再生の星のアウレール

第171話 遠い異世界の門

　クリスタのクリスは、４機のエレクを相手にすることになる。クリスは脚部に装備された多弾頭ミサイルを前方に撃ち込み、後に回り込もうとするエレクを狙ってライフルを撃つ。
　しかし、かわされ、囲まれてしまう。エレクは同士討ちを避けるため刀を装備する。クリスタも刀を装備する。
　左後方のエレクが上段から打ちこんでくる。クリスが左を向くと右前方のエレクが動く。クリスは左手の盾を振り回して上段の打ち込みをはじくと右前方のエレクに突きを放つ。
　エレクは後方に下がる。さらに追撃しようとすると後方のエレクが２機迫ってきて突きを放つ。クリスは左手の盾で防ぐと同時に脚部の多弾頭ミサイルを撃ち込む。
　ミサイルは右後方のエレクを捕らえるが盾で防がれる。エレクの盾はミサイルでボロボロになり使い物にならなくなる。クリスの盾も３分の１が切り落とされる。
　クリスタは、このままだとじり貧だと考えるが４機に隙を見いだせない。この時、右前方のエレクの主推進器にワルカの機銃の弾丸が集中して、バランスを崩す。
　クリスタは、チャンスを逃さない。右前方のエレクのコックピットを刀で貫く。左前方のエレクがクリスを袈裟切りにする。クリスタは盾を投げながら左手にライフルを取ると同時に後退する。
　エレクは盾を切るが手ごたえが無い。そして盾はエレクの視界を塞いでいた。クリスがライフルを撃つ。ライフルのエネルギーはエレクの頭を消しとばす。
　さらにクリスは機体を回転させると残った多弾頭ミサイルを全弾発射する。２機のエレクは胸部の機銃で対応する。
　クリスタはクリスを弾幕の中に突っ込ませる。そして、エレクを１機、上段から打ちこみコックピットまで切り裂く。残りの１機がクリスの首を狙って刀を打ち込む。
　クリスは頭をはねられる。さらにエルクは上段から打ちこみクリスの右腕を肩から切り落とす。クリスタはメインモニターが死んだクリスの左手のライフルを勘で撃つ。
　ライフルのエネルギーはエレクの腹部を貫き、エレクは爆発する。クリスは直近で爆発に巻き込まれる。クリスタは死を覚悟した。
　気がつくとモニターは全てブラックアウトしている。ハッチの解放スイッチも反応しない。
　ワルカは、ホークアイのエレクを一閃すると、エレクはコックピットの所で２つに切れる。アウレールがクリスを見ると頭、右腕と両足が無くなった状態で倒れている。
　頭を失ったエレクがクリスに止めを刺そうとしている。アウレールは魔剣グレンデルでエルクのコックピットを貫く。
　アウレールはワルカを降りて、クリスの上に乗るとハッチの緊急開閉レバーを引きハッチを開ける。彼はクリスタに声をかける。
　「大丈夫か。ケガは？」「ケガはないみたい。クリスはもうだめね。」「よかったー」
アウレールはクリスタを抱きしめる。