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第9章 魔王ミーム
第22話 ミームさらに魔力解放
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ミームの背中に刺さったファイアーランスが高熱で背中を焼いていく。ナツキとアニタがミームに剣を振り下ろす。これまでかわしていたミームが両腕で2人の剣を受け止める。
腕を魔力で防御しているのか剣が通用しない。それでもミームから戦いを楽しむような笑いが消え、苦痛に耐えるような表情に変わる。
俺は再びファイヤーサイクロンをミームに撃ち込もうとする。
「アニタ、ナツキ、離れて!」
強力な炎の渦がミームを襲う。しかし、アスモダイといた魔族が飛び込んでファイヤーサイクロンを止めようとする。魔族は両手を前にかざして魔力のバリヤーを張る。
ファイヤーサイクロンの強烈な炎の渦はバリヤーを破壊して魔族を渦に飲み込む。リミッターを解除したファイヤーサイクロンである。強烈さは通常のものとは比較にならない。
魔族は炎の渦の中で消し炭となって消えていく。ミームは再びファイヤーサイクロンを両手で受け止める。ミームはファイヤーサイクロンに押されている。
明らかにミームの力が落ちてきているように見える。俺はファイヤーサイクロンを連発してミームに押し勝つことが出来るのではないかと考える。
ミームの魔力が再び膨れ上がる。ファイヤーサイクロンがはじかれ建物の中で暴れ回る。背中に刺さっていたファイアーランスも消し飛ぶ。ミームが彼に言う。
「お前、興味深いぞ。名前を聞こう。」「アニエス・ド・ボドリヤールよ。ミーム、あなたを追いつめる者よ。」
「我を追いつめるというか。やってみるがいい。とりあえず耐えてみせるのだぞ。」
ミームは言うとまた炎の渦を作りだす。すでに何度も見ている技だ。俺はファイヤーサイクロンで相殺しようと考える。
(あれ、まともに受けてはだめよ。)(ティア様、どうしたんですか。)
(ミームのアレは別物なの。)(やばいの?)
(逃げないと死ぬわよ。)(分かりました。)
俺はファイヤーサイクロンで軌道を変えることにする。ミームの炎の渦が来る。俺は渦の下の部分を狙ってファイヤーサイクロンを打ち込む。炎の渦は方向を上方に変える。
腕を魔力で防御しているのか剣が通用しない。それでもミームから戦いを楽しむような笑いが消え、苦痛に耐えるような表情に変わる。
俺は再びファイヤーサイクロンをミームに撃ち込もうとする。
「アニタ、ナツキ、離れて!」
強力な炎の渦がミームを襲う。しかし、アスモダイといた魔族が飛び込んでファイヤーサイクロンを止めようとする。魔族は両手を前にかざして魔力のバリヤーを張る。
ファイヤーサイクロンの強烈な炎の渦はバリヤーを破壊して魔族を渦に飲み込む。リミッターを解除したファイヤーサイクロンである。強烈さは通常のものとは比較にならない。
魔族は炎の渦の中で消し炭となって消えていく。ミームは再びファイヤーサイクロンを両手で受け止める。ミームはファイヤーサイクロンに押されている。
明らかにミームの力が落ちてきているように見える。俺はファイヤーサイクロンを連発してミームに押し勝つことが出来るのではないかと考える。
ミームの魔力が再び膨れ上がる。ファイヤーサイクロンがはじかれ建物の中で暴れ回る。背中に刺さっていたファイアーランスも消し飛ぶ。ミームが彼に言う。
「お前、興味深いぞ。名前を聞こう。」「アニエス・ド・ボドリヤールよ。ミーム、あなたを追いつめる者よ。」
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