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第9章 魔王ミーム
第18話 和平条約
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翌日になり、午前中、カロリーネはミームとの会見の場を設ける。それは、ミームたちが和平条約を申し出てきたからだ。
カロリーネについて俺たちは部屋に入る。ミームは護衛を3人連れてくる。ミームや護衛たちからは感情を感じられない。まるで殻に閉じこもって見えないようにしているようだ。
それでもカロリーネとミームは笑顔の表情をしている。俺にはできない芸当である。ミームがカロリーネに言う。
「ルーマ王国とエマール王国が手を取り合うことは価値があります。」「遠方の国と手を取り合うことに魅力を感じません。商人の往来もないはずです。」
「私たちの間には、ハイドランド帝国と言う強大な軍事国家が存在します。手を取る会うことでけん制が出来ます。」「我が国はハイドランド帝国までの国々と条約を結んでいます。」
「私たちも加えてはくれませんか。」「貴国は他の国々とは異なります。」
「どういうことですか。」「魔王ミームが支配しているからです。」
「私は人間ですよ。」「私たちはあなた方4人を魔族だと考えています。」
「ひどいですわ。ナツキ様は私を信じてくれますね。」「ああ、信じるよ。」
ミームはまたしてもナツキを虜にする。
「ナツキ様、しっかりしてください。」
カロリーネの声はナツキに届かない。ミームがナツキに命令する。
「ナツキ様、悪いカロリーネ女王を切ってください。」「そうだね。」
ナツキは聖剣を抜き、カロリーネに切りかかる。アニタがナツキの剣を受け止める。カロリーネはアニタに言う。
「ナツキ様を切っても構いません。止めてください。」
ナツキは操られているとはいえ、剣の腕はアニタより上である。殺す気でかからないと太刀打ちできない。アニタはナツキの剣げきを3度受け止める。俺はアニタに言う。
「ナツキの動きを止めて、何とかするから。」「はい。」
しかし、アニタは防戦一方になつている。俺はナツキにサンダーボルトを打ち込む隙を伺う。俺はミームのことを失念していた。ミームが俺に向かって炎の渦を繰り出す。
完全に気づくのが遅れて対処できない。俺は炎の渦に巻き込まれる。
同時にミームの3人の護衛は本性を現して、エック、エマ、ヨーゼフと対峙する。
カロリーネについて俺たちは部屋に入る。ミームは護衛を3人連れてくる。ミームや護衛たちからは感情を感じられない。まるで殻に閉じこもって見えないようにしているようだ。
それでもカロリーネとミームは笑顔の表情をしている。俺にはできない芸当である。ミームがカロリーネに言う。
「ルーマ王国とエマール王国が手を取り合うことは価値があります。」「遠方の国と手を取り合うことに魅力を感じません。商人の往来もないはずです。」
「私たちの間には、ハイドランド帝国と言う強大な軍事国家が存在します。手を取る会うことでけん制が出来ます。」「我が国はハイドランド帝国までの国々と条約を結んでいます。」
「私たちも加えてはくれませんか。」「貴国は他の国々とは異なります。」
「どういうことですか。」「魔王ミームが支配しているからです。」
「私は人間ですよ。」「私たちはあなた方4人を魔族だと考えています。」
「ひどいですわ。ナツキ様は私を信じてくれますね。」「ああ、信じるよ。」
ミームはまたしてもナツキを虜にする。
「ナツキ様、しっかりしてください。」
カロリーネの声はナツキに届かない。ミームがナツキに命令する。
「ナツキ様、悪いカロリーネ女王を切ってください。」「そうだね。」
ナツキは聖剣を抜き、カロリーネに切りかかる。アニタがナツキの剣を受け止める。カロリーネはアニタに言う。
「ナツキ様を切っても構いません。止めてください。」
ナツキは操られているとはいえ、剣の腕はアニタより上である。殺す気でかからないと太刀打ちできない。アニタはナツキの剣げきを3度受け止める。俺はアニタに言う。
「ナツキの動きを止めて、何とかするから。」「はい。」
しかし、アニタは防戦一方になつている。俺はナツキにサンダーボルトを打ち込む隙を伺う。俺はミームのことを失念していた。ミームが俺に向かって炎の渦を繰り出す。
完全に気づくのが遅れて対処できない。俺は炎の渦に巻き込まれる。
同時にミームの3人の護衛は本性を現して、エック、エマ、ヨーゼフと対峙する。
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