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第9章 魔王ミーム
第23話 城の崩壊
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上に方向を変えられたミームの炎の渦は天井を2階分穴を開け壁を崩す。炎の渦の高熱は天井や壁を焼き始める。俺たちの上に火の付いた破片が落ちてくる。
このままでは城は焼け落ちるだろう。俺はウォーターボールを無数に作りだし、消火する。ミームは俺にそんな余裕を与えるつもりはない。
魔弾を作ると俺に向けて撃ち出す。カスパーがクレイウォールを3重に作りだし、魔弾を防ごうとする。魔弾はクレイウォールを易々と貫く。ローズがウインドシールドを3重に張る。
ローズは魔弾をウインドシールドに対して斜めに受ける。それでも1層目のウインドシールドが破壊される。2層目は何とか耐えて魔弾の方向をそらすことに成功する。
魔弾は城の壁をいくつも破壊して城の外に飛び出していく。城の壁全体にひびが入り始める。俺たちは城が持たないと考え、外へ逃げることにする。
別室でポールに守られているカロリーネは、響き渡る振動と部屋の壁に入るひび割れを見てポールに言う。
「城を出ますよ。このままだと城がつぶれます。」「まず、外の様子を確認した方が良いのではありませんか。」
「このまま城に潰されたいのですか。」「分かりました。お守りしますのでついて来てください。」
2人はミームたち魔族に出会わないように城から逃げ出す。
アヒムたちは、アスモダイと対峙していた。アスモダイの電撃をアヒムたちはかろうじてかわしている。アヒムたちも魔法士の援護がないので攻め切れていない。
アヒムは城が先ほどから嫌な振動で揺れ、壁にひび割れが入るのを見て、この城は持たないと考える。
「おい、あんた、このまま城の下敷きになりたいか。」「アスモダイだ。それは我も望まない。」
「アスモダイ。外で仕切りなおして戦おう。」「良かろう。外へ逃げるぞ。」
それぞれ城の外に逃げ出すと城が崩れ始める。街の民衆はそれを見て嘆く。城の外苑では俺たちの戦いが再開する。
このままでは城は焼け落ちるだろう。俺はウォーターボールを無数に作りだし、消火する。ミームは俺にそんな余裕を与えるつもりはない。
魔弾を作ると俺に向けて撃ち出す。カスパーがクレイウォールを3重に作りだし、魔弾を防ごうとする。魔弾はクレイウォールを易々と貫く。ローズがウインドシールドを3重に張る。
ローズは魔弾をウインドシールドに対して斜めに受ける。それでも1層目のウインドシールドが破壊される。2層目は何とか耐えて魔弾の方向をそらすことに成功する。
魔弾は城の壁をいくつも破壊して城の外に飛び出していく。城の壁全体にひびが入り始める。俺たちは城が持たないと考え、外へ逃げることにする。
別室でポールに守られているカロリーネは、響き渡る振動と部屋の壁に入るひび割れを見てポールに言う。
「城を出ますよ。このままだと城がつぶれます。」「まず、外の様子を確認した方が良いのではありませんか。」
「このまま城に潰されたいのですか。」「分かりました。お守りしますのでついて来てください。」
2人はミームたち魔族に出会わないように城から逃げ出す。
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「アスモダイ。外で仕切りなおして戦おう。」「良かろう。外へ逃げるぞ。」
それぞれ城の外に逃げ出すと城が崩れ始める。街の民衆はそれを見て嘆く。城の外苑では俺たちの戦いが再開する。
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