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第8章 魔獣を操る者
第26話 ハイドランド大戦
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ハイドランド帝国の宰相と将軍たちは、カロリーネたちの進路から決戦の場を王都近郊の平原に決める。
俺たちは真直ぐ道を進んでいた。俺は魔力探知をしているが反応はない。しかし、アニタが何かを感じたようで俺たちに言う。
「この先に大軍がいます。」「ハイドランド帝国の軍隊ね。このまま進みましょう。」
「カロリーネ様、待ち構えているのですよ。避けた方が良いのではありませんか。」
カスパーが忠告する。おそらく2万以上の兵が待ち構えているだろう。
「正面から打ち破って帝国を黙らせます。」
カロリーネは、決着を付ける気である。彼女は俺たちの魔法と剣技に信頼を寄せているのだろう。
進むうちに平原のかなたに敵兵が見えてくる。それは平原を埋め尽くしていた。俺はカスパーの意見が正しかったのではと頭の端で思ってしまった。
カロリーネが指示する。
「このままの速度で進んでください。魔法士の方は、射程に入ったら攻撃を始めてください。剣士と騎士たちは迫って来る兵を排除してください。」「はっ。」
俺はすでに敵軍がファイヤーボールの射程に入っていた。空に無数のファイヤーボールを作りだすと兵に向けて撃ち出した。
アネットが言う。
「もう、攻撃が出来るの。」「ファイヤーボールだけよ。他は遠すぎるわ。」
ファイヤーボールの攻撃は一方的なものになる。帝国側はまだ反撃の手段がなかった。次にローズがファイヤーボールの攻撃を始める。
帝国軍は平原の草が燃え出し消火に手間取り混乱している。俺たちは、アネット、カスパー、ポールが攻撃に加わる。
さらに近づくとエック、エマ、ヨーゼフが攻撃に加わる。この時、俺はディープウェーブで先鋒の軍を押し流した。
将軍たちが宰相に言う。
「このままでは戦どころではない。軍を引き揚げるぞ。」「お待ちください。ここには帝国軍のほぼ全軍がいるのですよ。それが負けを認めるのですか。」
「誇りのために兵の命を無くすわけにはいかない。今後は魔法士を育てるがよろしかろう。」
将軍たちが話している間にも、アネット、ローズ、カスパー、ポール、エック、エマ、ヨーゼフがパイルサイクロンで兵たちを粉砕している。
帝国軍はまともに戦えずに撤退したが半分の兵力を失っていた。宰相はアリュード四世に報告をする。
「わが軍4万はカロリーネ王女たちに立ち向かいましたが、半数の2万の兵を失い敗走しました。」「なんだと信じられん。」
「あの者たちは化け物です。」「分かった。今は領内で反乱が起きないように注意してくれ。」「はっ。」
ハイドランド帝国軍の敗退の話は国内のみならず周辺諸国にも知れ渡った。そうして、後にこの戦いはハイドランド大戦と呼ばれるようになり、以降帝国は衰退していく。
俺たちは真直ぐ道を進んでいた。俺は魔力探知をしているが反応はない。しかし、アニタが何かを感じたようで俺たちに言う。
「この先に大軍がいます。」「ハイドランド帝国の軍隊ね。このまま進みましょう。」
「カロリーネ様、待ち構えているのですよ。避けた方が良いのではありませんか。」
カスパーが忠告する。おそらく2万以上の兵が待ち構えているだろう。
「正面から打ち破って帝国を黙らせます。」
カロリーネは、決着を付ける気である。彼女は俺たちの魔法と剣技に信頼を寄せているのだろう。
進むうちに平原のかなたに敵兵が見えてくる。それは平原を埋め尽くしていた。俺はカスパーの意見が正しかったのではと頭の端で思ってしまった。
カロリーネが指示する。
「このままの速度で進んでください。魔法士の方は、射程に入ったら攻撃を始めてください。剣士と騎士たちは迫って来る兵を排除してください。」「はっ。」
俺はすでに敵軍がファイヤーボールの射程に入っていた。空に無数のファイヤーボールを作りだすと兵に向けて撃ち出した。
アネットが言う。
「もう、攻撃が出来るの。」「ファイヤーボールだけよ。他は遠すぎるわ。」
ファイヤーボールの攻撃は一方的なものになる。帝国側はまだ反撃の手段がなかった。次にローズがファイヤーボールの攻撃を始める。
帝国軍は平原の草が燃え出し消火に手間取り混乱している。俺たちは、アネット、カスパー、ポールが攻撃に加わる。
さらに近づくとエック、エマ、ヨーゼフが攻撃に加わる。この時、俺はディープウェーブで先鋒の軍を押し流した。
将軍たちが宰相に言う。
「このままでは戦どころではない。軍を引き揚げるぞ。」「お待ちください。ここには帝国軍のほぼ全軍がいるのですよ。それが負けを認めるのですか。」
「誇りのために兵の命を無くすわけにはいかない。今後は魔法士を育てるがよろしかろう。」
将軍たちが話している間にも、アネット、ローズ、カスパー、ポール、エック、エマ、ヨーゼフがパイルサイクロンで兵たちを粉砕している。
帝国軍はまともに戦えずに撤退したが半分の兵力を失っていた。宰相はアリュード四世に報告をする。
「わが軍4万はカロリーネ王女たちに立ち向かいましたが、半数の2万の兵を失い敗走しました。」「なんだと信じられん。」
「あの者たちは化け物です。」「分かった。今は領内で反乱が起きないように注意してくれ。」「はっ。」
ハイドランド帝国軍の敗退の話は国内のみならず周辺諸国にも知れ渡った。そうして、後にこの戦いはハイドランド大戦と呼ばれるようになり、以降帝国は衰退していく。
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