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第2章 上級魔法士
第10話 天使と悪魔
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俺たちは、衛兵2人を連れて、ベンの案内により青年たちのアジトへ行く。アジトは裏通りからさらに人一人がようやく通れるスペースを入った所にあった。
かなり臭いにおいがする。衛兵の1人が漏らす。
「臭いな耐えられん。」「悪かったな俺たちはこういう場所しか居場所が無いんだよ。」
ベンが怒って言う。俺たちは臭くて崩れそうな建物の中に入る。すると声がする。
「カンツ帰って来たのか。」「お前たちを捕まえに来た覚悟しろ。」
衛兵が言う。
「何だ衛兵か俺たちを捕まえるって、本気か?」「もう5人捕まえているぞ、あとはお前たちだけだ。」
建物の中には青年が5人いる。5人とも動じた様子は見られない。獲物を見るような目をこちらに向けて剣を抜く。
アニタが俺に警告する。
「こいつら強いですよ。」「アニタは大丈夫?」
「私は平気ですがアニエス様をお守りできません。」「私のことは気にしなくていいから全力でおやりなさい。」「はっ。」
アニタは木剣を抜く。それを見た青年たちは笑い出す。
「お嬢ちゃん、そんなものでおままごとでちゅか。」「わはははー」
衛兵2人が剣を抜くアニタと衛兵は向かって行く。アニタは青年の振りかぶって打ち込んできた剣をかわすと青年ののどを狙って突きを繰り出す。
青年はかわしながら新しいおもちゃでも見つけたようにいやらしく笑う。青年はアニタの首を狙って剣を横に振る。アニタは姿勢を低くしてかわし青年の足を狙う。
それを青年は飛んでかわし、上段からアニタの頭に剣を撃ち込む。その瞬間アニタは後ろへ飛ぶ。
その間に残りの4人の青年は衛兵2人を倒している。しかし、1人は腹を刺され重傷である。しかし他の3人は仲間のけがを心配する様子はない。
1人がアニタの相手をしている青年をはやし立てる。
「アヒム、何やっているんだ。ダンスでもしているのか。」「黙っていろ。面白い相手なんだから。」
「じゃあ俺たちはガキどもをしめるわ。」
ベンたちが構える。しかし、ベンたちには明らかに荷が重い。俺が対処するしかなさそうだ。俺はファイヤーボールを3つ飛ばす。
青年たちは避けようとするが、俺がコントロールしているので逃げることはできない。3人は炎に包まれて転げまわる。そして動けなくなる。
俺は炎を消すとウインドバインドで3人を拘束する。俺はアニタに言う。
「こちらは片付いたからそいつを倒しなさい。」「はい、アニエス様。」
俺は衛兵の傷をヒールウインドで応急処置をする。ちなみに詠唱は「命のいぶきよ、傷を癒せ。ヒールウインド」である。
衛兵は何とか動けるようになる。青年たちが死ぬのは構わないが衛兵に死なれるのはまずい。
アニタとアヒムの戦いは続いている。アニタは徐々に壁際に追い込まれたいる。アヒムが上段から剣を振り下ろす瞬間、アニタは後ろへ飛び壁を蹴ってアヒムを飛び越える。
彼女はアヒムを飛び越える瞬間、木剣で彼の頭に一撃入れる。そしてアヒムは倒れる。
ベンたちはアニタを称えて白い悪魔と言う。アニタのこの2つ名は後に騎士団にも広がる。
アジトには衛兵の応援が駆け付ける。そして4人の青年が連行される。残りの青年は助からなかったのだ。
俺はベンたちに言う。
「これからも仕事を続けられるかしら。」「はい、頑張ります。天使のアニエス様と悪魔のアニタ様がついているから大丈夫です。」
俺の中身は天使と程遠いが良しとする。アニタの悪魔は申し訳なく思う。
かなり臭いにおいがする。衛兵の1人が漏らす。
「臭いな耐えられん。」「悪かったな俺たちはこういう場所しか居場所が無いんだよ。」
ベンが怒って言う。俺たちは臭くて崩れそうな建物の中に入る。すると声がする。
「カンツ帰って来たのか。」「お前たちを捕まえに来た覚悟しろ。」
衛兵が言う。
「何だ衛兵か俺たちを捕まえるって、本気か?」「もう5人捕まえているぞ、あとはお前たちだけだ。」
建物の中には青年が5人いる。5人とも動じた様子は見られない。獲物を見るような目をこちらに向けて剣を抜く。
アニタが俺に警告する。
「こいつら強いですよ。」「アニタは大丈夫?」
「私は平気ですがアニエス様をお守りできません。」「私のことは気にしなくていいから全力でおやりなさい。」「はっ。」
アニタは木剣を抜く。それを見た青年たちは笑い出す。
「お嬢ちゃん、そんなものでおままごとでちゅか。」「わはははー」
衛兵2人が剣を抜くアニタと衛兵は向かって行く。アニタは青年の振りかぶって打ち込んできた剣をかわすと青年ののどを狙って突きを繰り出す。
青年はかわしながら新しいおもちゃでも見つけたようにいやらしく笑う。青年はアニタの首を狙って剣を横に振る。アニタは姿勢を低くしてかわし青年の足を狙う。
それを青年は飛んでかわし、上段からアニタの頭に剣を撃ち込む。その瞬間アニタは後ろへ飛ぶ。
その間に残りの4人の青年は衛兵2人を倒している。しかし、1人は腹を刺され重傷である。しかし他の3人は仲間のけがを心配する様子はない。
1人がアニタの相手をしている青年をはやし立てる。
「アヒム、何やっているんだ。ダンスでもしているのか。」「黙っていろ。面白い相手なんだから。」
「じゃあ俺たちはガキどもをしめるわ。」
ベンたちが構える。しかし、ベンたちには明らかに荷が重い。俺が対処するしかなさそうだ。俺はファイヤーボールを3つ飛ばす。
青年たちは避けようとするが、俺がコントロールしているので逃げることはできない。3人は炎に包まれて転げまわる。そして動けなくなる。
俺は炎を消すとウインドバインドで3人を拘束する。俺はアニタに言う。
「こちらは片付いたからそいつを倒しなさい。」「はい、アニエス様。」
俺は衛兵の傷をヒールウインドで応急処置をする。ちなみに詠唱は「命のいぶきよ、傷を癒せ。ヒールウインド」である。
衛兵は何とか動けるようになる。青年たちが死ぬのは構わないが衛兵に死なれるのはまずい。
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俺はベンたちに言う。
「これからも仕事を続けられるかしら。」「はい、頑張ります。天使のアニエス様と悪魔のアニタ様がついているから大丈夫です。」
俺の中身は天使と程遠いが良しとする。アニタの悪魔は申し訳なく思う。
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