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第96話 ブルーノとコリンナのお泊り

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 ディナーは進んで、コーヒーが出てくる。ブルーノはコリンナに言う。
 「酒飲んだから車の運手はできないな。」「どうするつもり。酔いがさめるまで時間つぶす?」
 「ホテルに部屋を取ってあるんだけど。」「ふ~ん、積極的ね。」
 「いやだったら俺は車で寝ることにするよ。」「飲みなおすのはどお。」
 「かまわないよ。」「決まりね。」
彼らはレストランを出ると部屋へ行く。そして、ルームサービスで酒と軽食を注文する。
 コリンナはブルーノに言う。
 「ブルーノ、今日私と一緒に止まるつもりだったの。」「いや、酒を飲むことに昨日気づいてホテルに電話して部屋の予約したんだが一部屋しか開いていなかったんだ。」
 「残念、私に気があると思っていたけど。」「そんなことないよ。今楽しい時間を過ごしているよ。」
 「私と一緒で楽しいのね。」「ああ、これからも一緒に過ごせるといいなあ。」
 「うれしいわ。」「俺たち、付き合おうか。」
 「ええ、いいですよ。」「うれしいな。初めて彼女が出来たよ。」
 「私も男の人と付き合うのは初めてですよ。」「コリンナ、美人なのに意外だな。」
 「私、美人ではないつもりよ。これまで仕事ばかりだったの。」「そうだったんだ。」
2人の酒はすすんでいく。彼らは深酒をしてしまう。
 コリンナが先に酔いつぶれる。ブルーノはコリンナをベットに運ぼうとする途中で記憶を失う。
 朝、コリンナはベットの中で目を覚ます。目の前にはブルーノがいる。そして彼女は彼に抱き着いている。
 彼女はブルーノを起こさないようにベットを抜け出すと昨夜のことを思い出そうとする。しかし、全く記憶が無い。
 彼女は彼が起きてきたらどう反応してよいのか悩む。
 しばらくして、ブルーノが目を覚ます。彼は自分がベットの中にいることに気づいて「えっ!」となる。
 彼は必死に昨夜のことを思い出そうとする。コリンナが酔いつぶれてベットに運ぼうとしたことは間違いない。
 だが、その後の記憶が無い。ベットに寝ているということは彼女と一緒に寝てしまったのだろうか。
 ブルーノはコリンナに恐る恐る聞く。
 「昨晩、何かあったかな。」「覚えていないんですか?」
 「すまない。君をベットに運ぼうとしたんだがその後の記憶が無いんだ。責任はとるよ。」「私も記憶が無いのです。」
 「一緒に寝たのかな。」「私もベットで寝ていましたから一緒だと思います。」
 「分かった。結婚しよう。」「待ってください。一緒に寝ただけで何もなかったと思います。」
 「どうしたらいい。」「謝罪されて結婚してもうれしくありません。ちゃんとプロポーズしてください。」
 「分かった。付き合って君と暮らしていきたいと思ったらプロポーズするよ。」「はい、待っています。」
ラブラブのカップルが誕生した。
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