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第9章 魔王ミーム
第24話 アニタ倒れる
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俺は城から出てきたミームにベイキングサンダーボルトを放つ。魔法の精度を上げる訓練をしたおかげで高熱を帯びた電流は無制限に広がることなくミームに向かって行く。
ミームは両手をかざして防御しようとするか、防御に関係なくミームを高熱の電流が包み込む。ミームは焼かれて皮膚がただれていくが再生力が強いようでただれた皮膚が再生しようとする。
美しい銀髪の髪は燃え上がるが髪が無くなることはない。焼失した分だけ髪が伸びている。しかしミームの動きを封じたのだ。俺はアニタとナツキに言う。
「お願い。今よ。」「おう。」「はっ。」
ミームの両側にアニタとナツキが現れる。俺はベイキングサンダーボルトを解除する。アニタは左肩から心臓めがけて切りつける。ナツキは後ろから首をはねる。
渾身の一撃であるアニタの刀は心臓に届き、ナツキの聖剣はミームの首を通過する。俺は勝ったと思った。しかし、俺の心に警報が鳴る。なぜかまずいと感じた。
「アニタ、ナツキ、離れて。」
ナツキは後ろに飛んでミームから距離を取る。アニタは心臓から剣を抜こうとするが抜けない。ミームの首は落ちていない。切られると同時に再生したに違いない。
ミームは右手刀でアニタの体を貫く。アニタは胸から血を吹き出しながら仰向けに倒れる。俺の目にミームの笑う顔が映る。
「「「アニターーー」」」
俺は、考えるより先に体が走り始めていた。ミームが俺に向けて魔弾を撃つ。とっさのことで、アネット、ローズ、カスパーは対処できない。俺に向かって魔弾が迫る。
俺は右手で魔弾を弾き飛ばす。俺はアニタの所にたどり着く。アネット、ローズ、カスパーがファイアーランスで援護する。ファイアーランスはミームに届かない。
ミームの体は魔力の膜で覆われていて並みの魔法では貫通することは不可能だ。アニタが俺に言う。
「アニエス様、私、失敗しました。」「アニタ、しゃべったらだめよ。」
俺はジェネレイトでアニタに空いた穴を塞ぎ始める。ミームの顔から笑いが消える。
「我の前で、何をしている。我を無視するのだな。」
ミームの言葉は俺に届いていない。ミームは炎の渦を作りだし、俺とアニタを消し去ろうとする。炎の渦が俺とアニタを巻き込む。
ミームは両手をかざして防御しようとするか、防御に関係なくミームを高熱の電流が包み込む。ミームは焼かれて皮膚がただれていくが再生力が強いようでただれた皮膚が再生しようとする。
美しい銀髪の髪は燃え上がるが髪が無くなることはない。焼失した分だけ髪が伸びている。しかしミームの動きを封じたのだ。俺はアニタとナツキに言う。
「お願い。今よ。」「おう。」「はっ。」
ミームの両側にアニタとナツキが現れる。俺はベイキングサンダーボルトを解除する。アニタは左肩から心臓めがけて切りつける。ナツキは後ろから首をはねる。
渾身の一撃であるアニタの刀は心臓に届き、ナツキの聖剣はミームの首を通過する。俺は勝ったと思った。しかし、俺の心に警報が鳴る。なぜかまずいと感じた。
「アニタ、ナツキ、離れて。」
ナツキは後ろに飛んでミームから距離を取る。アニタは心臓から剣を抜こうとするが抜けない。ミームの首は落ちていない。切られると同時に再生したに違いない。
ミームは右手刀でアニタの体を貫く。アニタは胸から血を吹き出しながら仰向けに倒れる。俺の目にミームの笑う顔が映る。
「「「アニターーー」」」
俺は、考えるより先に体が走り始めていた。ミームが俺に向けて魔弾を撃つ。とっさのことで、アネット、ローズ、カスパーは対処できない。俺に向かって魔弾が迫る。
俺は右手で魔弾を弾き飛ばす。俺はアニタの所にたどり着く。アネット、ローズ、カスパーがファイアーランスで援護する。ファイアーランスはミームに届かない。
ミームの体は魔力の膜で覆われていて並みの魔法では貫通することは不可能だ。アニタが俺に言う。
「アニエス様、私、失敗しました。」「アニタ、しゃべったらだめよ。」
俺はジェネレイトでアニタに空いた穴を塞ぎ始める。ミームの顔から笑いが消える。
「我の前で、何をしている。我を無視するのだな。」
ミームの言葉は俺に届いていない。ミームは炎の渦を作りだし、俺とアニタを消し去ろうとする。炎の渦が俺とアニタを巻き込む。
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