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第9章 魔王ミーム
第9話 アスモダイ、魔族たちを掌握する
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アスモダイは、ルーマ王国にいる上位の魔族15人を集める。魔族たちはアスモダイを魔王の威を借りていると考え、不機嫌である。
「今から、魔力を抑える訓練をして、魔力の気配を消す訓練をする。」「何を仕切っているんだ。魔王の腰ぎんちゃくが。」
アスモダイは、文句を言った魔族を魔力がこもった拳で殴りつける。魔族は首を傾けて避けるが左耳がちぎれる。まともに顔面に食らっていたら首から上は無くなっていただろう。
魔族は右手に魔力の剣を作りだし、アスモダイを袈裟切りにする。しかし、アスモダイはキズ一つ付いていない。彼は魔力で体を硬化して斬撃を防いだのだ。アスモダイは魔族に言う。
「剣はこうやって使うのだ。」
彼は右手に魔力の剣を作りだし、閃光の斬撃で魔族の首をはねる。そして、魔族の首を掲げて言う。
「俺に不満のある者は、かかってこい。みんな首をはねてやる。」
アスモダイに逆らう者は出てこない。彼は力を示して魔族を率いる部隊長になる。それでも不平は出る。
「どうして、魔力を消す必要がある。俺たちは魔力の大きさを示して地位を得るんだ。そんなことをしていたら、なめられるだけだ。」
「お前たちはエマール王国で魔王ミーム様と共に暴れたくはないのか?相手は勇者一行だ。こんなおいしい獲物を逃すのか?」
「俺たちは戦いたい。だが、魔力を消すことと何の関係がある。」「ミーム様の計画のためだ。人間に化けなくてはならない。」
「俺たちはできるぞ。」「魔力を消すことが出来るか。」
「出来る奴がいるわけないだろう。」「ミーム様は出来た。だから1人でエマール王国へ向かわれた。」
「そんな楽しいことをミーム様は独り占めかよ。」「ミーム様の計画に乗るために我々は訓練が必要だ。」
「そう言うことならやってやるよ。」
アスモダイたちは、完全に魔力が漏れ出ることを防ぐ訓練を始める。
ミームたちは、何事もなく旅を続けている。ルーマ王国周辺では、悪評が広まっているため、誰も手を出すことがない。しかし、それを知らない者には格好の得物に見える。
今、丘の茂みから、こちらへ向かってくるミームたちを観察している者がいる。
「今から、魔力を抑える訓練をして、魔力の気配を消す訓練をする。」「何を仕切っているんだ。魔王の腰ぎんちゃくが。」
アスモダイは、文句を言った魔族を魔力がこもった拳で殴りつける。魔族は首を傾けて避けるが左耳がちぎれる。まともに顔面に食らっていたら首から上は無くなっていただろう。
魔族は右手に魔力の剣を作りだし、アスモダイを袈裟切りにする。しかし、アスモダイはキズ一つ付いていない。彼は魔力で体を硬化して斬撃を防いだのだ。アスモダイは魔族に言う。
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彼は右手に魔力の剣を作りだし、閃光の斬撃で魔族の首をはねる。そして、魔族の首を掲げて言う。
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「どうして、魔力を消す必要がある。俺たちは魔力の大きさを示して地位を得るんだ。そんなことをしていたら、なめられるだけだ。」
「お前たちはエマール王国で魔王ミーム様と共に暴れたくはないのか?相手は勇者一行だ。こんなおいしい獲物を逃すのか?」
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「そう言うことならやってやるよ。」
アスモダイたちは、完全に魔力が漏れ出ることを防ぐ訓練を始める。
ミームたちは、何事もなく旅を続けている。ルーマ王国周辺では、悪評が広まっているため、誰も手を出すことがない。しかし、それを知らない者には格好の得物に見える。
今、丘の茂みから、こちらへ向かってくるミームたちを観察している者がいる。
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