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第39話 コリンナの後ろにいるもの
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翌日の午後、団員に招集がかかる。アウレールとクリスタも事務所へ行く。前にはブルーノとクルト、それに若い女性が立っている。ブルーノがみんなに言う。
「昨日、台北から来客があった。コリンナ・ビュッセルさんだ。しばらく滞在するので失礼の無いように。」「コリンナ・ビュッセルです。よろしくお願いします。」
「では、解散。」「すみません。ロボットのパイロットを紹介していただけませんか。」
「分かりました。アウレール、挨拶を頼む。」「アウレール・へリングです。ワルカを操縦しています。」
コリンナは驚く。少年がパイロットをしているのも驚きだが、ワルカはフレームシリーズの最上位機である。それが稼働しているのである。
彼女は平静を保ちながら言う。
「まだ若いのにすごいですね。仲良くしてください。」「はい。」
団員がどよめく。アウレールは赤くなる。クリスタはなんだかおもしろくない。
こうして、招集は解散する。コリンナはアウレールに近づいて言う。
「あなたのロボット、えっと・・・」「ワルカですか。」
「そう、ワルカを見せてくれませんか。」「いいですよ。」
アウレールとクリスタ、コリンナはカイの工場へ行く。工場ではロアが装甲車の改造をしている。
ロアはコリンナを見て言う。
「あーなーたは、以前会いましたね。レーガの・・・なんでしたっけ。」「お初にお目にかかります。コリンナ・ビュッセルです。」
コリンナの顔色が変わる。
「そーでーした。コリンナでーす。クリスのちょーしはどーですか。」「何のことかわかりません。」
「装甲車をー改造しーてます。みーていきますか。」「今度にさせていただきます。」
アウレールがコリンナに言う。
「ロア博士と知り合いでしたか。」「私は初対面です。」
「そう言うことにしておきましょう。」「・・・」
アウレールにはコリンナの気配から嘘をついていることを見抜いていた。
彼はコリンナにワルカを見せる。彼女は真紅のワルカを見て言う。
「きれいですね。」「最初は白色だったんですけど、傭兵団になってこの色になったのです。」
彼女は、クリス、エレク、ウルクでもない機体にワルカであることを確信する。それも白色だったとは近衛騎士団の機体だったことを意味する。
なぜ、こんなところにあるといぶかしむ。フレイムランドは、100年以上前機体の回収をしたはずである。今ここで考えても答えが出る問題ではなかった。
コリンナはワルカについてアウレールから説明を受ける。それが済むと団員の訓練を見に行った。
彼女が立ち去るとカイがアウレールに言う。
「団長が呼んでるから事務所へ行ってくれ。」「分かりました。」
アウレールとクリスタは事務所へ行く。事務所にはブルーノとクルトがが待っていた。
「アウレール、コリンナについて何かわかったか。」「ロア博士と知り合いのようです。」
「初対面だと言っていたわ。」「あれは嘘だよ。俺には分かるんだ。」
「他には、あるか。」「レーガが何とかロア博士が行っていました。」
クルトが言う。
「レーガとはとんでもない名前が出てきましたね。」「大きな組織か。」
「うわさになっているだけです。秘密裏に都市同士で同盟を結んでいるというのです。そして浮島と繋がっていると言われています。」「浮島?」
「フレイムランドの地球側の拠点です。位相空間にあってどこにあるかわからないんですよ。」「飛んでもないものが出てきたな。」
「アウレールとクリスタ、ここでの話は秘密にしておいてくれ。」「はい。」
ブルーノは今かかわっているものは、タウンズビルにまで影響が出かねないと考える。
「昨日、台北から来客があった。コリンナ・ビュッセルさんだ。しばらく滞在するので失礼の無いように。」「コリンナ・ビュッセルです。よろしくお願いします。」
「では、解散。」「すみません。ロボットのパイロットを紹介していただけませんか。」
「分かりました。アウレール、挨拶を頼む。」「アウレール・へリングです。ワルカを操縦しています。」
コリンナは驚く。少年がパイロットをしているのも驚きだが、ワルカはフレームシリーズの最上位機である。それが稼働しているのである。
彼女は平静を保ちながら言う。
「まだ若いのにすごいですね。仲良くしてください。」「はい。」
団員がどよめく。アウレールは赤くなる。クリスタはなんだかおもしろくない。
こうして、招集は解散する。コリンナはアウレールに近づいて言う。
「あなたのロボット、えっと・・・」「ワルカですか。」
「そう、ワルカを見せてくれませんか。」「いいですよ。」
アウレールとクリスタ、コリンナはカイの工場へ行く。工場ではロアが装甲車の改造をしている。
ロアはコリンナを見て言う。
「あーなーたは、以前会いましたね。レーガの・・・なんでしたっけ。」「お初にお目にかかります。コリンナ・ビュッセルです。」
コリンナの顔色が変わる。
「そーでーした。コリンナでーす。クリスのちょーしはどーですか。」「何のことかわかりません。」
「装甲車をー改造しーてます。みーていきますか。」「今度にさせていただきます。」
アウレールがコリンナに言う。
「ロア博士と知り合いでしたか。」「私は初対面です。」
「そう言うことにしておきましょう。」「・・・」
アウレールにはコリンナの気配から嘘をついていることを見抜いていた。
彼はコリンナにワルカを見せる。彼女は真紅のワルカを見て言う。
「きれいですね。」「最初は白色だったんですけど、傭兵団になってこの色になったのです。」
彼女は、クリス、エレク、ウルクでもない機体にワルカであることを確信する。それも白色だったとは近衛騎士団の機体だったことを意味する。
なぜ、こんなところにあるといぶかしむ。フレイムランドは、100年以上前機体の回収をしたはずである。今ここで考えても答えが出る問題ではなかった。
コリンナはワルカについてアウレールから説明を受ける。それが済むと団員の訓練を見に行った。
彼女が立ち去るとカイがアウレールに言う。
「団長が呼んでるから事務所へ行ってくれ。」「分かりました。」
アウレールとクリスタは事務所へ行く。事務所にはブルーノとクルトがが待っていた。
「アウレール、コリンナについて何かわかったか。」「ロア博士と知り合いのようです。」
「初対面だと言っていたわ。」「あれは嘘だよ。俺には分かるんだ。」
「他には、あるか。」「レーガが何とかロア博士が行っていました。」
クルトが言う。
「レーガとはとんでもない名前が出てきましたね。」「大きな組織か。」
「うわさになっているだけです。秘密裏に都市同士で同盟を結んでいるというのです。そして浮島と繋がっていると言われています。」「浮島?」
「フレイムランドの地球側の拠点です。位相空間にあってどこにあるかわからないんですよ。」「飛んでもないものが出てきたな。」
「アウレールとクリスタ、ここでの話は秘密にしておいてくれ。」「はい。」
ブルーノは今かかわっているものは、タウンズビルにまで影響が出かねないと考える。
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