いていない。
次にクリスタが右手に魔力を込めて魔弾を作りだし板に向けて撃ち出す。魔弾は同じくはじける。
「あなたたちの魔弾はふにゃふにゃだわ。もっと硬くするイメージで集中しなさい。」「はい。」
2人は続けるが鋼鉄の板に傷一つ付かない。アピルがサイーシャに聞く。
「2人の才能はどうじゃ。」「2人とも才能ありますよ。特にアウレールはいいわ。」
「客人だからおかしなことをするでないぞ。」「分かっています。」
2人は疲れて魔力切れを起こす。サイーシャが2人に言う。
「魔弾はこういうものを言うのよ。」
サイーシャは右手をかざすと魔弾を撃ち出す。ドンと大きな音がして建物が揺れる。アウレールとクリスタは驚く。
鋼鉄の板に穴が開き、研究所の壁がへこんでいる。サイーシャは2人に言う。
「研究室の壁は厚さ10センチの鋼鉄でできています。魔弾でこれだけのことが出来ます。分かりましたか。」「は、はい。」
アピルがサイーシャを怒る。研究室を穴だらけにされてはかなわないからだ。
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